FIVB Nations League 2023も、いよいよ最終日となりました!

 

5月30日(火)に開幕して以降、1ヶ月半余りにわたって行われてきました今大会ですが、いよいよ今日(現地時間7月16日(日)、日本時間7月17日(月・祝))、世界の頂点に立つチームが確定しますね。

 

 

この優勝決定戦に臨むこととなったのは、中国トルコになりました。

 

この組み合わせは、予選ラウンドの感じからしますと、少し意外な結果になりましたね。予選ラウンドは、トルコは、9勝3敗の勝ち点29で3位、中国は8勝4敗の勝ち点24で5位での決勝ラウンド進出でした。

 

しかし、昨日の準決勝からしますと、これら2チームは今大会中に試合を重ねるごとに強さを発揮してきています。特にトルコは、メンバー的にも次第に揃える戦略できており、現時点では非常に強力なチームになっていますね。

 

この両チームは、予選ラウンドでは対戦しておらず、今日の優勝決定戦が、今大会初の顔合わせになります。

https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/vnl-2023/teams/women/5837/schedule/

 

果たしてどんな結果になるのか、全く予測ができませんね。

 

 

また、他方で、3位決定戦は、ポーランドと開催国のアメリカとの対戦になりました。

 

ポーランドは予選ラウンドを1位通過したチームとして、またこの数年もの凄い勢いで力をつけてきているチームとして、この3位決定戦では何とか勝利して銅メダルを獲得したいと考えているでしょう。

 

他方で、アメリカは、世界ランキング1位のチームとして、またこの決勝ラウンドの開催国として、メダルの獲得は、最低条件だと考えていると思います。

 

この両チームは、予選ラウンドでは第14日に対戦しており、フルセットまで縺れた結果、アメリカが勝利しています。

しかし、このときも、第3セットから第5セットまで、全てデュースにまで縺れる際どい勝負でした。

https://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12808275188.html

 

迫力満点のポーランドと、タレント集団のアメリカの対戦がどうなるかも、非常に興味深いですね。

 

 

そうした大注目の2試合の結果をメモしておきます。

 

 

3位決定戦のポーランドvsアメリカが、日本時間明朝午前4:00~

優勝決定戦の中国vsトルコが日本時間明朝午前7:30~

の予定となっています。

https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/vnl-2023/schedule/

 

 

なお、FIVB Nations League 2023 の全体概要・日程等につきましては、下記記事に整理しています。

 

「来週火曜日から、FIVB Nations League 2023 開幕!!」

https://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12804831515.html

「FIVB Nations League 2023 概要!!」

https://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12796192812.html

 

この大会については、有料ですが(月額999円)、全試合についてVolleyball TV(VBTV)での配信がなされています。

https://www.volleyballworld.tv/section/Volleyball%20Nations%20League

 

 

 

 

【公式サイト】

 

FIVB

https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/vnl-2023/

JVA

https://www.jva.or.jp/international2023/vnl_women/

BS-TBS

https://bs.tbs.co.jp/nationsleague/

VBTV

https://www.volleyballworld.tv/section/Volleyball%20Nations%20League

 

 

 

【対戦日程】

 

*現地時間表記で、右横の( )内は、日本時間です。

便宜上、現地で行われる各日中の試合を、現地時間順ではなく、日本時間の順(( )内の時間順)に列記しました。

*なお、各試合の下にVBTVのリンク先を貼っておきます。

*試合開始時刻はFIVBの公式サイトの記載に従いました。

https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/vnl-2023/schedule/

 

*誤記等の可能性がありますので、正確には、必ず公式サイトをご確認ください。

 

 

 

[決勝ラウンド]

 

3位決定戦・決勝戦

 

7月16日(日)

 

 

3位決定戦

 

14:00(28:00) ポーランド 3-2 アメリカ

第1セット 25-15

第2セット 16-25

第3セット 25-19

第4セット 18-25

第5セット 17-15

(マッチセンター)

https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/vnl-2023/schedule/16126/

(スタッツ)

https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/vnl-2023/schedule/16126/#boxscore

https://www.fivb.org/vis2009/getdocument.asmx?no=256602296

Volleyball TV

https://www.volleyballworld.tv/live/241258/womens-vnl-finals-2023-3rd-place-match

https://www.volleyballworld.tv/video/500301/womens-vnl-finals-2023-poland-vs-united-states-replay

 

 

第1セット

U29サーブがアウトによるP1点から開始

U5クロスフェイントで、1-2

アメリカは、昨日の第4セットあたりと同じメンバーですね。Sハンコック、OPドルーズ、OH29ラニエル、OH5フレンティ、MB15ワシントン、MB16ダナですね。

ポーランドも昨日同様のメンバーで、S26、OP9スティシャク、OH11ウカシク、OH30ロザニスキ・オリビア、MB5コンコレフスカ、MB95ジュラシクですね。

6-10で、P1回目TO

今日は、ここまでアメリカがとしても落ち着いたプレーでリードしていますね。昨日のバタバタ感はないです。

16-13でU1回目TO

ポーランドが逆転しました。アメリカはいくつかのいくつかのミスをきっかけにリズムを失った感じですね。

20-15で、Uハンコックに代わって7カリーニ、イン。セッター替えました。

第1セット、25-15でポーランドが取りました。このセットは、アメリカは出だしはよかったですが、中盤手前くらいからサーブで崩されるようになり、自らのアタックミスなども絡んで逆転されて以降、元気をなくしてしまったという感じですね。昨日の試合と似た感じになってしまっています。

ボーランドは、ここまでリズミカルで非常にいいですね。

 

第2セット

アメリカは、大きくメンバーを変えて、セッターは最初から7のカリーニ、トンプソンOP、ケルシーOH、スキナーOH、オニールMB、オグボグMBです。リベロ以外、全員入れ替えましたね。

3-7でP1回目TO

8-15でP2回目TO

第2セット、16-25でアメリカが取りました。最後はスキナー選手の豪快クロスでした。

このセットは、アメリカがメンバーを総入れ替えし、第1セットとはほとんど別のチームで戦いましたが、これがよかったですね。このセットは冒頭何度かサイド陣の気合の入った怒りのクロスが決まり、そこから完全にリズムに乗ってテンポよく攻められたセットになりました。

両チーム、次が大事ですが、どうなるでしょう。

 

カーチキライ監督のインタビューでは、監督は、今日のポーランド戦は秋のパリ五輪予選に向かて非常に貴重な経験になっている、とのことでしたね。確かに、この両チームは、秋のパリ五輪予選では同じC組に入っているので、対戦することになるのですね。

https://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12804732287.html

 

第3セット

スキナー選手のブロックアウトによるU1点から開始。

7-10、アメリカもラリーを取れるようになってきました。こうしてみますと、昨日今日と、それだけではないと思いますが、やはりセッターのハンコック選手の調子がいまひとつだったことが分かりますね。

8-11でP1回目TO

16-15でP逆転

17-15でU1回目TO

18-15で、Uスキナーに代わってフロンティアイン

第3セット、25-19でポーランドが取りました。しかし、ポーランドで負傷した選手がいるようです。倒れていますね。大丈夫でしょうか。キャプテンのコンコレフスカ選手だったようですが、ご自身で歩いてコート外に出られましたので、多分大丈夫なのでしようね。

このセットは、中盤以降アメリカがポーランドのサーブに崩されるようになり、リズムを失いましたね。追い詰められまたが、次のセット、取り返すことができるでしょうか。

 

第4セット

アメリカは、トンプソンに代わってドルーズが入りました。

しかし、そのドルーズ被ブロックによるP1点から開始。

3-4場面、再びポーランドの選手が絶えれました。今度はスティシャク選手だったようですが、立ち上がられましたね。大丈夫なようです。よかったです。ちょっと見逃しましたが、胸にボールが強打したという感じだったかもしれません。

そのスティシャク選手の被ブロックで、3-5。すぐにトスを上げましたね。

3-6でP1回目TO

9-9でU1回目TO

14-17で、Uチャレンジ、ワンタッチ有無、ノータッチ、失敗、14-17

17-21でP2回目TO。17-17からアメリカの4連続得点になりました。ドルーズ選手がサーブで崩し続けています。フルセットの予感ですね。

第4セットは、18-25でアメリカが取りました。最後は、オグボグ選手のDワイドストレートでした。

このセットは、冒頭からアメリカがリードし、途中何度か同点まで持ち込まれましたが、その都度アメリカが突き放して、最後は、17-17から7連続得点でセットポイントまで持ち込み、アメリカが取り切りました。

予選ラウンドでの対戦に続き、フルセット突入、どうなるか、全く分からないですね。

 

第5セット

Uサーブから、P9スティシアククロスがアウトの判定、0-1、しかし、オグボグワンタッチの自己申告のグリーンカードで、1-0

Uラリー中のドリブルで、2-0

U26サーブ、P5ブロックで3-0

Uドルーズブロックアウトで、3-1

Pスティシアククロスで4-1

U27フェイントがアウトで5-1

U1回目TO

Uスキナー豪快ストレートで、5-2

U24サーブネットで、6-2

P5サーブネットで、6-3

U26ブロック、対ライトで、6-4

Uドルーズサーブから、P30ダイレクトで7-4

U27強烈ストレートで、7-5

U27スキナーサーブがアウトで、8-5

U26強烈Dワイドクロスで、8-6

Pレフトブロックアウト、9-6

Uドルーズバックライト、9-7

Uハンコックイン、サーブ、エース! 9-8

P26ツーアタックで、10-8

Uケルシー強烈クロスで、10-9

P9スティシャク豪快クロス、11-9

P10サーブネット、11-10

U16ダナイン、サーブ

P9ストレートがアウトで、11-11、同点

U16ダナサーブがネット、12-11

Uドルーズ豪快クロス 12-12

Uドルーズサーブ

P11プッシュ、ブロックインで、13-12

U26見事なDワイドクロスで、13-13

Uドルーズ豪快バックライトで、13-14、逆転!

アメリカのマッチポイント

ここでP1回目TO

Uスキナーサーブ

Pスティシアクバックライトクロス 14-14

P11サーブネットで、14-15、アメリカ再びマッチポイント

U26サーブ

崩したが、P9バックライトクロスで、15-15

P95サーブから、P9バックライトブロックアウト、16-15、逆転、ポーランドマッチポイント!

P95サーブから、Uドルーズバックライトが被ブロック、17-15!

 

ポーランドが勝ちました!!

大絶叫の大歓喜ですね!

ポーランドの強国入りを強烈に印象づけた、この大会、この試合でしたね。チャレンジャーチームのメダルは、初めてのことだそうです。ポーランドの選手は涙ですね、おめでとうございました!!

 

 

いやぁ、白熱した試合でしたね。どちらが勝ってもおかしくない試合でした。ポーランドは本当に強くなりましたね。9番のスティシアク選手の決定力がもの凄いです。これに11番のウカシク選手(OH)も並みのアタッカーではありませんし、5番のキャプテン、コンコレフスカ選手(MB)の高さは驚異的で、さらに他の各アタッカーも俊敏で鋭いアタックを決められます。守備もいいですし、サーブも非常にいいです。これは、秋のパリ五輪予選のC組(イタリア、アメリカ、ポーランド、ドイツ、タイが属しています)は激戦になりそうですね。アメリカも全く油断はできなくなりました。

 

今日のポーランドのスタッツを見てみますと、

9番スティシアク選手がアタック決定本数20本の効果率13.21%、ブロック1本、エース2本、

11番ウカシク選手が12本の24.24%、ブロック1本、エース1本、

30番ロザニスキ選手が10本の25.00%、ブロック3本、エース1本

5番コンコレフスカ選手が9本の50.00%、ブロック3本、エース1本、

95番ジェラシク選手が8本の35.71%、ブロック2本、

7番ガルコースカ選手(OP)が3本の12.50%、

26番ワネルスカ選手(S)が1本の100.00%、ブロック1本、エース1本、

となっています。

 

やはり、9番のスティシャク選手が攻撃の中心となりながらも、他のアタッカー陣も満遍なくよく決められたことが顕れていますね。

 

対して、アメリカチームは、昨日今日の試合を見ていますとまだ完成されていない感じは受けますね。まさに個々人の高い能力で今の強さを発揮している感じで、メンバーもまだ固定はされていませんし、いろいろ試している感じはありました。特にレセプションがよくないために、相手のサーブで崩され、攻撃の形が作れずに苦しくなるという展開が多かったように思いました。ただ、秋のパリ五輪予選の頃にはまたどうなっているかは分かりませんね。

 

 

いやいやしかし、今大会、日本はポーランドとの試合はありませんでしたが、一度対戦してみてほしかったですね。果たしてどんなことになるのか、見てみたかったです。

 

ただ、こうして外国チームの試合を見ていますと、逆に日本の良さも見えてくる気がしますね。欲目はあると思いますが、やはり個々の選手の丁寧さ、巧さ、精緻さなどにおいては、日本は天下一品だと思います。世界一じゃないでしょうか。外国チームのような高さとパワーや猛烈な勢いは残念ながらありませんが、それでもこうした強力なチームと互角に勝負し、ときに勝利することもできるのですから、本当に捨てたものじゃありません。より一層の確度とスピード、さらにいろんな工夫をまじえて、こうした世界の強豪チームにも常時勝利できるチームに仕上がって頂きたいですね。

 

しかし、今日のアメリカの敗戦によって、世界ランキングは、アメリカが順位を下げて、トルコが暫定1位になったかもしれませんね。

 

 

何はともあれ、今大会のポーランドの躍進は、非常に素晴らしかったですね。

 

今後、ポーランドも上位国として常に意識される存在になりそうです。

 

ポーランド、銅メダル、おめでとうございました!!

 

 

 

 

 

優勝決定戦

 

17:30(31:30) 中国 1-3 トルコ

第1セット 22-25

第2セット 25-22

第3セット 19-25

第4セット 16-25

(マッチセンター)

https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/vnl-2023/schedule/16127/

(スタッツ)

https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/vnl-2023/schedule/16127/#boxscore

https://www.fivb.org/vis2009/getdocument.asmx?no=256602312

(各種論評)

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/607011?display=1

Volleyball TV

https://www.volleyballworld.tv/live/241259/womens-vnl-finals-2023-final

https://www.volleyballworld.tv/video/500320/womens-vnl-finals-2023-china-vs-trkiye-replay

 

 

第1セット

両チーム、ほぼ昨日のメンバーで臨んでいるようですね。

トルコのカラクルト選手の対角は、11番デリア選手が入られています。

中国のサーブミスによるトルコの1点から開始。

8-11でC1回目TO、トルコ11点目、カラクルト選手の見事なノータッチエースでした。

13-12で、中国逆転

15-16で、トルコ逆転

15-17でC2回目TO

トルコ23点目、カラクルトノータッチエース、18-23

22-24でトルコ2回目TO

第1セット、22-25でトルコが取りました。最後はライトのバルガス選手のブロックアウトでした。

トルコ、強いですね。今日も最初からリズムに乗っています。中国は試合の入りが少しよくなかったですね。次、どうなるでしょうか。

 

第2セット

ラリー後中国6番被ブロックによるトルコ1点から開始。

中国の7点目、素晴らしい速攻でしたね。7-10

9-10でT1回目TO

10-13でC2回目TO、トルコ13点目は、バルガス選手のエースでした

TO明け、再びバルガス選手のエースで、10-14

15-15で中国同点、リエイエイ選手が調子に乗ってきましたね

16-15で中国逆転

17-17でCチャレンジ、ワンタッチの有無、ワンタッチあり、成功、18-16

19-16でT2回目TO

中国22点目、リエイエイノータッチエース 22-18

23-20でCチャレンジ、ワンタッチ有無、ノータッチ、失敗、23-20

第2セット、25-22で中国が取り返しました。最後は、リエイエイ選手のBAでした。リエイエイ選手の調子が上がってきましたね。

ここまで互角の闘いです。次をどちらが取るかですね。

 

第3セット

ギネス選手のクイックによるトルコ1点から開始。

4-6でC1回目TO

8-13でC2回目TO

12-16でT1回目TO

第3セット、19-25でトルコが取りました。最後は中国6番サーブがアウトでした。

今日はトルコは、バルガス選手に加えてカラクルト選手がもの凄い気合で迫力十分ですね。トルコは、今大会優勝と世界ランキング1位のかかった試合ですから、力は入りますね。

次、中国は反撃なるでしょうか。

なお、今見てみしたら、現時点でやはりトルコがアメリカを抜いて、世界ランキング暫定1位になっていますね。中国は4位です。トルコは勝てば1位をキープですね。

 

第4セット

中国7クイックによる中国1点から開始。

中国5点目、リエイエイ選手のBA、見事でした、5-3

しかし、バルガス選手が止まりませんね、6-5

6-8でC1回目TO

ギネス選手の連続ブロックで、7-12

8-14でC2回目TO。このセット、いよいよトルコがノリノリになってきました。もの凄い勢いですね。

9-16でCチャレンジ、ワンタッチ有無、無し、失敗、9-16

もうバルガス選手が止まりません、11-20

14-20でT1回目TO

16-24、トルコのマッチポイント!チャンピオンシップポイント!!

第4セット、最後は、ギネス選手でしたでしょうか、見事にはじくキルブロックで、トルコが16-25とし、トルコの優勝です!!!!

トルコ、おめでとうございました!!!!!!

 

 

いやぁ、トルコ、強かったですね。もの凄く強かったです。トルコがこの大会で優勝するとは思わなかったですね。トルコはここ何年もずっと世界ランキング上位チームの一角をなしてきましたが、いまひとつ飛び抜けたところはなく、トップに立てるような雰囲気はありませんでしたが(多分、大きな大会で優勝したことは、少なくともここ数年はないのではないでしょうか)、数年前にカラクルト選手がチームに加わり一段力を上げた後、さらに今年はバルガス選手の加入で、強烈な破壊力のチームになりました。また、7番のパラディン選手(OH)に代わって、11番のデリア選手(OH)が安定的なレフトとして成長されたのも大きかったですね。また、今大会では、MBのベテランのギネス選手が充実しており、アタックもよく決められましたし、ブロック得点も多かったです。決勝ラウンドに入って以降は、キャプテンのエルデム選手(14/MB)を含め、全員が充実していた大会でしたね。今日は、まとまりの中國を、破壊力のトルコが力でなぎ倒したという感じの試合でした。凄かったですね。

 

一応、スタッツを見ておきましょうか。

バルガス選手がアタック決定本数21本の効果率43.59%、ブロック2本、エース3本、

デリア選手がアタック決定本数8本の効率11.11%、ブロック1本、エース1本、

エルデム選手が8本の効果率40.00%、ブロック4本、

ギネス選手が7本の効果率53.85%、ブロック2本、

カラクルト選手が7本の効果率20.00%、ブロック3本、エース2本、

シャヒン選手(S)が1本の33.33%、ブロック2本、エース2本、

という結果になっています。

 

バルガス選手の決定力がもの凄いことが分かるほか、他のアタッカー陣も一人として欠けることなく好調だったことが見て取れます。さらに全員がブロック得点を稼いでいることも凄いですね。

 

 

トルコチーム、監督、コーチも含めて全員で、コートの中で踊られていますね。いいですね、お国柄が顕れます。

 

トルコチーム、おめでとうございました!

 

 

いやいやしかし、これは本当に、秋のパリ五輪予選は、日本にとっても大変なことになりましたよ。

 

今大会前には、トルコは、世界ランキング6位の日本の下位の7位だったものが、今や世界ランキング1位の女王ですよ。

 

秋のバリ五輪予選では、世界ランキング1位のトルコ、5位のブラジルと同じプールCに8位の日本が属するということになりました。

 

プールCで2位以内に入るには、このトルコかブラジル、またはその双方に勝たなければなりません。

 

非常に厳しい戦いになると思いますが、ぜひしっかりと準備を整えて、必ず2位以内に入って頂きたいですね。

 

 

これで、2ヶ月近くにわたって繰り広げられたFIVB Nations League 2023は終了しました。選手の皆さんは大変お疲れさまでした。

 

また、今度は秋のバリ五輪予選が楽しみですね。

 

なお、プールCについては、日本の国立代々木競技場第一体育で開催される予定になっています。

https://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12804732287.html

 

今、ライブ配信では、トルコの表彰式が行われていますが、日本も次の大会では、こうして歓喜の渦に包まれたいものですね。

 

 

 

 

【FIVB Nations League 2023 最終順位】

https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/vnl-2023/standings/women/

 

 

 優勝 トルコ

準優勝 中国

 3位 ポーランド

 4位 アメリカ

 5位 ブラジル

 6位 イタリア

 7位 日本

 8位 ドイツ

 9位 セルビア

10位 カナダ

11位 ドミニカ共和国

12位 オランダ

13位 ブルガリア

14位 タイ

15位 クロアチア

16位 韓国

 

 

ベストOH 1リエイエイ(中国)

ベストOH 11ウカシク(ポーランド)

ベストMB 18ギネス(トルコ)

ベストMB 1エンシンゲツ(中国)

ベストリベロ 1オルゲ(トルコ)

ベストセッター 3チョウリンウ(中国)

ベストOP 4バルガス(トルコ)

MVB 4バルガス(トルコ)

 

 

上記の最終順位表を見ますと、7位の日本は、可もなく不可もなくという感じの、まあまあの結果だったということになるのではないかと思います。

 

日本よりも上位の国、下位の国を見渡しますと、日本チームは、だいたいいつもこのあたりに付けることはできるチームではないかと思いますね。

 

今回は、もう一枚殻を破って、3位か4位あたりにつけたかったところでした。

 

まさに今大会の目標をベスト4に置いた、真鍋監督の心情がよく分かりますね。

 

しかし、内容的には得られるものが沢山あった大会だと思いますから、次の大会では、ぜひ必ず目標を達成すべく頑張って頂きたいですね。

 

期待したいです!!

 

 

 

 

 

【2023.7.17時点世界ランキング】

https://en.volleyballworld.com/volleyball/world-ranking/women

 

*2023.7.16付になっていますが、今日の2試合の結果は反映されています。

 

 

2023.7.17時点 世界ランキング