境界性のパートナーが「わからない」と思うこと | 高機能型境界性パーソナリティ障害の彼の呪縛から抜け出す

高機能型境界性パーソナリティ障害の彼の呪縛から抜け出す

高機能型境界性パーソナリティ障害の彼と関わってしまったこと、それにより失ったもの、得たもの、学んだこと、、、ふう。沢山ありすぎて。
記録と心の整理の意味で出会いから経過、現状を少しずつ書いていこうと思います。

「どうしてそんな変な人と付き合ったの?」

境界性の人とお付き合いして、その試し行為に苦しんでいるパートナー達は、ほとんど全員が周りからそういわれます。

 

だって、わからなかったんだもの!!!

 

最初はとってもいい人にみえるのです。

優しくて明るくてマメで社交的。

そして、グイグイと近寄ってきて、いつの間にか心の中に居座ってしまう。

 

そんな感じだったのではありませんか?

 

「こんなに愛情を向けてくれるなんて、よっぽど私が好きなのね。私を大切にしてくれるに違いないわ。」

 

こちらもすっかり信用してお付き合いが始まると、、、

 

1~3ヶ月後に突然のデカいパンチをくらうのです。

初、試し行為!

ですね。

 

その理由は人それぞれですが、まあ、たいていが「別れよう」ですね。

 

えっ?

今までの超好き好きモードはなんだったの?

私、何か悪いことした?

 

突然。本当に突然の「大好き」から「別れる」に、パートナー側は誰しもが面くらいます。

普通の感覚であれば、自分の言動を振り返り、傷つけたことがあったのだろうか、気に障ることをしてしまったのだろうか、などと自問自答します。大好きになってしまった人からの突然の拒絶に苦しみながら。

 

そんなのいらないです!

苦しむ必要なんてないです。

だって、あなたに原因はないのですから。

そして彼らは本気で別れる気なんてさらさらないのですから。

 

境界性の彼と付き合って3ヶ月。

突然、「やっぱりおまえとは合わない。別れよう。」とLINEでいわれた女性から相談がありました。

その女性は「そっか。ごめんね、好きだからそれを押し付けていたんだね。」と返事をしながら、

その突然の心変わりに動揺して私に連絡をしてきたのでした。

その女性はその前から彼の言動にちょっとおかしな点があることから色々と調べて「境界性かも」と

相談してきていた方だったのですが、それを聞いて、あー、きたきた、と。

 

「それは試し行為です。彼は本気で別れるつもりはありません。いや、大好きだから別れたくない、という言葉を期待していたのです。それを得られなかったから、今、彼は不安になっていると思います。そして、きっと、なにかしらの理由をつけて関係を元に戻そうと連絡をしてきますよ。」と答えた翌日、

 

「何を考えているのでしょうか。彼から、『おまえは人間的にいいやつだから、これからもたまに連絡をとって会ったりしよう』っていってきたんです。馬鹿にしているのでしょうか。」とその女性から連絡がありました。

 

ほらね。

 

馬鹿にしているつもりは全くないのです。

ただ、相手の気持ちを全く考えていないだけ。

自分が何かしらの不安や心配事、イライラを抱えて、それを身近な相手にぶつけた、または、彼女が離れていくかもと不安に感じることが(勝手に)あり、そういう形で試してきたのです。

自己中心的な人達ですね・・・

 

こんな風に試し行為や八つ当たりがどんどんエスカレートしていきます。

次はもっと大きな理由をつけて。

 

彼らはあなたのことを本当の意味で愛しているのではありません。

外見がいい、学歴・職歴がいい、環境に憧れている、お金がある、華やかな人脈、など、彼らにとって魅力にうつる何か、または全部をあなたが持っているからです。そして、一番彼らにとって必要な、「放っておけない」「他者の為に尽くしてしまう」という性格を持っているはずです。

 

もちろん、彼らも意識的に選んでいるのではなく、無意識で自分にとって有益な相手を「彼らの意味する『好き』」になっているだけなのです。

 

彼らと長く付き合っていくと、そのことを嫌というほどみせつけられ、どんどん寂しく悲しく苦しくなってきます。

好きな人が自分と同じ感覚での「好き」じゃないことがわかるのって、本当に悲しいです。

 

でも、彼らは変わらないです。