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さて、今日も我らが「伊達政宗」様の心温まる武勇伝を披露していきましょうかね。
関ヶ原の戦いも終わり、天下泰平の徳川幕府の世の中となりました。
そんなある日、江戸城でこんなことが起こりました。
徳川家の重臣「酒井忠勝」とすれ違った我らが伊達政宗様。
何を思ったのか?突然、酒井忠勝に「相撲を取ろうぜ!」と挑戦状を叩きつけます!
ここから先のやりとりは、想像です。
政宗「あんた、相撲強いんだって? だったら、一勝負やろうぜ!」
酒井「政宗様、いやいや、何を言いだすんですか?ここ、江戸城ですよ!私、忙しいんですから。」
政宗「おー逃げるのか!それとも、この政宗に恐れをなしたか?」
そのうち、周りにどんどんギャラリーが集まってくる。
やじうまA「いけー忠勝!ここは徳川のホームだぞ、負けんじゃねーぞ!」
やじうまB「負けるな、政宗殿!忠勝に伊達の心意気を見せつけてください!」
かくして、突然の両国決戦!ならぬ「江戸城大相撲」の幕が切って落とされたのです。
行事「さあーみあって、みあって、はっけよ~い、のこった!」
その結果はと言うと、、、。(-_-;) はい、酒井忠勝殿の完勝です!
この時、政宗様60歳OVER。 忠勝は40歳ぐらい。
なんとも、突然の無茶ぶりを仕掛ける茶目っ気たっぷりのおじいちゃん、政宗。
なんとな~く、天下泰平の世になって、緊張感も心騒ぐようなことも少なくなった。
ここは一つ、自分がピエロになって、場を盛り上げ、和ませてあげようか!
それが出来るのは、「日本一の伊達男」しかいないだろう、と思ったのかもね。
大大名という立場でありながら、堂々としたチョイ悪オヤジっぷりを発揮する政宗様。
でも、こういう「遊び心」って年をとっても忘れたくはないものですよね。
たぶん、こういうところが今も衰えない、政宗様の人気の秘密なのかしれません。!(^^)!
実は、「伊達心」という言葉があります。気になった方はググってみてくださいね。
※昨今の歴史研究の進展は目覚ましいものがあり、過去の書物に記された史実や出来事などとは別の説が発表されたり、歴史認識が改められたりしている事も多く見受けられます。このブログで書かれたことは、諸説ある中でも多く語られることの多い部分を抽出して書かれたものであり、歴史認識や見解の確からしさを断定するものではありませんことをご理解頂きますようお願い申し上げます。