昨夏に続き、今夏も「分とく山」にてランチして来ました。(汗)

 

 竹芝のホテル・インターコンチネンタル東京ベイにある『分とく山』(※1)です。

 

 

 『分とく山』(※2)の本店は南麻布にあり、ディナーだけの営業なのです。

 

 蒸し暑い夏の夜にそこまで出かけるのはカミサンが嫌がるので、ランチにすると本店以外になります。

 

 ちなみに、誕生日が近いカミサンとガキ(娘)のバースデーを兼ねたランチなのです。

 

 

 先附(さきづけ)

 

 白っぽいものは長いも、それにオクラといくらが添えてあります。

 

 やや冷えていて夏に食べるには清涼感があります。

 

 しかし、出汁が美味しすぎて、もったいないとばかり飲み干してしまいました。(汗)

 

 

 凌ぎ(しのぎ)

 

 もち米に漬けまぐろです。

 

 まぐろ漬け丼のミニチュア版という感じになりますが、もち米がホントに美味しすぎて、まぐろ漬け丼とは思えない一品になってました。

 

 

 「分とく山」(※3)

 

 まずは生ビールを飲んでおりましたが、美味しいものばかり出て来ると冷酒を飲みたくなるものです。

 

 考えてみると昨夏も同じことをやってました。

 

 「だったら、はじめから冷酒でよかったんじゃない♪」

 

 ガキに言われてしまいましたが、この「分とく山」(純米吟醸酒)はなかなか良い味をしています。

 

 

 お椀(おわん)

 

 お椀の真ん中に鎮座する食べ応えがありそうな練り物は海老の真丈です。

 

 実際、ボリュームがあり食べ応えがありました。(笑)

 

 しかし、これも出汁が効いてました。

 

 お行儀悪いとは思いますが、飲み干してしまいました。

 

 

 造り

 

 『カンパチ』(※4)の造りです。

 

 見た目からすると「ふーん、カンパチか」と特に感動も何もないまま、ひと切れ食べてみると厚みがあるので食べ応えがありました。

 

 それも食べ応えだけでなく噛み応えもあり、「酒の肴に合うな♪」と冷酒を飲みながら冷酒に負けない『カンパチ』の味わいにモノが違うことに気づかされました。

 

 

 組肴(くみざかな)

 

 見た目からすると「炊き合わせ」ですよね。(爆)

 

 画像では伝わらないのは器がヒンヤリしていることです。

 

 冷たい「炊き合わせ」で、特に凝った食材はないのが淋しい感がありましたが、ひとつひとつ食べてみる出汁がしっかりと染み込んでいて、とてもヒンヤリしているのです。

 

 「美味しい!」

 

 もちろん冷酒に合い、すごく幸せな気持ちになります。

 

 

 強肴(しいざかな)

 

 「えっ、何これ?」

 

 運ばれて来たのを見て思わず言ってしまいました。

 

 インパクトありすぎです。

 

 黄色いつぶつぶはとうもろこしです。

 

 そのとうもろこしで埋め尽くされていてわかりづらいですが、『丸なす』(※5)の上にのってるのです。

 

 画像では伝わらないのは、器の熱さです。

 

 もちろん火傷したりはしませんが、出来立ての状態を保つためなのかいい按配の熱さでした。

 

 『丸なす』には濃すぎない味噌がかかっていて皮まで食べれてしまいました。

 

 

 土鍋ご飯

 

 昨夏はランチとしては贅沢な「徳風」にしましたが、今夏は「分福」にしました。

 

 昨夏はボク自身が「鮑磯焼」(or「鮑の磯焼き」)に拘ったからですが、品数がやや多く、全体的にもボリュームがややあったものだからカミサンやガキの胃袋には多すぎたようです。

 

 今夏も「分とく山」のランチにすると話したところ「鮑磯焼」はいらないとガキから言われてしまいました。

 

 でも、「土鍋ご飯は食べれる?」とも言われ、それは外せないので「分福」にしたのです。

 

 

 土鍋ご飯

 

 実は昨夏の「鮎」の土鍋ご飯を食べたいというリクエストがあったのですが、今夏は不漁だったので「しらす」の土鍋ご飯になりました。

 

 「鮎」ではなかったのは残念な思いはありました…

 

 

 土鍋ご飯

 

 「しらす」の土鍋ご飯…

 

 イマイチ納得できないという思いのまま、土鍋ご飯の香りを嗅ぐと上品な旨味が漂い、食をそそられたからタマリません。

 

 しっかり二杯目もいただきました。

 

 絶品でした。

 

 

 甘味(かんみ)

 

 最後はデザートです。

 

 ラズベリー、ブルーベリーにヨーグルト味が添えられたゼリー寄せでしょうか。

 

 シンプルながらも清涼感があってさっぱりした味わいで美味しかったデス。

 

 

 甘味(かんみ)

 

 ちなみに、こちらのデザートはカミサンとガキへの「分とく山」さんからのサプライズです。

 

 予約の際に誕生日祝を兼ねてるが配慮無用とは伝えておいたのですが、ささやかな気遣いに感謝しております。

 

 ひと通り食べてみて思うのは、何気ない一品でも奥深い味わいを堪能させる和食というのは凄いものがあることです。

 

 フレンチやイタリアンも中華も良いのですが、やっぱりボクは和食だなと思いました。

 

 

 ※1 分とく山/ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ

    http://www.interconti-tokyo.com/restaurant/waketokuyama/

 

 ※2 分とく山(わけとくやま)会席料理-広尾

    https://waketoku.com/

 

    分とく山 (わけとくやま)

    https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130703/13005469/

 

 ※3 山形県米沢市の日本酒  東光 - 小嶋総本店

    https://www.sake-toko.co.jp/

 

 ※4 カンパチとブリの違い! 見分け方や出世魚か、値段・味・旬等は違う?

    https://syoku-life-labo.com/kanpachi-buri/

 

 ※5 丸なす

    https://www.yasainavi.com/zukan/eggplant/marunasu

 

 

 「分とく山」(その1) ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ  2018.7.25

 https://ameblo.jp/seasky-sun/entry-12461602828.html

 

 「分とく山」(その2) ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ  2018.7.25

 https://ameblo.jp/seasky-sun/entry-12461604301.html

 

 「分とく山」 ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ  2019.7.30

 https://ameblo.jp/seasky-sun/entry-12499617400.html