こんばんは
以前ただ叱るだけの支援では、あまり効果がないことをお話しました
「怒る」と「叱る」の違い 何故叱ることがあまり効果がないのか? | 児童発達支援・放課後等デイサービス事業所の社長ブログ (ameblo.jp)
今回は逆に「褒める」についてお話したいと思います
ネットや書籍、講習会等で沢山の方が、褒めることの重要性について説いていると思いますが、実際の場面で実践しても上手くいかないというケースはあるのではないでしょうか
私自身もそうでした
褒める事の重要性については理解は出来まじが、現場で実際に行っても上手くいかない
ただの「甘やかし」みたいに思われてしまうみたいな…
結局褒めて支援するなんて只の綺麗事なのではないかと思ってしまった時もありました。
しかし今思い返してみて思うのは、当時の私は「褒め方が下手だった」のだと思います
褒めるという行為、一見して誰でも簡単に出来ると思われますが、
効果のある褒め方は、褒める練習をしなくては出来ない!!
という事です。
まぁ、たまに天賦の才で最初からめちゃくちゃ上手い方もいらっしゃいますが、それでも練習は必要です
まず褒め方の下手な人の特徴を説明します
①お子様が「出来る」ことが当たり前だと思ってしまう
②褒めるタイミングが遅い
③褒め方が事務的
概ねこの3つになります
解説をしますと①と②は「褒める」回数の問題です。
基本的に褒めるときは沢山褒めてあげるべきだと私は思います。
当たり前だと思って褒めなかったり、一つ一つの褒めるタイミングが遅いと褒めた回数が少なくなります。
例えば問10まである筆算のプリントがあったとして、下手な人は全てが出来ないと褒めません。
1問でも間違ったり、例えば時間内に終わらなかったりしたら、お子様は「褒める」という行為を受けずに終わってしまいます。
それを繰り返すと100点を取らなくてはいけないとなり、学習のハードルが上がり、自己肯定感も育まれなくなってしまいます
上手な方は極端な話、1問解ける度にお子様を褒めます
勿論お子様の能力を見極めながら、お子様のやる気を促せるような声掛けをしていくのがベストだと思います
③が良くないことは何となくお分かりかと思いますが、そもそも「褒める」で大切なのは、褒める側と褒められる側が感情の共有をすることだと私は思います。
なのでただ褒めれば良いという訳ではありません。
褒められることによって「嬉しい」という感情を共有することが大切です
感情を共有出来るから、より嬉しいのであって、またやろうと思えるものだと思います
逆に「叱る」という行為は共有してはいけないことである為、事務的に行うべきだと思います。
要は適切な行動は繰り返せるように、不適切な行動には繰り返さないようにするように促していくことが重要です
では長くなってしまったので、今回はこの辺で終わりにします
次回はその上手な褒め方が出来るコツ的なことをお伝え出来たらと思います
最後まで読んで下さり誠にありがとうございました
お子様の発達支援において私が知っておくべきだと思う考え方その1(ABA(応用行動分析)) | 児童発達支援・放課後等デイサービス事業所の社長ブログ (ameblo.jp)
お子様の発達支援において私が知っておくべきだと思う考え方その4(感覚統合) | 児童発達支援・放課後等デイサービス事業所の社長ブログ (ameblo.jp)
個人的にこの本はおススメ!