☆FORZA!☆Scuderia TAK -20ページ目
ザウバーは,今シーズンを戦うニューマシン「C34」を公開した。
C34はカラーリングを一新し,昨年までのブラックから鮮やかなライトブルーに変更された。サイドポンツーンには,今シーズンから新スポンサーとして加わったブラジルの大手銀行「バンコブラジル」のロゴが大きく掲載され,黄色のカラーリングでアクセントとなっている。
C34は昨年のグリップ不足を改善するため,フロント・セクションに大きな改善が加えられた。フロント・ノーズは先端部分を突出させつつ,フロント・ウィングとの隙間も非常に狭いものとなった。ノーズの上面はコックピットに向けて平面的になっており,昨年とは異なる空力アプローチを試みている。
リア・セクションは,コークボトル形状を絞り込んでいる。エア・インティークからリア・ウィングにかけてのカウル部分には昨年と同様にフィンが設けられ,後方に流れるエアに気をつかっている。
(F1 News)
 フェラーリは,2015年シーズンを戦うニューマシン「SF15-T」を正式発表した。
昨シーズン,フェラーリは1993年以来となる未勝利に終わった。チームは早い段階から2015年に向けた開発に着手。シーズン終盤戦のフリー走行ではSF15-Tのパーツを先行装着してデータ収集を行っていた。
SF15-Tは,フロント・ノーズの処理は昨シーズンの面影を残しているものの,先端部分は扁平なスタイルでノーズ先端は低く下がっている。ノーズからコックピットにかけてはゆるやかなカーブを描き,丸みを帯びている。
リア・セクションは,昨年と同様に複雑な3D曲線を採用。サイドポンツーン上面に丸みを帯びさせて,外側に向かって落ち込む処理を施している。他チームが直線的なデザインを採用しているのに対し,フェラーリは独自のスタイルだ。また,コックピット横の整流板は昨年よりも大型化し,ドライバーの真横に接合するデザインとなった。
 マクラーレンは,今シーズンを戦うニューマシン「MP4-30」を正式発表した。
昨年,マクラーレンはマシン開発に失敗して中団に埋もれたため,夏の早い時期から「MP4-30」の開発に着手した。今シーズンはエンジンをメルセデスからホンダに載せ替えるため,例年以上に準備期間に時間をとった。カラーリングはこれまでのシルバーをベースにしつつも,アクセントで“赤”を採用した。
「MP4-30」は,フロント・セクションは最新のレギュレーションに合わせて最適化した。ノーズ先端は絞りこまれた形状をしつつも,コックピットにむけて滑らかなデザインとなっている。フロント・ウィングは空力を重視して複雑に作りこまれており,昨年のグリップ不足を補う努力が見受けられる。
リア・セクションは昨年型を正常発展させているが,ホンダ・エンジンの搭載に合わせて冷却系を見なおした。リアの絞り込みはきつくしてあるものの,昨年に比べてサイドポンツーンからリア・ウィングにかけて若干“ふっくら”したイメージもあり,冷却性能を優先させているようだ。
マクラーレンは今週末からのヘレス・テストに「MP4-30」を持ち込み,シェイクダウン走行を行う。マクラーレンは昨年末のアブダビ・テストで十分な走り込みが出来なかったため,ヘレス・テストではホンダエンジンの走行距離を稼ぐことが主題となりそうだ。
(F1 News)
 
