
ニットーT-1Aの中身であります。

袋の中にごちゃっと入ってますが、このままでは良くわからないですなぁ

シリアルとラジオコールナンバーが違うのがご愛嬌
で、袋から出してみました。
ご覧のようにこの現物、作りかけの所謂ジャンク物であります。
残念な事に第1風防が欠品で、増タン接着済み、
コックピットにパイロット組み込み済みとなっております。
しかしながら、このキットの部品状態での公開は初めてではないにしろ、
目にするのは初めてという方が多いと思います。

ご覧のように、スッキリとした凹モールドで、機体形状の捉え方も中々のものです。

組説は当時なりのものであります。
当時のキットには必ず付属していた展示スタンドの出来が中々のものであります。

自在球(ボールジョイント)により姿勢の変化ができるようになってます。
極小のナット、ビスでジョイント部を組み立てるようになっておりますが、
当時のお子様が果たして精密ドライバーを持っていたかは、
はなはだ疑問ではあります。

現在はこのように、小分けして箱に収めて保管しております。
ニットーといえば、キャラクター物からスケール物まであらゆるジャンルのキットをラインナップしておりました。
また、50円や100円のキットのラインナップも豊富で当時お世話になった方も多い事と思います。
世代により思い出のキットが、ガメラであったり、サーキットの狼であったりSF3D、1/76ミリタリーシリーズ、1/100エアライナー、1/8バイク等さまざまなのもニットーならではでありましょう。
そういう意味でもとても昭和的なメーカーでありましたが、社屋の焼失や諸般の事情で廃業してしまいました。
しかしながら残された金型は童友社やフジミ等に渡り、今でも現役キットとして入手することができます。
工業製品は最新のものが最高なのは当然なのですが、アタシ的には昭和の物の方がより魅力的に見えるんですな、これが。