
SB2Cを迎撃する244戦隊のキ-78クリックすると原寸大
キ-78ってより『研三』と言った方がの方が通りがいいですな
速度記録を狙った高速研究機であります。
基本設計は日本帝国大学航空研究所、製作は川崎航空機でおこなわれました。
発動機はDB601Aをチューンナップしたスペシャルエンジンであります。
発動機自体は、前回のキ-60もそうでしたが、ドイツから輸入されたDB601を使用した為、国産のハ-40のようなトラブルは無く、安定した性能を発揮したようです。
最高速度は700㎞/hには届きませんでしたが『研三』1号機はあくまでも記録挑戦機製作の為の中間機でありますので、その果たした役割は大きなものがありました。
しかしながら戦局の関係により、記録挑戦用の2号機の製作は断念されたのでありました。

で、キットの中身でありますが、こちらも簡易インジェクション。
キャノピーもプラのクリアパーツとなってます。
チョット前までは、簡易インジェクションのキットのキャノピーと言えば、ヒートプレスの塩ビ製で、経年変化で黄変しちゃったりしてましたねぇ~
キ-60と違ってオールプラパーツで個人的には安心して組めそうな雰囲気であります
(あくまでも、雰囲気ね…)
繊細な細部のモールドやエッチングパーツ等、キー60の方が出来が良さげでありますが…

何よりもこのキットで嬉しいのは、2機入りってとこでしょうか…
(実機は1機しか製作されてないのに…)

そしてコレもまたヤル気満々のカラーガイドであります

しかし、2番目の機体の垂直尾翼にはなぜか横空の記号が…
(3枚目のデカール画像参照)