ステパノ学園内の海の見えるホールで開かれた講演会に行って来ました。着いた時には既に満席で、立ち見は駄目だからと、通路の階段に座って聞く事が出来ました。
正直、私はタイトルに興味があって参加したので、この講演者、東城百合子さんを知りませんでした。栄養士で、若い時に重症の肺結核を患い、玄米自然食で克服されたそうです。以来、自然食を主とした健康運動に力を注いでおられるそう。84歳の小さいお体から発せられる言葉はとても重く、鋭く、とても勉強になりました。
食と体の関係、野草やこんにゃくを使った手当て法、食卓の中でのしつけ、お天道様のお話、女性の役割など、時間を忘れてお話をされていました。この講演会は無料で東城百合子さんは手弁当で来られているそうです。ご老体で、足を悪くされておりながらも、全国を講演しているそうです。
消防法で立ち見は駄目だからと座れなかった方を帰そうとしたスタッフを一喝し、「私が責任取るから何とかして聞くようにしなさい」、「私がブタバコに行くわよ」とおっしゃていました。規則にしばられるのではなく、いろいろな状況に対処する事の大切さを語っていました。
東城さんのお話より・・・
食べ物はあなた方が考えているよりも、もっともっと大きいものだということ、
白砂糖のたくさん入った甘いもの、お肉ばかり食べていると、体の中のカルシウムが取られ、泣き虫、怒り虫、一つの事を長く出来ない、イライラする子になるということ、
食べ物は、手づくりしながら命を頂くのだということ、
命のあるものは自然が育てる、
お天道様が作ってくれた食べ物を残すのはもったいないことだと、
感謝を忘れずに、
茶碗をきちんともって一粒も残さない、
そして、食卓で「責任」を教えなさいということ、
あたたかいごはんがあっても、残したものを先に絶対食べさせなさい
母親が次世代を作るのだから母はしっかりしないといけない
お母さんは「生きる」ということをしてほしいそして、それを子どもに伝えて欲しい。
朝早く起きて、ご飯を作り、煮干を入れて味噌汁を作り、ご主人を送りなさい・・・・
などなど、まだまだ書ききれません。私は一部を書いているだけなので、もしかすると、誤解を与えてしまう表現もあるかもしれませんが、とにかく勉強になりました。
興味のある方は彼女の本を読んでみてください。
私は、「自然食のおやつ」という本を買いました。