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地域包括で働く社会福祉士のBlog

福祉の現場のこと、介護のこと、読んだ本のことや子育て奮闘記など日々の気づきの記録です。

最近2日に1冊くらいのペースで本を読んでいるので、新しく読んだ本もここに書いていかないとどんどん古くなって行っちゃいますね。


と、いうことで昨日読んだ本がこれです。

察知力 (幻冬舎新書 な 4-1)/中村 俊輔
最近書店でよく平積みされているので目にされた方も多いと思います。
私も気にはなっていましたが、特段のサッカーファンというわけでもないですし(むしろ同い年のヒデのファンです)、これまで手に取ることはなかったのですが、以前私の普段聴いているポッドキャスティング で紹介されていたので興味をもって読んでみることにしました。
ご存知のとおり、著者の中村俊輔さんはセルティック所属、サッカー日本代表の選手です。サッカーに興味がない方でも知っているであろう日本サッカー界の中心選手ですよね。

その方が書いたこの本、題名にあるとおり彼が大切にしてきた「察知力」という力について、自伝を語りつつ説明しています。


目次です。


第1章 成功へ向かうとき、必要なものが「察知力」だ

第2章 僕はこうして「察知力」を磨いてきた

 第1節 サッカーノートが僕を作った

 第2節 フリーキックを徹底追及して見えたもの

 第3節 自分の”引き出し”の数が、未来の可能性になる

 第4節 僕を育てた「壁」

 第5節 海外へ移籍した理由

 第6節 イタリアからグラスゴー、海外での壁に向かった

 第7節 すべての監督から、学びがある

 第8節 チームメイトから察知できる学び

 第9節 妥協しない姿勢

第3章 「察知力」を活かして未来へ進む

 第1節 僕にとっての日本代表

 第2節 ベテランの価値

 第3節 指導者として歩む道


本書では察知力に対する明確な定義はなされていないのですが、このような説明があります。

「察知力というのは、人が成長するために欠かせない力であり、目標を達成したい、願いを叶えたいと思うなら、磨くべき重要な力だと思う。(中略)思うようにいかないことにぶち当たったときお、原因を察知する力。上司から自分が求められていることを察知する力。目標を到達するためにやるべきことを察知する力。周囲の変化を察知して、臨機応変に対応できれば、状況や環境は変わっていく」


つまり、察知力とは様々な状況において、気づき考える力なのではないでしょうか。体格で勝てない彼が、でかくて速い外国人選手と渡り合っていったり、自分を使ってくれない代表監督と付き合っていくにはこの力が大切だったのでしょう。でもこれはすべての人にとって重要な力ですよね。状況に気づき考える力。著者は「空気を読む」とも言っていますが、私はそれだけではないと思います。周りに合わせるだけではなく、気づき考え変えていくということを著者はこれまで実践してきたし、今後も選手として監督として実践していきたいようです。


また私がとても印象に残ったところで

「ある取材で、サッカー選手として、誰にも負けないことは何かと聞かれた。「妥協しない姿勢」僕はすかさず応えた。」

日々妥協ばかりの私にとっては胸にぐさっと突き刺さる言葉でした。中村選手がここまでやってこれたのはまさにこの「妥協しない姿勢」があるからこそなんだろうと思います。「努力」という言葉を座右の銘としつつも妥協してばかりなので、見習いたいと思います。


さて、フォトリーディングはちゃくちゃくと進んでいるので、書評のほうもさぼらず頑張っていきたいと思います。

今日ご紹介するのは、こちら・・・

フォトリーディングNo.9

コンサルタントの「質問力」 (PHPビジネス新書 52)/野口 吉昭

今回フォトリーディングの練習を兼ねて読む本のテーマとして、論理思考、問題解決に関するものを主に選んできました。これもその流れから選んだ1冊です。


質問力というと会話を円滑に進めていくためのものもありますが、こちらはビジネスを進めていくための質問力です。「だから、何々さんとうまく話したい」とかいう希望にはほとんど答えられない内容となっています。

そして、題名にコンサルタントとあるように、本書の内容はまさに論理思考をベースにしたものとなっています。仮説力やゼロベース思考、フレームワークなど論理思考の要素が多く出てきます。


目次です

第1章 その道のプロは、「質問力」が命

 1-1 今、なぜ質問力なのか

 1-2 質問力がある人① 聞く態度を身につけている

 1-3 質問力がある人② 鋭い質問で相手を感動させる

 1-4 質問力がある人③ 事実を使って全体像を示す

 1-5 質問力がある人④ 相手を積極的に自己開示させる力を持っている

 1-6 質問力がある人⑤ 物語を聞く力を持っている

 1-7 質問力がある人⑥ 空気を読むのがうまい

 1-8 では、コンサルタントの質問力とは?

第2章 「仮説力」がなければ話は始まらない

 2-1 質問は事前リサーチによる仮設構築から始まる

 2-2 「質問ツリー」を立てる

 2-3 状況認識力でその場に応じた質問をする

 2-4 「ゼロベース」で、質問を組み立て直す

 2-5 相手の心を開く「呼び水」の質問とは?

 2-6 コミットメント力で、相手の懐に入る

第3章 「本質力」こそ、こだわりの質問を生むエッセンス

 3-1 コンサルタントとは産婆である

 3-2 相手の話を引き出す「うなずき」と「まとめる力」

 3-3 「鳥の目」と虫の目で、緩急自在の質問を

 3-4 語彙力を磨かないと、本質を突いた質問はできない

 3-5 質問は短く、本質を凝縮した「ワンメッセージ」に!

第4章 「シナリオ力」で、質問の目的を達成する

 4-1 フレームワークで質問のシナリオを作る

 4-2 シナリオに沿って質問を進めるコツ

 4-3 質問のシナリオを描き、修正していく力を鍛える

 4-4 「ストーリー」のある質問が人を動かす!


以上、長くなりましたが、ちょっと細かく目次を紹介しました。

質問を通じてビジネス上の答えを出したり、信頼を深めていくことが本書の目的だと思います。私の現在の仕事でも「面接」を時々行います。今までもこの面接のために自分なりの準備というものをしてきましたが、それでも雑談が多くなってしまい、満足のいく面接ができないこともありました。

今回この本を読んでみて、私の現在の仕事を進める上でも役に立ちそうなエッセンスが多数あったように思います。しっかりと論理的に組み立てて面接、質問をしていくことの重要性を強く感じました。


ちなみに前半に普通の会話には役に立たないと書きましたが、第1章の内容は、普段のコミュニケーションでもとても重要なことですよね。これらの「質問力がうまい人」という条件を備えた人と会話すのはとても楽しいですから。私は空気を読むのはうまいと思いますが、話を最後まで聞くのが苦手です・・・。 

それでは少しずつ読みだめしておいた本のご紹介をしたいと思います。

で、紹介する前に少し。

私はフォトリーディングの講習の最後に

「8月中に、論理思考、問題解決に関する本を10冊以上読む」

という誓約を自分に課していました。なので、これから紹介する本も含めて論理思考や問題解決に関する本を多数読みました。ですからこれらの分野に興味がある方(といっても私のように0から学ぶ初心者の方)に参考にしていただければと思います。


では、1冊目(フォトリーディングNo.6)です。

ロジカル・ライティング (BEST SOLUTION―LOGICAL COMMUNICATION SKILL TRAINING)/照屋 華子

以前、照屋さんの「ロジカル・シンキング」を読んで非常にわかりやすかったので、こちらも読んでみました。題名の通り、さまざまな文書を分かりやすく論理的に書くためのノウハウが詰まった本です。

わかりやすい文書のためには、読み手の「なぜ?にこたえることが重要とのこと。内容は「ロジカル・シンキング」と関連する部分が多く、そちらを読んでいる方にはより分かりやすいと思います。


それでは目次です。


第1部 メッセージの組み立て

 第1章 組み立ての準備

 第2章 本論の組み立て(1)-ロジカル・シンキング概説

 第3章 本論の組み立て(2)-ロジカル・シンキング実践

 第4章 導入部の組み立て

第2部 メッセージの表現

 第5章 組み立ての視覚化

 第6章 メッセージの日本語表現



基本的な考え方、やり方は先ほども書きましたように、ロジカル・シンキングもロジカル・シンキングと同じです。結論から根拠へ、MECE、Why So?などを駆使して論理ピラミッドを組み立てていきます。

その中でも私が特に印象的だったのは導入部の重要性。

これまでは導入部はあまり重視していませんでしたが、本書は導入部の重要性が強調されています。 読み手が導入部を読むことで文書の大枠を理解できるように考えていくことが重要だそうです。

確かに自分が文書を読む時も導入部でそれ以上読むかどうか判断すること多いですよね。「誰が、誰に、何について、何のために」書いている文書なのか導入部ではっきりさせることが重要だそうです。


さて余談ですが、この本は実はフォトリーディングの講習会の際に私が練習用の本として選んだ本でもあります。

講習初日1分で3ページしか読み進められなかったのですが、講習の最後には57ページ読むことができました。やく20倍です。

まあ、そういってもからくりがあって、この本の内容の前半は「ロジカル・シンキング」の内容とかぶるんですよね。

なので、そこら辺をサーッと読み飛ばしてしまったわけです。でも自分の目的に合ったところを読むというフォトリーディングの趣旨とはあっていると思うので、これはこれで良かったのかと。