どーも。
色々な方に「ブログ読みましたよ。」と言われ、ブログって凄いなあ・・・と思った某社員?でございます。
人に質問を受けたので、ちょっと雷にまつわる事例を書きます。
18年3月の最高裁で、雷発生中に行われた高校サッカーの試合中に、落雷直撃により重度の障害を負った当時の高校生が、高校と 大阪府高槻市体育協会を相手に損害賠償を求めた判決で、引率者に「落雷事故予見の注意義務」、主催者に「落雷事故推認」するのが相当という判決を出しました。
この決定により、自然災害であっても、学校等のクラブ活動時の安全管配慮義務が問われるべき、という考えを明確にしたと同時に、実際どこまでクラブ担当者が適切な対応を取れるか、学校や大会主催協会はどこまで管理徹底することができるのか、ということも今後議論されていくこととなると私は思います。
「雷から身を守るには-安全対策Q&A-」(平成3年刊行)には,「雷の発生,接近は,人間の五感で判断する,ラジオ,無線機を利用する,雷注意報などの気象情報に注目する等の方法があります。しかし,どの方法でも,正確な予測は困難ですから,早めに,安全な場所(建物,自動車,バス,列車等の内部)に移っていることが有効な避雷法です。」
と記載されている。
この問題はスポーツだけではなく、公共施設、野外商業施設、及び自動化された工場、弱電関係等の産業が、自然災害減災の一つとして、利用者・社員の生命を守り、また所有する財産(無形資産等)をどのように守っていくのか?今後の課題であると私は思います。
というわけで、雷警報器を使った有効な活用方法を考えてみました。
某社員?が勝手に考えた雷警報器の応用方法
1.受信機の警報音より、人間が気付いてアナウンス等で大勢に危険を知らせる。(広大な屋外レジャー施設等)
2.受信機の警報音より、人間が気付いて手動で商用電源を落とす。警報音が無くなったら、手動で復旧する。(自動制御工場、電気機器が主戦力な職場等)
3.受信機に附属されている移報接点を利用し、自動で商用電源を落とし、自家発電機を回して電力確保。(自動制御工場、電気機器が主戦力な職場等)
4.受信機に附属されている移報接点を利用し、自動でベル・アナウンス・光(パトランプ等)で危険を知らせる。(外部の受信機音が聞き取りにくい場所・夜間宿直室に)
5.受信機に附属されている移報接点を利用し、電話回線で外部に危険を知らせる。(無人の施設の場合)
ちょっと考えても、これだけありました。まだまだあると思います。
情報化社会は耐雷性の弱い電子機器類を多用して成り立っています。
従って情報化社会の進展とともに雷による被害が増加する傾向にあります。
年間の雷被害総額は1000億円から2000億円と推定されています(電気学会技術報告第902号:2002年)。
雷の脅威から今後、益々進化する情報化社会の安全を維持して、実務的な対応が急務と私は考えます。
もし、興味を持った企業の方がいらっしゃったならば、某社員?にメッセージをどうぞ<(_ _)>