人間と居住空間 | seawinterのブログ

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絵は語りたいメッセージである。自由に想像の世界に遊べば良い。
ブログは内面のスケッチ集である。
ここから 創作へのステージは開かれている。

(平成26年4月1日  記) より

2010年・平成22年、 鈴木章氏・根岸英一氏がノーベル化学賞を受賞されました。有機合成のクロスカップリング反応を開発とニュースがあった年です。

 

同年8月9日、夫は重い脳梗塞を発症し、身動きが出来ない状態になりました。即 入院 となりました。

 

その後一応は 命は 取り留めましたが 以前から 発言も出来ない状況で、介護生活が長く続いていて、私の体力は極限に達しておりました。

 

ケアマネージャーさんは病院での療養を望むように進言してくださり、それに従いました。

 

始めは私のことも判らない状態でしたが、16ヶ月経った平成24年正月元旦に、いつもと同じように夫の病室に行くと、聞こえない声で「あゝお前か~~」と、久しぶりにわたしの存在を認めたのです。

 

それから度々であるが内面の声で、私にメッセージを発し、私は周囲に違和感の無いように振る舞った。

 

認知症であったが 最後の7ヶ月間は、このように交流があったのです。

 

さて、ご両親の介護を終えた一人暮らしの友人が2日でも3日でも泊まりに来てねと、うれしいお誘いの電話を受けました。

 

私も一人暮らしで天下晴れての ” 自由 ” を 手に入れた身の上です。

 

しかし、介護生活の疲れで、まだ体調不良が続いており、以前の創作活動は全く出来ていない状況です。

 

実は、うれしい気持ちは本当ですが、その3日間の自分の有り様を全く想像できず、大変 悩みました。

 

友人は「お泊りも慣れてくるよ~~」と 申しますが、狭くても自分の家、この居住空間での気ままな行動こそが 「大事」 であり、「大切」 と 思い至りました。

 

さて、最後の短い期間であれば 病院施設で 死 を迎えるのは、考えられることでしょうが、人間にとって 日常の居住空間こそは リラックスの 元 なのです。

 

ましてや自分が誰であるかを思い出したであろう 夫は、 今、 何処に居るかは、最後まで 理解することは出来ない中途半端な状況で、

「怒り」として、私に伝えていたように、この度 判ったのです。

 

今回の友人のお誘いが無かったら、夫の怒りの意味を推し量る事は出来なかったでしょう。

 

異空間での緊張感をみなぎらせ続けた夫 !

 

それは想像を絶する程 過酷な状況ではなかったでしょうか?

 

52万人?の高齢者の為の福祉のありようを考えられておりますが、精神面まで考慮してほしいものです。

 

ハード面は 勿論、より ソフト面 も 重きをおいてほしいのです。

 

そして、 介護者支援 にも、 やさしい考慮がなされるよう願っております。

あまりにも、それが、当たり前じゃないの? と、切り捨てられて居るのが現状ですので・・・・・

 

死にかけた? 者 からの 必死の思いです。

 

好奇心旺盛な私は 新聞 や 本・TV などから、色んな情報の洪水の中から、自分の好奇心を満たす未知の事にアンテナをバリバリ張り続けて、やっと目標を見つけつつあります。

 

そして、友人にある提案をし、友人も賛同してくれて、共通する、ひとつの目標に向かって集う事になりました。

 

日常の居住空間と共通の目標意識の為の参集空間は、それぞれ重要な意味を持って大切な 場所 となるでしょう。