以前から言って来た事がある。
ネット上でも、言われてる事ではあったが、
「JIM DUNLOP ULTEX SHARPの表示されてる厚みと実際の厚みが異なる」
と。
そう、
JIM DUNLOP ULTEX。
人間の爪に近い素材「ウルテム」を使用したピックになる。
「ULTEX(ウルテックス)」はJIM DUNLOP特有の呼び方。
そして、JIM DUNLOP ULTEX SHARP。
この「SHARP」になると、爪の先をヤスリで少し削った様な仕上げとなっていて鋭角とまでは行かないが、そんな仕上げになっていて爪で弾く感じをピックでもと言った感じだろうか。
そして、
JIM DUNLOP ULTEX SHARPの1.0mmから何故か先端から端にかけてアーチが掛かる様になり、実際の表示よりも先端は薄くなってしまうと言う問題がJIM DUNLOP ULTEX SHARP愛用者の中では周知の事実となってる。
ネット上でもそれを証明や解明した感じのレビューや記事も沢山出て来る。
そこで、
今回は俺もやってみようと思った訳(笑)
やってみようと思った切っ掛けも後半分かるだろう。
まず、
この様に並べて、
横から見てみる。
良く見る為、まず
左から0.73mmと0.90mm
台座の色を変えてもう一度。
うむ、
本当に先の先のみ爪をヤスリで削った様な仕様で基本ピック自体は平らな表面
そして、問題の、
左から1.0mmと1.14mm、1.40mm。
台座の色を変えて、
うむ、
ちょっと分かり辛いかも知れないが、中心は付いているのに、端に向かうに連れて浮いているのが分かるだろうか?
先端の爪をヤスリで削った様な仕様は同じ。
うん、これで1.0mm以上の厚みになるとアーチが付くのが確認出来た。
俺はこれで騙された(笑)
っと言うのも、それまでZakk Wylde好きからZakk Wyldeモデルのピックを使っていたが、それはTORTEXの1.0mmでJIM DUNLOP ULTEX SHARPに替えた際もそのまま1.0mmにしてた。
なので、
「なんかJIM DUNLOP ULTEX SHARPってガリガリ削れるピックだなぁ~」
と思ってた。
アーチが付くと知るまでは(笑)
それで、アーチが付くと言う事は先端が約1.0mmになるであろう1.14mmを愛用してきた。
っで、今回、こう言う記事にするので、
これ買ってみた。
何かと言うと、
デジタル表示のノギス。
「こうなったら徹底的に調べてやろう!!」と思って(笑)
っと言うか俺のいつもの「しっかり満足するまで知りたい」衝動が出た(爆)
ノギスでも安いのから高いのまであって、安いのは0.1mmまでの精度なので、
しっかりディスプレイ部もステンレス製で、0.01mmまでの精度のものを購入した。
さてさて、
JIM DUNLOP ULTEX SHARPを1枚ずつ測っていく訳だが、
1.0mmからは先端の厚みも測る事とする。
まず、
0.73mm
結果
表示通り0.73mmに。
うむ、ノギスの精度も申し分無い様だ。
取り合えず、先に断って置くが、俺と言う人間が測るもので多少の誤差は出て来るので悪しからず。
次に、
0.90mm
結果
0.93mmに。
実は最初測った際、0.98mmや0.95mmとなったので、実際0.90mmより多少厚みがあるのか
次に問題のアーチが掛かってくる、
1.0mm。
結果。
1.04mm
問題はここからで、
先端を測ってみる。
結果
0.85mm!!
そりゃ俺のピッキングで弾いてりゃガリガリ削れる訳だ(笑)
次に、アーチが掛かるのを知って先端が1.0mmになるであとうと予想して愛用してきた、
1.14mm
結果
1.17mm
まぁ多少の誤差は出るので、この辺は許容範囲。
2回、3回と測るとまた変わってくるだろう。
そして先端は、
1.0mm!!
おお!!
俺の考えが正しかった事が証明された!! うむ、間違ってなかった。
そして、最後。
1.40mm
結果、
1.40mm
うん、表示通り。
そして、先端は、
1.11mm
やはり結構変わってくるね(笑)
これでJIM DUNLOP ULTEX SHARPの厚み1.0mm以上になると中心からアーチが掛かり、中心は表示通りでも先端に行くに連れて厚みが薄くなって行く事が証明された。先端では先端からは大きく違いが出る様だ。
そして、
JIM DUNLOP ULTEX SHARPにするまで愛用していた、
Zakk WyldeモデルのTORTEX
を測って見る事にして見る。
普通に市販されてるJIM DUNLOP TORTEX 1.0mmと同じではあるが、
「JIM DUNLOP TORTEX 1.0mmは表示よりも厚い」
と言った声もあるので。
っで、
左から順に測って見る。
うむ、
これは多少の誤差があるけど、表示通り1.0mmで間違いない。
さ~て、実はここからが俺の本題!!
先日のGeneration Axeで入手した、
JIM DUNLOP ULTEX SHARP Zakk Wylde 1.0mm Pick
これは市販されてないので、長年
「Zakk本人のどうなってんねん!?」
と思っていたのよ(笑)
そして、どうにか入手出来た際にはこうしてBlog記事にしたいと思っていたので、念願の夢が叶ったと同時に、同じ様にZakkファンの方で思っていた方々とこう言う事は共有していきたいので。
良く、入手した人の特権だとか言って、自分だけが知る秘密にしたがる人もいるけど、
勿論、音作りとかギターや機材の仕様、セッティングのあれこれとか時間をかけてたり、知るまでに色々と試行錯誤があったりするのは当然で、その苦労をものの数分で公開してしまう、教えてしまうのは嫌だと思う気持ちも分かるけどね。
でも、俺はこう言うのはどんどん公開していくよ!!(笑)
そんで、
厚みの結果!!
0.98mm
うん、多少誤差はあるとして、1.0mmになるだろう。
やはりZakkは昔からティアドロップの1.0mmと言うのは変わらない所。
勿論、このZakkピックにはアーチなんて付いてる訳が無い(笑)
そして、
この様にもって、
左から順にZakkピック、0.90mm
なんか0.90mmの方が厚く見えるね(笑)
しかし、Zakkピックを入手して思ったのは、
やっぱ
JIM DUNLOP ULTEX SHARP Zakk Wylde 1.0mm Pick
は市販されてるJIM DUNLOP ULTEX SHARPとは別に特別に製造れてるんだと言う事。
次に、
左から順にZakkピック、1.0mm
これは当然、1.0mmが薄く見えるね。
1.0mmは中心しか1.0mmじゃないのだから(笑)
っで、今回の結果を受けまして、
私、ピックの厚みを、
JIM DUNLOP ULTEX SHARP 0.90mmへと替えました!
少し前にTwitterでピックを大量購入したってのはこの為。
この初代ゲームボーイカセットのケースに25枚ぐらいのストック、財布の中やジーンズのポケット、上着のポケット等々に試奏なんかですぐ使える様に入ってたりもするので、30~40枚ぐらい買ったかな?
これまで同様、思った通り正解だった1.14mmを使うってのも良いんだけど、
0.90mmに替えた理由として、1.14mmはアーチが付くとして、深く持って速弾きをした際は良いけど、アルペジオ等の無意識に少し浅めと言っても中心ぐらいを持った際、持ち心地の違和感はなんとなくあったのと、弦に当たる部分で毎回同じ場所にヒットとは行かないので若干ではあるけど差が生じる部分があって、0.90mmでも行けそうな感じがしたのと、やはり表面が平らなのでアーチがあるよりもピッキングコントロール、トーンコントロールがしやすいって部分で替える事にした。
勿論、まだ使い始めてそんなに経ってないので、
ピックの削れ方とか使い勝手の部分でどうにもってなったら1.14mmに戻すつもりではあるけどね(笑)
そう言う結果なので、
Zakk Wylde好きの同じS.D.M.F.の諸君!!
Zakkと同じJIM DUNLOP ULTEX SHARPに拘るのであれば、0.90mmか1.14mmを使う事をお勧めする。
ってな訳で、
個人的な俺調べなので、これを信じる信じないは勝手だし、俺は個人的に知りたい事を自分で調べてBlog記事にしただけなので、どうなっても責任は持たないけどね(笑)
取り合えずは俺は満足したかな。
JIM DUNLOP ULTEX SHARP Zakk Wylde 1.0mm Pickを入手出来て、
俺の好きなZakk Wyldeと瀧川一郎さんのピックが宝物になったぜ!!
どっちもLiveで入手、市販はされてないって部分でもうね、たまらんよね(笑)
っと言う訳で、
今回のこの記事が少しでも誰かの役に立てたのならば幸いです。
ってな訳で今回はこの辺で!!