西荻窪は、本屋より古本屋が多い街。
 それぞれの店に特色がありますが、特に、師であるカタヤマさんちのビルにある古本屋は、相当ヘンです。

 古物商を兼ねているのはまだわかるのですが、フェンダーUSAストラトキャスター(エレキギターの銘品)新品同様3万円とか、どう考えても分野の違うものが、しかも相当格安で並んでいます。
 安いのでよく売れてるらしく、行くたびに新たな楽器が増えています。
 通路が通れなくなるくらい大きなコントラバスが5000円で売られていた時には、思わず買ってしまいそうになりました。翌日には売れていた所を見ると、やはり格安だったと思われます。

 今日はそこに本来の用事、つまり古本を引き取ってもらいに行ってみました。


 ・・・普通の対応でした。値段も普通。


 ちなみに、楽器は引き取りしてないとのこと。
 あの楽器は一体どこから仕入れてるのか、やっぱり謎です。
 昔デザイン系の仕事をやっていた頃、レタッチをよくやりました。
 写真のノイズを消すような軽いものから、人気コミックのキャラクターに描き足しを加えるような大胆なものまで。
 よく考えると、著作権に觝触してたんじゃないか、という気もしますが、完成度を高く仕上げさえすれば誰からも何も言われない、そんな仕事でした。

 出版事業部のレタッチ担当のオヤジさんなど、「ヌード写真はみんな肌ァ荒れてっから、全部オレが奇麗に直してるんだがっはっは」と、青少年の夢を壊すような事を言うのですが、それは確かに、「売り物を作る」ために影でひっそりと行われている、大事な1工程だった訳です。


 今日、カタヤマさんのレッスンを受けてて、「演じる時に必要な事がわかるか?」という問いに答えようとして、ふとそんな事が思い出されました。

 ああ、要するに、演目からアラを取り除いて奇麗に仕上げてみせるのが、演技者の仕事なんだな、と。

 仕上げの良さは、価値の高い売り物ほど必要でしょう。
 観客に直に接する仕事は、その仕上げの力が最も必要な所なんだろうな、と思うのです。

 そして、自分の仕上がりを自分で見る、というのが・・・
 なかなか難しい訳です。
 近所のスーパーで、家電小物のワゴンセールをやってました。
 スーパーはだいたい、家電はそんなに安くないのですが、チラシに載るような特売ではなく、そのお店の「もう売らない」ものを半額で見切り処分してる時は、極端に安くなってる事があります。

 HD-DVDとかMDのディスクが売られていると、「ああ、これはもう主流じゃないんだなぁ」と、家電の時代の流れの早さに思いを寄せたりもします。

 いや、MDがなくなってしまうのは結構困るのですが。
 現場でMDが使えないのでCD-Rにコピーしたい、という話は最近よく聞きますし、実際にそれをやるとかなり面倒です。


 今日の特売品はDVD-R。ケース付きで1枚あたり43円。
 や、安い!
 思わず「消費期限切れてない?」と箱を確認。そんなのDVDにはないですけど。

 よく見ると、地デジの一回だけ録画(CPRMというコピープロテクト)に対応してないタイプでした。
 これはしかし、何が違うのかが、非常にわかりづらいですね。

「買ったけど使えなかった」という人、居ると思います。専門店ではなくスーパーでは買う時に店員さんが注意してくれる訳でもないので、余計にありそうです。
 その手のクレームを防止するために、見切り処分になったのかもしれませんね。

 記録用のDVDは売り出された当初から、R、RW、RAM、さらに+だ-だと、その区別が非常にわかりにくかったんですが、地デジになってさらにわかりにくい仕様のようです。

 地デジでなければ関係ないので、安い分にはありがたい。
 大量に買ってきました。
 今日はショーのDVDを焼く日にします。

 がんばれ、ウチのオールドなMac。
 金・土・日と現場でした。
 立食パーティーにサロンにカウンターと、形はいろいろでしたが、お客さんのノリが良くてありがたいかぎり。声援に乗せられるとがんばっちゃいます。

 ブライダル・ショーの仕事では、20代の娘さんと、50代と思われるお母様が一緒にいらっしゃってますが、世代が違うとエンターティメントに対する反応の仕方がかなり違うのが、お互いに面白く感じるみたいです。ツッコミしあってる姿が微笑ましい。

 だいたいお母様の方が真剣なので、マジックを手伝ってもらうとやりとりがアクティブです。
 興味深いのが、最後に必ずと言っていいほど「これはタネがあるのよね?」という質問をされる事。きっと真剣だからですね。

 テクニックだけでやるマジックの場合、一般的な意味での「タネ」や「仕掛け」があるかと言うと、微妙な所です。あると言えばあるし、ないと言えばないし。

 しかしこういう時いつも思うんですけど、「いや、タネも仕掛けもありません!」って言っても、納得してくれる訳ではないんですよね(笑)。
 ちょっと試してみたくなる気もします。「タネあります」って言うまで許してもらえない気はしますけど。べーっだ!
 週一回、師であるカズ・カタヤマさんの稽古に参加しています。
 今日はその稽古日だったのですが、9/23のショーの出演に向けての最初の合同稽古になりました。

 まずは必要な小道具を揃えるのですが、マジシャンの道具は買ってくるものだけでなく、自分で作るものがかなり多くあります。
 特に、演目にオリジナリティを出そうとすると、まず確実に工作、縫い物、絵など「ものづくり」をする事になります。

 仕事で使う事も想定すると、道具をできるだけ「シンプル」にするのも、かなり大事な事です。
 いざ、という時にはすぐ作り直せる事も大事。見ばえも大切ではあるのですが、凝っていればいいというものでもない訳です。
 最初は複雑だった仕掛けものでも、アイデアを足していく内に、逆にシンプルで確実なものになっていきます。

 今日の稽古場は、まさに工房と化してました。机も床も製作途中のもので埋まっている感じです。
 でもまあ、この段階ではまだ、非常に和やかな稽古場です。
 ショーが近づくにつれて課題が増えていくのです。

 来週は手順とセリフの確認。
 稽古場も、だんだん緊張感が増してきます。