今回のクッキングのテーマは「ももたろう」。
さつまいもときびのだんご、きなこ、玄米茶を作りました。
参加者は年長3名、年少1名の計4名。
男の子2名、女の子2名ととっても良いバランス。
年少の男の子は初めて参加してくれました。はじめはとーーーっても緊張していましたが、幼稚園でも一緒のお兄さん、お姉さんのおかげもあって、笑顔も少しずつ見せてくれました。 においにとっても敏感に反応!秘められた才能がありそうです!
さてさて、今回使用したもちきびという馴染みのない食材に皆興味シンシンでした。きびはレシピにも書きましたが、ミネラル類のバランスが良く、アレルギー体質を改善する成分を含みます。我が家でも、ご飯に入れて炊いたり、スープにしたり比較的良く使います。
もちきびをさつまいもと一緒に炊いていきます。さつまいもの甘みときびの甘みが混じり、ふわふわもちもちした炊きあがりに。
あたたかいうちに、すりこぎでぺったんぺったんついていきます。
20回ずつ順番に。待ってる皆はカウント係。「1、2、3、4、5、6、7,8、ちょっと、○○ちゃんも数えて!1,2、3・・・」 あれれ?途中でまたはじめから数え直し。かわいいです。
つきあがったら、丸めていきます。お好みで砂糖を加えた自家製きなこに丸めたきび団子をまぶしていきます。さつまいもの甘味だけでも甘さは十分ですのでご家庭で作る時は調整して下さいね。
「ももたろうさんはどんなきびだんごを持っていたんだろうね~」なんて話しながら、見本で1個作ってみると、「もっと大きいのがいい~!」との声。手に水をつけて丸めていきますが、水をつけすげてベタベタになったきびだんごがあったり、逆に水をつけるのを忘れて手がベタベタしたり、わいわいしながら思い思いのきび団子を皆作りました。
*真ん中の小さいのが見本だったかな???
さて、きなこ作り。「きなこ大好き~❤」と子どもたち。
「きなこは何で出来ているのかな?」
「分からな~い」
「大豆です」
「えっ!?」
なんて話しながら、「ほうろく」という鍋で弱火で大豆を炒っていきます。しばらくすると皮がはじけてきて香ばしいにおいがしてきます。ほうろくは柄の部分が空洞になっていてここから炒った大豆を他に移すことができるというすぐれもの。
これをミルサーで細かくして、ふるいにかけます。こうしてきなこの出来あがり。香ばしいかおりに、パット子どもたちの表情が明るくなります。
最後に、玄米を炒って玄米茶を作ります。またもやほうろくで(お家ではフライパンでしてくださいね)弱火で炒っていきます。お茶にするととても薄い色ですが、とっても優しい滋養にあふれる味です。子どもたちにはこの玄米茶が好評でびっくりしました。
きびだんごを食べながら、紙芝居「ももたろう」を読み聞かせ。この紙芝居のきびだんごをはとっても大きくて、いぬやさるやきじが「一つください」というと、ももたろうは「半分だけやる」と答えているくらい。
少し時間があったので、あまったきなこにはちみつを加えてきなこあめを最後にささっと作りました。
五感を使っていろいろ感じてくれている子どもたちの様子や表情をお伝えする事がなかなか上手にできませんが、一緒にいるとこちらがハッと気づかされるような鋭い五感を彼らは持ってるのだとつくづく実感させられます。
そんな子どもたちと今回も楽しいクッキングをする事が出来ました。
また次回もよろしければご参加くださいね。