２０２２女子世界選手権も終わり、いよいよＶ．ＬＥＡＵＧＥのシーズンですね。
２０２２／２３Ｖ．ＬＥＡＧＵＥ Ｄｉｖｉｓｏｎ１は、１０月２９日（土）に開幕が予定されており、もう約１０日後になりました！
新型コロナウイルスの影響で、大きな変容を受けてきたここ数年のＶ．ＬＥＡＧＵＥですが、その影響も一定程度収まり、今年は、基本的には蔓延前の有観客、かつ収容率１００％のスタイルでの開催が予定されています。
ただ、新型コロナウイルスはもちろん完全に収まったわけではありませんので、この先、各チーム内で陽性反応が出る等により試合が中止になったり変更になり、または蔓延状況によってはリモートマッチに変更になる等の修正が出てくる可能性は十分にありますね。
ぜひできるだけ無事に開催されることを願いたいですね。
今季Ｖ１リーグの概要を振り返っておきますと、今季は、全１２チームが３回戦総当たりのレギュラーラウンド（各チーム３３試合）を行った後、レギュラーラウンド（ＲＲ）の上位４チームがファイナルステージに進出し、まずはファイナル４として、この４チームが１回戦総当たりの試合を行い、その成績上位２チームがファイナル（決勝戦）を行う、という形式になっています。
https://www.vleague.jp/season/outline/736
今季は、とても分かり易い形式になっていますね。
なお、今季レギュラーラウンドの順位決定方式は、勝ち数基準（勝ち数→勝ち点→セット率→得点率）によることとされていますが、実際の開催状況等によっては、勝率基準（勝率→勝ち点→セット率→得点率）によることとなる可能性はあるかもしれません。
なお、Ｖ１リーグのレギュラーラウンド１２位と１１位のチームが、Ｖ２リーグの上位２チームとの間で入替戦を行うチャレンジマッチに回ることになるのは、例年と同様です。
こうした形式で行われる今季Ｖ１リーグですが、例年に倣い、今季も、Ｖ１リーグに属する１２チームについて、メンバー構成や昨季との比較等を概観し、整理しておこうと思います。
なお、昨季の類似の記事は、下記に記載しています。
「２０２１／２２Ｖ．ＬＥＡＧＵＥ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ１ 概観①（ＫＵＲＯＢＥ・トヨタ車体・姫路）」
https://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12698842762.html
「２０２１／２２Ｖ．ＬＥＡＧＵＥ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ１ 概観②（ＰＦＵ・久光・日立）」
https://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12701386587.html
「２０２１／２２Ｖ．ＬＥＡＧＵＥ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ１ 概観③（岡山・埼玉上尾・デンソー）」
https://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12701496670.html
「２０２１／２２Ｖ．ＬＥＡＧＵＥ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ１ 概観④（ＮＥＣ・東レ・ＪＴ）」
https://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12701554679.html
また、今季、２０２２／２３季の日程概要については、下記記事に記載しています。
「２０２２／２３Ｖ．ＬＥＡＧＵＥ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ１ 日程概要 発表！！」
https://ameblo.jp/seagullsfan/entry-12748401952.html
今季Ｖ１リーグで戦う１２チームについては、昨季の１２チームと変更はありませんが、以下では、昨季の成績の下位から順に、３チームずつ、４つの記事に分けて、簡単に各チームの構成メンバー等をみていきます。
なお、昨季の最終順位は、以下のようになっていました。
https://www.vleague.jp/round/detail/317
https://www.vleague.jp/round/detail/325
https://www.vleague.jp/round/detail/326
１位 久光スプリングス （前季８位、前々季７位）
２位 ＪＴマーヴェラス （前季１位、前々季１位）
３位 東レアローズ （前季２位、前々季６位）
４位 ＮＥＣレッドロケッツ （前季３位、前々季８位）
５位 埼玉上尾メディックス （前季５位、前々季３位）
６位 デンソーエアリービーズ （前季４位、前々季４位）
７位 日立Astemoリヴァーレ （前季７位、前々季９位）
８位 ＰＦＵブルーキャッツ （前季９位、前々季１１位）
９位 岡山シーガルズ （前季６位、前々季２位）
１０位 トヨタ車体クインシーズ （前季１１位、前々季５位）
１１位 ヴィクトリーナ姫路 （前季１０位、前々季１２位）
１２位 ＫＵＲＯＢＥアクアフェアリーズ （前季１２位、前々季１０位）
以下、昨季下位から３チームずつ、見てみます。
ＫＵＲＯＢＥアクアフェアリーズ、ヴィクトリーナ姫路、トヨタ車体クインシーズの３チームです。
１．ＫＵＲＯＢＥアクアフェアリーズ （昨季１２位）
（Ｖリーグ登録選手）
https://www.vleague.jp/women/team_detail/277
（チームサイト選手紹介ページ）
https://www.kurobe-aqua.jp/player/player.html
（2022/23チーム紹介ビデオ）
https://www.youtube.com/watch?v=tz2kXJCOZW0
１ 舛田紗淑 選手（ＯＨ） → 2023.1月退団
https://www.kurobe-aqua.jp/news/?r_id=696
３ 髙橋愛未 選手（ＯＨ） ＊新加入
４ イヴェゲン・トゥーバ 選手（ＯＨ） ＊新加入
５ 菊池杏菜 選手（Ｓ） ＊昨季加入
６ 山城愛心（あみ） 選手（ＯＨ） ＊昨季加入
７ 中村安里 選手（ＭＢ） ＊新加入
１０ 山口真季 選手（ＭＢ） ＊新加入
１１ 安田美南 選手（Ｓ） ＊新加入
１２ 浮島杏加子 選手（ＯＰ）
１３ 梅津憂理 選手（ＯＨ）
１４ 小杉凜華 選手（ＭＢ）
１５ 戸部真由香 選手（ＭＢ）
１６ 星加 輝 選手（Ｓ）
１７ 佐藤彩乃 選手（Ｓ） ＊新加入
１９ 福本 眸 選手（Ｌ） ＊新加入
２０ 中山夏菜子 選手（ＭＢ） ＊新加入
２６ ピンピチャヤ・コクラム 選手（ＯＨ／タイ） ＊昨季加入
以上、１７名。
キャプテン
星加 輝 選手（Ｓ）
https://www.kurobe-aqua.jp/news/?r_id=685
監督
伊東克明 監督
https://www.kurobe-aqua.jp/upload/file_3_678_3.pdf?1654009200
入団
佐藤彩乃 選手（１７／Ｓ／165cm） ← 青山学院大学
福本 眸 選手（１９／Ｌ／162cm） ← 国士舘大学
中山夏菜子 選手（２０／ＭＢ／182cm） ← 国士舘大学
https://www.kurobe-aqua.jp/upload/file_3_651_3.pdf?1638802800
中村安里 選手（７／ＭＢ／180cm） ← 日立Astemoから移籍
山口真季 選手（１０／ＭＢ／175cm） ← ルートインから移籍
https://www.kurobe-aqua.jp/upload/file_3_682_3.pdf?1656255600
髙橋愛未 選手（３／ＯＨ／174cm） ← ルートインから移籍
安田美南 選手（１１／Ｓ／179cm） ← ＮＥＣから移籍
Tugba Ivegin（トゥーバ イヴェギン） 選手（４／ＯＨ／185cm） ← トルコ女子代表
https://www.kurobe-aqua.jp/upload/file_3_683_3.pdf?1659279600
ピンピチャヤ・コクラム 選手（２６／ＯＨ／176cm） ← タイ代表（昨季から更新）
https://www.kurobe-aqua.jp/upload/file_3_684_3.pdf?1659538800
退団
小西愛衣 選手（２／Ｓ）
間橋香織 選手（３／ＯＨ）
金杉由香 選手（４／ＯＨ）
島田美紅 選手（７／ＭＢ）
鈴木千代 選手（１８／ＯＨ）
道下ひなの 選手（８／ＭＢ） → 群馬銀行に移籍
立石優華 選手（９／Ｌ） → トヨタ車体に移籍
細沼 綾 選手（１０／ＭＢ） → ＰＦＵに移籍
メレーテ・ラッツ 選手（ＯＨ／アメリカ）
https://www.kurobe-aqua.jp/news/?r_id=674
https://www.kurobe-aqua.jp/upload/file_3_674_3.pdf?1653231600
https://www.getsuvolley.com/220629_gunma
https://www.getsuvolley.com/220727_pfu
【2023/24内定選手】
依田茉衣子 選手（８／Ｌ／160cm） ← 青山学院大学
住田帆志乃 選手（９／ＯＨ／173cm） ← 青山学院大学
佐藤黎香 選手（１８／ＭＢ／176cm） ← 日本女子体育大学
https://www.kurobe-aqua.jp/news/?r_id=696
https://www.kurobe-aqua.jp/upload/file_3_696_3.pdf?1670857200
今季のＫＵＲＯＢＥは、大量の主力選手が退団し、同時に大量の新人選手が加入するとともに、監督も丸山貴也監督から、伊東克明監督に交代されました。
伊藤監督のことは私は全く存じ上げませんが、「昇任」となっていますので、従前からＫＵＲＯＢＥのコーチなどをされており、チームのことはよく分かっておられるのでしょうね。
https://www.kurobe-aqua.jp/upload/file_3_678_3.pdf?1654009200
ＫＵＲＯＢＥはここ２年続けて最下位となり、チャレンジマッチに回ることとなりましたので、思い切った改革を図ったということではないかと思います。
しかし、メンバーの半数近くが新加入、しかも今季退団されたのは小西選手（Ｓ）や金杉選手（ＯＨ）、間橋選手（ＯＨ）、細沼選手（ＭＢ）に道下選手（ＭＢ）、立石選手（Ｌ）といった、まさにこのチームの主軸を務めてこられた選手が多く、これだけ大きくメンバーが変わりますと、全く新しいチームになったのと変わらない感じですので、今季の戦力は、全くの未知数と言わざるを得ないですね。
外国人選手としましては、昨年から引き続いてアジア枠でタイ代表のコクラム選手（２６／ＯＨ）と、新外国人選手としてトルコ代表のトゥーバ・イヴェギン選手（４／ＯＨ）が加入されています。
コクラム選手は昨季からＫＵＲＯＢＥで活躍されていますし、今回の女子世界選手権でもタイ代表の主軸として出場され続けられましたから、もうおなじみですが、トルコ代表のトゥーバ・イヴェギン選手というのは、私はよく知りません。
まだ２４歳の若手で、昨年（２０２１年）からトルコのフル代表に選出され、東京オリンピックの最終メンバーにもなられていたそうですね。今回の女子世界選手権では外れられていたようですが、先のNations Leagueでは出場されて、トルコのベスト４に貢献されたようです。本名は、トゥーバ・シェノールというそうですが、よく仕組みは分からないものの、登録名としてトゥーバ・イヴェギンの名を名乗られているのだそうです。
（参考動画－トゥーバ選手）
https://www.youtube.com/watch?v=AlG6ObFMgKs
上記の動画を見た感じからしますと、トゥーバ選手は、トルコチームの中では上背のあるほうではありませんが（184cmだそうです）、機動力とパンチ力があり、アタックもロングクロスや鋭角クロス、インナークロス、強烈ストレートと、打ち分けが上手な選手のよう見受けられます。
タイのコクラム選手と似たようなスピードのあるタイプの選手の感じですが、コクラム選手のほうがよりコンパクトでシャープ、トゥーバ選手は大胆かつ豪快で迫力満点、という感じでしょうか。
今季のＫＵＲＯＢＥは、まずは多くの新加入選手で一定の安定した基盤を作ったうえで、この両選手がどれだけチームにマッチして機能することができるかで大きく違ってきそうな気がしますね。
２．ヴィクトリーナ姫路 （昨季１１位）
（Ｖリーグ登録選手）
https://www.vleague.jp/women/team_detail/481
（チームサイト選手紹介ページ）
https://www.victorina-vc.jp/player/
（2022/23チーム紹介ビデオ）
https://www.youtube.com/watch?v=k-7UdBxPzRk
１ 貞包里穂 選手（ＯＨ）
２ 櫻井美樹 選手（Ｓ）
３ 大元朱菜 選手（ＭＢ）
４ セレステ・プラク 選手（ＯＨ／190cm／オランダ） ＊昨季加入
５ 長野有紗 選手（ＭＢ）
６ 花井萌里 選手（Ｌ）
７ 堀込奈央 選手（Ｓ／Ｌ）
８ 宮地佳乃 選手（ＯＨ）
９ 吉岡可奈 選手（ＭＢ）
１１ 荒谷 栞 選手（ＭＢ）
１２ 孫田菜奈 選手（ＯＨ）
１３ 田中咲希 選手（ＯＨ）
１４ 佐々木千紘 選手（ＭＢ）
１５ 松本愛希穂 選手（ＯＨ）
１６ 清水茜里 選手（ＯＨ）
１７ 清田 萌 選手（Ｓ）
１８ 古市梨乃 選手（ＯＨ） ＊新加入
２０ 吉﨑ひな 選手（ＯＨ） ＊新加入
２１ 渡邉かや 選手（ＯＨ） ＊昨季加入
２２ 金田莉実 選手（ＯＨ） ＊昨季加入
２３ 坊野明里 選手（Ｓ） ＊昨季加入
２４ 堤 亜里菜 選手（ＯＨ） ＊新加入
２９ 宮部藍梨 選手（ＯＨ／ＭＢ） ＊新加入
以上、２３名。
キャプテン
荒谷 栞 選手（ＭＢ）
副キャプテン
櫻井美樹 選手（Ｓ）
https://www.victorina-vc.jp/information/himeji/20220531-01/
監督
安保 澄 監督
https://www.victorina-vc.jp/information/release/20220601-01/
入団
古市梨乃 選手（１８／ＯＨ／170cm） ← 順天堂大学
https://twitter.com/Rimisan_fight/status/1478733875400814596
https://www.victorina-vc.jp/information/release/20220121-02/
堤亜里菜 選手（２４／ＯＨ／170cm） ← 明海大学
https://www.victorina-vc.jp/information/himeji/20220224-02/
吉﨑ひな 選手（２０／ＯＨ／170cm） ← 鹿児島銀行レジオンウィングス
https://www.victorina-vc.jp/information/release/20220303-03/
宮部藍梨 選手（ＯＨ／181cm） ← ミネソタ大学（←金蘭会高校）
https://www.volleynews.it/airi-miyabe-torna-in-giappone-giochera-nel-victorina-himeji/
https://www.victorina-vc.jp/information/release/20220530-01/
セレステ・プラク 選手（６／ＯＨ／190cm） ← オランダ代表（昨季から更新）
https://www.victorina-vc.jp/information/20220922-01/
退団
脇田美怜 選手（１０／ＯＨ）
福井愛加 選手（１９／Ｌ）
https://www.victorina-vc.jp/information/release/20220507-01/
【2023/24内定選手】
伊藤麻緒 選手（２５／ＭＢ／178cm） ← 東海大学
吉田眞奈 選手（２６／Ｌ／166cm） ← 千里金蘭大学
https://www.victorina-vc.jp/information/himeji/20221226-01/
足立溜奈 選手（２７／ＭＢ／176cm） ← 東京女子体育大学
野津亜珠佳 選手（２８／ＯＨ／171cm） ← 筑波大学
山田絢音 選手（３０／Ｓ／171cm） ← 都留文科大学
https://www.victorina-vc.jp/information/himeji/20230201-01/
今季の姫路は、大きなメンバー変更はありませんでした。新外国人選手も、昨季から加入されているオランダ代表のセレステ・プラク選手（ＯＨ）が引き続き加入されることとなりました。選手合計２３名と、結構な大所帯のチームになっていますね。
しかし、その中でも、日本代表で、先日の女子世界選手権でも活躍された宮部藍梨選手（ＯＨ／ＭＢ）が加入されたことと、監督が中谷宏太監督から、安保澄監督に交代されことが、大きな変化ですね。
なお、新加入の古市選手（１８／ＯＨ／順天堂大学）は、昨季から内定選手として活躍されていましたし、堤選手（２４／ＯＨ／明海大学）は、この７月に開催された第２１回アジアジュニア（Ｕ２０）女子選手権大会にＵ２０代表として出場されて、レギュラーとして活躍され、日本の優勝に大きく貢献されました。
他にも、このチームからは、今年は、花井萌里選手（６／Ｌ）と佐々木千紘選手（１４／ＭＢ）が全日本代表選手に選出されましたし、こうしてみますと、姫路には有力選手が沢山所属されていますね。
決して下位にとどまっているべきようなチームではなく、昨季も、結果的に１１位に沈みましたが、惜しくも勝利を逃した試合が多く、地力的にはもう少し上だったのでなかったという気がしました。
そこに、今季は、宮部藍梨選手が加入され、プラク選手も２年目となりましたから、一段、二段上を狙える状況になっているのではないかという気がします。
安保監督は、今シーズンの目標としてベスト８を掲げておられますが（https://www.victorina-vc.jp/information/release/20220601-01/）、十分可能な感じがしますし、さらに上を狙える可能性を有するチームだと思いますね。
なお、このチームは、もともとスポンサーが多く、資金力が豊富なチームの印象を受けてきていますが、今季は、このチームは、スポンサーとの間で、今後５年以内に優勝したときには、賞金１億円とハワイ旅行がチームにプレゼントされるという契約を結んだそうです。
５社のスポンサーがそれぞれ２０００万円ずつ協力し、合計１億円のうち５０００万円は、チームの選手とスタッフに贈られ、他はチームの運営費に充てられることになるのだそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f59e80095c237a6bb719b3655013ccbd47d3ea2c
スポンサーの中には、絶対に優勝してほしいと激励しつつ、同時に、『絶対に（５年以内の優勝は）ないだろうから（契約書の）判子をつく』という冗談を飛ばされたところもあったそうですが、これはもう、選手の皆さんからしますと、テンション爆上がりですよね。
果たしてこの「にんじん作戦」が奏功するのかどうか、今季の姫路はその行方が大変楽しみですね。
なお、その情報の中で知りましたが、姫路は、新アリーナを建築中で、それが５年以内に完成する予定なのだそうですね。
これまた立派なものができそうな予感ですね。
３．トヨタ車体クインシーズ （昨季１０位）
（Ｖリーグ登録選手）
https://www.vleague.jp/women/team_detail/266
（チームサイト選手紹介ページ）
https://queenseis-tab.com/team/member/
（チーム紹介ビデオ）
https://www.youtube.com/watch?v=N4haeypl9oE
１ 鴫原ひなた 選手（ＯＨ）
２ 稲葉早生 選手（ＯＨ）
４ 原 幸歩 選手（ＯＨ） ＊昨季加入
５ 周田夏紀 選手（ＭＢ） ＊昨季加入
６ 山形理沙子 選手（Ｓ）
７ 舟根綾菜 選手（ＯＨ） ＊昨季加入
８ 黒須咲良 選手（ＯＨ） ＊昨季加入
９ ダニエル・カッティーノ 選手（ＯＰ） ＊新加入
１０ 熊井風音 選手（Ｌ）
１２ 加地春花 選手（Ｓ） ＊昨季加入
１３ 立石優華 選手（Ｌ） ＊新加入
１４ 小出雛（ひなる） 選手（Ｌ） ＊昨季加入
１６ 大川愛海 選手（ＯＨ） ＊昨季加入
１７ 藪田美穂子 選手（ＯＨ）
１８ 山上有紀 選手（Ｓ）
１９ 杉原若葉 選手（ＭＢ） ＊昨季加入
２０ ハッタヤ・バムルンスック 選手（ＭＢ／タイ） ＊昨季加入
２１ 林田愛佳 選手（ＭＢ） ＊新加入
以上、１８名。
キャプテン
藪田美穂子 選手（ＯＨ）
副キャプテン
鴫原ひなた 選手（ＯＨ）
https://queenseis-tab.com/2022/06/?post_type=post
監督
髙橋 悠 監督
https://queenseis-tab.com/2022/06/?post_type=post
入団
林田愛佳 選手（２１／ＭＢ／179cm） ← 福岡大学
村永奈央 選手（１１／ＯＨ） ← 昨季退団後、途中復帰
https://www.vleague.jp/women/team_detail/266
＊なお、２０２２／２３季は村永選手はＶリーグ登録がなされておらず、チームサイトにも載っていませんので、継続されるのかどうか、不透明です。
立石優華 選手（１３／Ｌ） ← ＫＵＲＯＢＥアクアフェアリーズ
ダニエル・カッティーノ(Danielle Cuttino) 選手（９／ＯＰ／193cm） ← アメリカ代表
退団
中屋夏澄 選手（１３／ＯＨ）
松本亜弥華 選手（９／ＭＢ）
ケルシー・ロビンソン 選手（３／ＯＨ）
安井由香子 選手（１５／Ｌ） （2022.6.28追記）
【2023/24内定選手】
髙佐風梨（こうさふうり） 選手（１５／Ｓ／164cm） ← 東京女子体育大学
吉永有希 選手（２２／ＯＨ／171cm） ← 東京女子体育大学
岩島由佳 選手（２３／ＭＢ／176cm） ← 東京女子体育大学
トヨタ車体も、今季は、大きなメンバー変更はありませんね。昨季は、アメリカ代表のケルシー・ロビンソン選手が外国人選手として加入されていましたが、今季は、代わって同じくアメリカ代表のダニエル・カッティーノ選手（９／ＯＰ／193cm）が加入されました。アジア枠は、昨季と変わらずタイ代表のハッタヤ選手（ＭＢ）が残られたようですね。
ハッタヤ選手は、先の女子世界選手権でもタイ代表の主軸ＭＢとして、タットダオ選手（ＪＴ）の対角に入られ、ご活躍されました。
ダニエル・カッティーノ選手（ＯＰ）については、アメリカ代表として先日の女子世界選手権にも出場されていましたが、私はよく注視していませんでしたので、余り分かりません。
（参考動画－ダニエル・カッティーノ選手）
https://www.youtube.com/watch?v=3MDcc3uAXnY
上記の動画を見ますと、194cmの高い身長のうえに、打点が非常に高く、ロングアタックを多用されますので、日本ですと、トスがまともに上がったときには、もうブロックの上から叩き込むという感じになりそうですね。Ｖリーグですと、特にその高さとパワーが脅威になりそうな選手だと思います。
うまくチームにハマれば、強力な武器になりそうですね。
昨季は、一定の高い地力を有しながらも、開幕当初に躓き、長く連敗街道を余儀なくされる展開だったトヨタ車体ですが、途中から鴫原選手が覚醒された感じで大活躍されるようになり（もちろん鴫原選手だけでなく、ケルシー選手含めた他の皆さんも動きが全然違ってきました）、チームとしてのまとまりも見せて、シーズン後半は強いチームに変貌しました。
その一因として、昨季退団された村永奈央選手がリベロとして途中復帰されたこともあったと思いますが、今季は、かなりリベロを補強しましたので、村永選手はチームサイトにも載ってはおらず、そのまま退団されたということなのでしょうかね。
しかし、このチームは、メンバー的には昨季と大きく違わず、より熟練してきていると思いますので、下位にとどまらず、中位、上位を狙えるチームになっているのではないかという気がしますね。
以下、昨季９位の岡山から上位３チーム（岡山、ＰＦＵ、日立）については、記事を分けて見てみることにします。