カーテン屋おおいしの日記 -17ページ目

美しいカーテンの作り方 茅ヶ崎市I様編

情報が溢れかえってて、
なんなら勝手におススメされちゃうこの時代。

気持ちよく過ごせて
自分らしくいられる環境をつくりたい。

 

本当に欲しいものは、シンプルなのに
実現させるのが難しいのはなぜだろう。

やれ失敗しないだ、正解、不正解だ、ソンだの得だのと、
悩ませるようなことばっか言って、膨大な選択肢を投げてよこして
あとは自分で選んで、自己責任でねっ♥
って、ひどくない?

 

うちは対面販売をしてるので、いろんなお客さまがいるって、わかってます。
ひとりひとりがみんな違うのに、全員に当てはまる正解なんてない。
それはただの押し付け。商品ありき。
お客様を型にはめて、次ぎから次へと同じ商品を販売してるだけです。

それぞれにあった提案をする
それが、専門家の役割で、カーテン屋のお仕事だと思う。

 

 

前置きが長くなりました。

茅ヶ崎市のI様邸、リビングダイニングが決まって次はベッドルームです。
BRはね、奥様が自由に選んでいいの!

楽しんでいきましょう。

 

 

ステップ1
美しいカーテンを作るための準備

美しいファブリックを見てみよう!

 

インテリアが楽しみになるように、感性を刺激するコレクションを
たくさんご覧になっていただきます。

生地選びって、ひとを興奮させるよね!
(お見せしながら、私がワクワク)

 

奥様は、アクセントクロスのカラーに合わせて、
ブルーからグリーン系のグラデーション柄をセレクトされました。

 

 

どんなにたくさんカーテンが並んでいても、いまいちピンとこないなら
そのお店はお客様の感性とあってないのかも。
残念!
 

 

どれも素敵で選べない!そんな出会いがあったあなたは、幸せ者。
次のステップへ進みましょう。




ステップ2
美しいカーテンを作るためには、現状把握が大切!

実際にお部屋であわせてみましょう。

 

腰高窓がひとつ。小窓がひとつ。
クローゼットの間仕切り(目隠し)が一か所。


壁は?床は?建具は?家具のレイアウトは?

全体を把握することが重要なポイントです。


 

 

淡いペールグリーンの、この壁面が重要なポイントになりそう!
お部屋に入ったときにパッと目が行く、
いわゆるフォーカルポイントをどこに持って行くか。

 

この窓は、ドレープカーテンとレースカーテンがご希望です。

 

 

 

 

小窓と間仕切りは、ロールスクリーン、ブラインド、シェードが良いかな。

カーテンで揃えなくても、窓のかたちが違うので大丈夫。
むしろ、小窓にカーテンだとボリューミー。

 

 


私:小窓はブラインドにすると、羽根の角度で光が調節できて便利ですよね。

奥様:景観的にたぶん、この窓の開閉はしないです。

それにブラインドはもう。。。

ワタシ:あ!そうでした、すみません。
では、カーテンの一色を取り出して、ロールスクリーン?

コーディネート柄でシェードも素敵ですが、たたみ代が上部に残るので、
クローゼットへの出入りの際、少し邪魔になるかも。
ロールスクリーンにすると、操作が簡単で金額も抑えられますよ。

 

奥様:でもシェードにしたいです。その方が素敵だから。

 

(しまった!ついいつもの癖でお安く収まる方向で話をしちゃった!素敵を優先される奥様ごめんなさい)


 

とまあこんな感じで
生地を選びながら、一緒にスタイルも考えていきます。

 

窓の形状や寸法だけで、スタイルが決まる、ということはありません。

環境や、これまでの経緯や、お好み、から最適なものを見つける、
この作業がとても大事なんです。

 


現状も把握できた、素敵な生地にも出会えた。
そうしたら次は、これ。生かす方向に注力していきましょう。

 

 

ステップ3.生かすことをかんがえよう

柄を生かして、フォーカルポイントをつくる

 

選ばれた大柄な(リピートが大きい)ファブリックを生かすため
一般的な窓枠下〇〇㎝ではなく、床までの丈にします。


ここで生地をケチってはいけません!
ケチるなら他を!
(ん?)

 

 

ビフォー

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アフター

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いかがでしょうか?素敵ですね!
お!偶然にも、アートパネル(by IKEA)の水平線とカーテンのグリーンのラインがそろってる!

 

コレクションを生かす

 

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海外のfabricコレクションには、
トータルコーディネートのヒントがたくさん盛り込まれているのです。
1種類の生地しか使わないなんてモッタイナイ!

 

 

カーテン×シェード、カーテン×椅子張り・クッションなど、
是非お試しあれ!

 

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茅ヶ崎市 I様のインテリア、とっても素敵でしたね。
理想のカーテン、インテリアを作りたい!って
そんなにハードル高くない。勇気をだしてプロに相談してみてね。

 

 

 

 

もう一度リビングルームを見たい方は、こちらから。

 

今日は、3年前のお客様、K様のことを思い出していました。

 

 

 

東北出身のお二人は、家も近所で家族もみんな知ってる幼なじみ。
結婚式を目前に控え、東日本大震災に遭われました。

 

当時、湘南で暮らしていた彼は、東北で働く彼女と連絡がとれず
車に物資を積み込んで友人と東北へ向かったのだそうです。
彼女の無事が確認できるまで、とにかく必死だったと。

そして、2017年春。おふたりは湘南で新しい暮らしを始めることになり
湘南ファブリックへカーテンを選びに来てくれたのです。

 

メインに選ばれたのは、サンライズという美しいシアーでした。

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ふわりと軽く透明感のあるシアーは
ざっくりと編まれた色糸を2重になったオーガンジーで挟み込んでとめた
とても凝った作りになっています。

 

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光を通すと、グラデーションが一層美しく浮かび上がります。

 

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このシアーを活かすために、カーテンを掛ける順番を入れ替えて
ドレープカーテンを奥へ。

 

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ダブルシェードも同様に
シアーを手前へ。

 

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サンライズという名前がまた良いですね。

K様のことを思い出すたびに
中島みゆきの糸が頭の中に流れ、心が満たされていきます。

 

 

「たての糸はあなた よこの糸はわたし

織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかもしれない」

 

中島みゆき/糸


 

 

 

糸/中島みゆき(Cover)

 

 


 

 

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大石さんばっかりズルイ