Les Paul Standard "Black Slteel" リニューアル! (動画有) | 山アリ谷アリ平地ナシ

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「Les Paul Standard "Black Slteel" 」とは、

 

そう、俺のメインギターである。

 

「Black Steel」って名前なんて付けちゃってるけど(笑)

ガラケーサイト「ギタリストのメッカ」時代を知ってる人ならば御存知だとは思うが、まだ黒ラベルのビール栓を打ち込む前はただボディトップを焼いただけの使用で「コゲ(焦げ)」なんて読んでた。

 

昔やってたBlack Steel Rebelってバンドが解散して、フレットやナット交換をした際に心機一転な気持ちで黒ラベルのビール栓を打ち込んで、解散してしまったバンド名から取って「Black Steel」なんて新しく名前を付けたんだけどね。

 

 

 

 

さて、少し前にベースの塗装を剥いでオイルフィニッシュにした事も記憶に新しいけど、そのオイルフィニッシュをやってる最中に、

 

「Black Steelのネック裏のオイルフィニッシュをやり直そうかなぁ~」

 

「ヨシ!! やり直そう!!」

 

っと決断は早かった(笑)

 

 

っと言うのも、ネック裏をオイルフィニッシュにしたのはBlack Steelを最初に入手してからは割りと早かったので多分2001年とかだと思う。

 

当時楽器店店員ではあったけど、20代前半で技術も知識もまだまだだった中やったってのもあったし、無理矢理感もあったと思う。

 

っで、もう結構前からちゃんとしたオイルフィニッシュにはなって無い事は自分でも分かってたのよね(笑)

でもやり直すまでは自分の腰が動かなかったのと、時間的なものもあってね。

 

ほんで、ここ数年になって、ネック裏のなんちゃってオイルフィニッシュの塗装が部分部分で剥げてた様で、自分の手垢なんかで黒くなってる部分もあって「やり直したいなぁ」って気持ちはずっとあった。

 

今回GWで時間も出来て、ベースの塗装を剥いで、オイルフィニッシュにしたついでにメインのネック裏もやっちゃえるだろうと。

丁度、ベースもボディが終わり、ネックをオイルフィニッシュで乾かしてる段階で手が空く時間もあったから。

 

 

 

「やろう!」と決めてからは早かった。

オイルと刷毛、ヤスリをコーナンで、ウェスの代わりにTシャツと仮止めテープを百均で購入してきた。

 

 

 

 

 

まず、オイルが他に染みこんで行かない様に仮止めテープで、

こんな風にヘッド、指板やバインディングを中心に貼って置く。

 

 

 

 

そんで、

ネック裏を#240番の耐水ヤスリで削ってく。

 

一度オイルフィニッシュにしていて塗装も厚くないので、耐水の#240番でやったけど、そうでなければ普通のヤスリや布ヤスリの粗いヤツでやると良いと思う。

 

っで良い按配になったら、#400番で削る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネック裏の塗装を削って、滑らかにしたら、

 

いよいよオイルを塗る。

 

オイルフィニッシュと言えば、

ワトコオイル!!

 

前回のオイルフィニッシュやベースには和信のニスを使ったんだよね。

 

和信の方が塗装膜がしっかりでベース見たくボディをやるにはって感じで。

勿論、ちゃんとしたオイルフィニッシュにはワトコの方が仕上がりは良いんだけど、ネック裏のオイルフィニッシュをした時はそこまで考えが及ばなかったのもある。

 

若かったな(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、最初の1度目の塗りは結構タップリ目で塗って行く。

ネックには当然アーチがあるので、たっぷりでも段々と下に、上側に指板側にと流れて行ってしまうけど(笑)

 

1度目を塗ったら、そのまま30分以上放置。

 

 

 

 

Now Loding...

 

 

 

 

Now Loding...

 

 

 

 

Now Loding...

 

 

 

 

30分以上放置したら、

ウェスで拭き取って行く。

 

ワトコオイルはこの拭き取りが一番重要と公式にもある。

 

満遍なく、しっかり拭き取る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に、2度塗り目。

2度目は1度目よりも少ない量で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

塗ったら、

#400番の耐水ヤスリで軽く削って行く。

 

オイルがある内にヤスリを掛ける事でより染み込ませると言った具合。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんで、

再びウェスで拭き取り。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

拭き取ったら、仮止めテープも取って、

 

他に垂れてしまってないか?

 

垂れていたらしっかり拭き取って、

12時間~24時間放置。

 

 

 

 

俺はこれでGWを終了した感じで、24時間と言わず、1週間の放置となった(笑)

 

っでだ、オイルフィッシュをやり直したついでに、キャビティ内もやり直す事にした。

 

実はPUをEMGにした当初、なんでかな~り前ではあるんだけど(笑)、ポットのワッシャーが緩んでか、ギター本体を持ったり、揺らしたりすると「チャリ、チャリン」とワッシャーが当たる音がしていたんだよね。

 

勿論、ギターの使用には問題無いし、音にも問題は無かったからそのまま使ってたってのがあった。

 

まぁ白状すれば面倒だったのもある(爆)

 

 

 

ネック裏のオイルフィニッシュをやり直すんだから、とことんやり直してやろうって事で。

一部配線切れしてしまった時に応急処置で適当なワイヤーをハンダ付けしてたりもして、そのままだったから、その一部をBeldenのワイヤーにする事にもした。

 

Gibsonは元々良いワイヤーを使っているので、定番とされるBeldenに替えても音の違いが殆ど分からなかったりする。

ヴィンテージに拘る人でヴィンテージワイヤーにするならかなり違ってくるけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノブやネジを外し、PUのハンダ付けを外したら、

カポっと取れる。

 

 

 

 

この板の表には、

「5/10/00」と、2000年の5月10日だと言う事が分かる。

 

俺のは2000年製でシリアルが「01230400」と言う分かりやすいナンバーなんだけどね(笑)

年代は違うものの、日にちは俺の誕生日と数日違い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っで、ヴォリューム、トーンの各ポットのワッシャーがしっかりとボディと噛む様に調整。

 

調整出来たら、ポッドのネジをしっかり締めて行く。

 

そして、ハンダも古くなってるかも知れないので、

 

ハンダ吸取り線でしっかり取り除いて、必要最小限でハンダ付け。

Beldenを使った個所はジャックへのワイヤー。

 

俺の配線の特徴は見ての通り、各ワイヤーがゴチャゴチャしない様に、ポットの外側を回る様にしたり、どのワイヤーをどのワイヤーの上に、下になる様にするとか、そう言った事をしてしまう(笑)

 

本当はそうするとワイヤーが長くなるので、ワイヤーは短ければ短いだけ良いんだけど、邪魔になって引っ掛かって切れたりしたら嫌なので、少し余裕を持たせる様にしてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っで、PUはEMGで直列18VS仕様なので、

9V電池が2個。

 

 

 

 

 

決して、裸で入れるのは良くないので、

 

俺は、コーナンで売ってる厚みや弾力のある円形のスポンジを9Vの大きさに切って、

9V電池に履かせてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、

 

しっかり掃除して、フレットをピカール&キムワイプで磨き、

 

弦を張ったら、

 

俺のメインギター、

 

「Gibson Les Paul Standard "Black Steel"」完成!!

【Gibson Les Paul Standard "Black Steel"】

[Spec]

●Body : Maple Top w/Black Label Beer Caps & Mahogany Back

●Neck : Mahogany (Oil Finish)

●Nut : Ivory 

●Fingerboard : Rosswood

●Machine Head : Grover 102CK

●Flet : Jim Dunlop #6000, 22F

●PU : EMG ZW Set (EMG 85/EMG 81) 18V Mod

●Bridge : TonePros TP6-C w/KTS Titanium Saddle RP06 & TonePros T1ZS-C

●Control : 2Volume, 2Tone, 3Way-Toggle SW

●Strings : GHS Boomers Strings 10-60

 

 

 

 

 

まぁ、見た目的には殆ど前回と何等変わりは無いんだけどね(笑)

 

 

 

 

でも、

 

 

 

 

ネック裏は、

よく観ると色合いが少し変わってる。

 

前回のオイルフィニッシュでは、艶を出そうとしてしまって、その艶が少しベタ付いてたと言うね。

だから、完全なオイルフィニッシュではなかったのがあった。

 

オイルと言ってるのに塗装が少し厚かったのもあったし。

 

 

 

しかし、今回は艶を出そうとはせずに、しっかりオイルフィニッシュに。

 

なんで触り心地はスベスベ、サラサラで触ってて気持ち良い!(笑)

 

弾いててもネックの握り心地が良い!

 

「これが本当の意味でオイルフィニッシュだな、前回のは本当なんちゃってだったわ!」

 

と過去の自分を笑ってしまうぐらい。

 

まぁ前のなんちゃってオイルフィニッシュでも、俺のギターを弾いた事がある人には、

 

「このネック裏良いね。」

 

とは言って貰えてたんだけどね。

 

そして当たり前に、ギター持っても、振っても「チャリチャリ」とワッシャーの音が鳴らない!(爆)

 

「こりゃ良いわ!」

 

と、散々17年ぐらい弾き続けてきたギターながら、より好きになったね。

 

このリニューアルは成功と言える。

 

俺がこの3年で20kg体重を落として、プチマッチョになったみたいに(笑)、プチリニューアルではあるけど、かなり良い。

 

まぁでも、実はハンダ付けの際に定番と言われてるKester44を使ったんだけど、音圧が無くなって、低音のまとまりが悪くなったので、これまで使ってた国産のハンダにハンダ付けし直したけどね(笑)

 

やっぱ現行のKester44は良くないわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っと言う訳で、

 

メインリニューアルで更に気持ち良く弾ける様になったので、

 

久々に動画UP。

 

 

 

 

【Black Label Society / Graveyade Disciples (Cover)】

 

少し前にTwitterやInstagram、Facebookに上げてる「Zakk Wylde Style Lick」ってのの「#6」でソロだけは弾いてたりするけどね(笑)

 

まぁ所々ミスってるけど、いつもの感じなんで広い心で見て下され(爆)

 

※動画は先日の怪我の前に撮ったものです。

 

 

 

 

 

っと、

 

そう言えば、

 

先日Facebookにて、

Zakk Wyldeのトップファンとして認められたんだよね(笑)

 

TwitterやInstagramに比べると、Facebookはつい片手間でやってる様なもんなんだけど(笑)

 

なんで、このトップファンがどう言う機能なのかも良く分からないけど、

 

良く分からないままに、何だか嬉しいやね(笑)

 

精進します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、

 

俺のメイン、「Black Stell」を弾いた事がある方々、

 

再度弾く機会があれば、どうぞ弾いて見て下され。

 

かなり良いネックの握り心地になったぜ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に、

 

「俺もオイルフィニッシュやってみようかな?」

 

っと思った方もいるかもしれないけど、マホガニーはオイルフィニッシュには向きません(笑)

 

自分でやっておいて何て事言うんだって感じだけど(爆)

 

実は日本と言うか、アジア圏は本来湿度が高いので木材で出来てるギター等の楽器には適してないんだよね。

 

それ故に、オイルフィニッシュは部が悪い。

 

まぁ俺はそんな事お構い無しに若い頃にやってしまってるんだけど、各ギターメーカーにも元々オイルフィッシュのギターもあるし、GibsonもFadedってシリーズもあるんだけどね。

 

俺の様に自分でやる場合、ある程度定期的にオイルを再度塗ると言う処置が必要だと思う。

 

特にワトコオイルは和信に比べたら塗装膜が劣るので、仕上げは綺麗だし最高だけど、その後のケアもギターのネックなら必要だと思う。

 

それ踏まえた上で「やりたい」って人はやっていいと思う。

 

Zakk見たく、元々塗られている塗装は気に入らないとかあれば、是非。

 

そんな訳で!!