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地域包括で働く社会福祉士のBlog

福祉の現場のこと、介護のこと、読んだ本のことや子育て奮闘記など日々の気づきの記録です。

「それってなに?」というようなタイトルですが、その名の通り、経済評論家、公認会計士であり、なにより今もっともアツイビジネス書著者の一人である勝間和代さんフリークによる自主勉強会です。きっかけはmixiの勝間和代コミュニティ。ある方が(一応このブログはmixi外なので名前は伏せさせていただきますね)発起人となって、お金をかけずに勉強会をやろうと呼びかけ、発起人及び、数名の協力者の尽力の下、あっという間に実現しました。


で、私はその第1回勝間和代フリーク自主勉強会に参加してきました。日時は11月24日の10時から2時間ほど。新宿のとある会議室にて実施です。参加者は50人弱にもなったようです。


勉強会の進め方は分科会(?)方式です。全部で5つのPTにわかれ、各人興味のあるところに参加しました。PTの内容は勝間和代さんが著作などの中で多く触れている関係のものばかりです。

 ① フレームワークPT

 ② ファイナンスPT

 ③ 英語PT

 ④ ライフハックPT

 ⑤ ワークライフバランスPT


です。私は⑤ワークライフバランスPTを選択しました。理由には福祉を専門分野とする私には、このワークライフバランスPTであれば何かGiveできるものがあるのではないかと考えたからです。Giveは勝間和代さんが提唱する考え方の中でも代表的な物のの一つですからね。

正直、興味といえばフレームワークや、ライフハックのほうがあったりしますが、今後掛け持ちも可能だそうなので、まずは「私にできること」を基準に考えてみました。


では、実際の勉強会の内容ですが、まず会のはじめに発起人の方より全体に会の趣旨などについての説明がありました。この短期間でよくぞここまで考えられたなぁと感心してしまいました。そして次は各PTに分かれて、自己紹介や今後の進め方などについての話し合いが持たれました(この話し合いの内容については次回エントリーしたいと思います)。その後各PTによる話し合いの内容の発表や質疑が行われ、最後は全体でのフリータイムで名刺交換などを行いました。


参加してみての感想ですが、とにかく皆さん意識の高い方が多い!とても刺激を受けました。

自主勉強会ですし、人数も非常に多いので運営は難しいところもあると思いますが、ぜひ良いものにしていき継続していきたいものです。

久々に小説を読みました。ずいぶん前に、王様のブランチが何かで紹介されていて、とても気になっていた本です。



一瞬の風になれ 第一部 --イチニツイテ--/佐藤 多佳子

一瞬の風になれ 第二部/佐藤 多佳子


一瞬の風になれ 第三部 -ドン-/佐藤 多佳子

この本、2007年本屋大賞第1位だそうです(また著者はこの作品で、第28回吉川英治文学新人賞を受賞しています)。ドラマ化や漫画化もされているので、非常に有名のようですね。私はいまさら読みましたが・・・。


この本のテーマは陸上です。主人公神谷信二とその幼馴染の一の瀬連を中心に高校での陸上生活を描いた青春小説です。


私は中学・高校時代とこの本の登場人物と同じように陸上をやっていました。この本の中で、信二と連は短距離種目の選手ですが、私も同様に短距離を専門種目としていました。高校時代の成績はぱっとしませんでしたが、中学時代は地区・都ともに決勝の常連としてやっていました。特にリレーは都内でもトップクラスだったので非常に思い入れが強くあります(北京オリンピックでの4継日本代表の銅メダルには泣きました)。


そんな私なのでこの小説は、心臓を射抜かれたかのようにハマりました。努力・挫折・緊張・勝利など様々な描写が私自身の過去の興奮を思い起こさせてくれました。特にリレーに関する描写は、たまらないものがあります。私自身主人公の信二や連と同じように、コーチから「リレーになると速い」と言われ続けてきたので、その理由も気持もわかります。


また主人公のひたむきな努力の姿勢にも非常に感動しました。中学、高校程度の陸上(特に短距離)は努力をあまりしないでも、「足が速い」という才能だけで勝てるスポーツでもあります。私はそんな現実に幻滅し、練習から逃げていたこともたくさんありましたが、主人公はそれに立ち向かっています。その姿勢はいまこそ思い出し、やらなければいけないものだと思います。


そういえば高校時代の最後のレースのとき、中学時代からのライバルと一緒に100メートルで走り、ゴールした後無言で抱き合ったのを覚えています。彼はいま何をしているんだろうなと思ったりもします。


まあでも、私のように陸上に特別な思い入れがある方じゃなくても非常に楽しめる作品だと思います。スポーツをやっていた人、なにかにひたむきに頑張っていた人にぜひお勧めしたい作品です。



ちなみにDon’t Stop Me NowはQueenの歌のタイトルです(有名ですよね)。私が高校時代、レース前の集中するときに聴いていた曲です。いまでも落ち込んだ時や、何かがんばるときにはこの曲を聴いています。


しばらく更新が滞ってしまいました。

あれほど気をつけていた風邪にまたしてもなめられました。1週間ほど妻と交代で仕事を休んで、息子の風邪の看病していたから、まあ仕方ないのかもしれませんが、悔しいですね・・・。


さてではそれでも読んだ本はたくさんたまってきたので、再び順次更新していきます。

まずはいまの介護現場の危機的状況を伝えるこの1冊です。


「愛」なき国 介護の人材が逃げていく/NHKスペシャル取材班
¥1,575
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この本、以前NHKスペシャルで放映されたものを追加取材、再編集したものだそうです。

私はその番組を見ていないので、この内容に触れるのは初めてです。

私も福祉現場で働く人間ですので、帯や目次をみるだけで大体の内容は想像できましたが、状況は思っていた以上に深刻のようです。


以下は目次です。


 プロローグ 介護保険制度は砂上の楼閣か

 第1章 "介護する人”が、誰もいなくなる!

 第2章 「恍惚の人」の時代に戻ってもよいのか?

 第3章 なぜ、制度がうまく回らないのか?

 第4章 規格どおりの介護がよい介護とは限らない

 あとがき


2000年に介護保険制度が導入された当時、福祉サービスへの民間サービスの導入が始まり、多くの企業やNPO法人などが「福祉・介護」分野に参入してきたことは皆さんもご存じだと思います。

社会の高齢化がどんどん進むことがわかっていましたから、確実にしかも急速に成長する分野であろうと思われたわけですね。


それから8年がたち、その状況は大きく変わりました。いや、サービス開始当初からある程度その状況はありましたが、度重なる介護報酬の引き下げにより徐々に状況は悪化し、さらにそれが例のコムスン事件をもって世に出たというわけです。


この本の主題は、介護人材難です。私も障害者の介護に日々携わっていますからよくわかりますが、介護という仕事は非常に奥が深いものです。「人が好き」とかそういうものだけで出来るものではない。ましてや「福祉」の持つ人と人との純粋なイメージにひかれて、自分への救いを求めてくるような方には簡単にできるものではありません。私自身、文献や研修などにより勉強していますし、経験から学ぶことによってできることもたくさんあります。努力と経験の要する専門的な仕事です。


しかしその専門的な仕事である「介護」の仕事への報酬があまりに低すぎるため、介護職の離職率がきわめて高くなっている現状があるとこの本では伝えています。介護職の離職率が高くなればどうなるか。経験者や有能な人材がいなくなり、結果的にサービス水準の低下を招きます。介護保険現場での給料は介護報酬というお上からの金にほぼ100パーセント依存していますから、給料をあげたくても上げられないわけです。それにそんな状況だから研修だって十分にできるわけがない。そのうえ、労働時間なんてあったもんじゃないくらい働き続けるわけです。


以前介護保険制度が導入される前も福祉はよく3Kの職場と称されました。クサイ・キタナイ・カッコワルイです。それが介護保険制度が導入されることにより、福祉が非常に一般的で当り前のものになってきました。そして人とのふれあいを感じるとても良い仕事として、またさもそれが働く者の心の汚さを浄化させてくれるようなものとして喧伝されてきたように思います。だからこそ多くの企業がこの分野に参入し、たくさんの人がここで働こうとしてきたのでしょう。


そんなイメージがあったからこそ、余計この現実の厳しさは身にこたえます。さんざん働いても年収は300万に満たないのであれば、一生の仕事としては頼りないです。この本にもありましたが、介護業界ではあまりの収入の低さから、男性の寿退社があるそうです。この収入では妻と子を養えないからです。


この本はそんな現実の一部を映し出してくれました。高齢化社会はこれからが本番です。この問題についてどう考え、どのように取り組んでいくか。真剣に考えなくてはいけないと思います。