そして、ようやく「釣り人の為の海難訓練」
アングラーズウォーターミーティングが福岡県宗像市神湊で開催する事が出来ました。
私、松岡がはじめて主催、企画をし、行ったイベントです。
ミーティングの趣旨を簡単に申しますと、ライフジャケットの事をもっと知って頂く事と、実際に普段使っているライフジャケットを身に付けて海へと入って頂くといった事を行っています。
また、人命救助活動の行い方など、地元消防署の方にお願いし、ご協力して頂いています。
心肺蘇生法を１人１人行います。
近年、よく見るＡＥＤ。なかなか使い方が分からない方も多い様ですが、ＡＥＤ本体から音声が流れますので、落ち着いてしっかり音声を聞けば、分かります。また、今回のイベントを通じて、各遊漁船にＡＥＤを搭載して頂く事を船長さんにお願いしています。全国に広がればいいと思っています。
午前中は室内で、こういった訓練や溺れたらどうなるか？どういう方法で救助を行うか？といった事をライフセーバー、プロサファー、そして私の体験談など、みなさんで考える勉強会を行いました。
昼食を済ませて、いよいよ海へ・・・準備運動を行ってから海へと入って頂きました。
ライフジャケットを着用し、５００メートルほど沖に待機して頂いているワイズさんと健栄丸さんに向かって泳いで頂きました。久しぶりに海へ入る方も多くいらっしやいましたが、慌てず、ゆっくりと疲れないようにします。
もしもの時、どんな状況になっても、慌てない！パニックにならないといった事が重要です。
こういった体験をして頂く事で、落ち着いた対応ができ、助かる可能性も上がります。
そして、なんと言ってもよかったのは、みなさんが楽しく海へ入ってくれた事です。
はじめはみなさん緊張気味だったんですが、終わる頃にはこのイベントの趣旨をご理解して頂けた事です。
危ないから海へ近づかない！ではなく、
海や川の怖さ、自然の恐ろしさをよく理解し、そして海で、川で、自然の中で楽しませてもらっている、遊ばせてもらっているという心構えが大切な事と思っています。
海難、水難救助は非常に難しいです。助けるのは本当に難しい事なんです。
だからこそ、海難事故を起こさないといった１人１人の意識が高まればと思っています。
今後もこういった活動を続けようと思っていますので、皆様のご理解、ご参加よろしくお願い致します。
今回ご参加して下さった皆様、そしてご協力して頂いた、神湊漁協さん、各遊漁船船長の皆様ありがとうございました。