「チャカチーマイ??」


チャカチーーー!!


ラオスに恋をした。


ラオスから戻って5日。

ネタは新鮮なうちに!としばらく放置していたブログに
「これは書くべきだろう」と、書いてみたものの
なかなか手が進まないのは、公開しにくい内容であるから。



「呑みたいときは呑む!
 遊びたいときは遊ぶ!
 ヤリたいときはヤる!

 そして残ったものが利益なんだ!!」


と年配の方にご指導いただいたわけだが、
彼は翌日何も残っていなかった。


川一本渡っただけで大きく心動かされる出来事が
ラオスにはあった。

バンコクも日に日に暑くなり
日中は蒸し暑く、汗をかく日が増えてきた。

タイ生活のほうは慣れた。
最初の頃は屋台で食っていけると思っていたのに、
やっぱり飽きてしまうのは、仕方ない。人間だもの。

30バーツのクイッティアオ(米麺を使ったタイ屋台ラーメン)は
数種類ある麺の種類は全てマスターしたし
屋台のテーブルにある味付け調味料4種
プリック、砂糖、ピーナッツ、酢
の組み合わせも、どれが美味しくてどれがオレに合わないのかも
わかってきた。

日本食が恋しくなる機会が増え、
タイ生活を始めた頃は、絶対に行かまいと決めていた、
トンローにある日本の有名ラーメン店を集めた
某「ラーメンチャンピオン」なるものにも行ってしまった。

タイ人が作るラーメンなんぞどれもマズイに決まっていると、
思っていたのに、不覚にも
「ウマイ」と感じてしまったのは
おれの舌が肥えたのか、それとも単にウマかったのか。

決してオレの好きなラーメンのタイプじゃなかったのに。

先日、知り合いと行ったアイリッシュパブで
ラージグラス70バーツのプロモーションで飲んだ
「アサヒビール」を飲んで、やはり日本のビールがうまいと感じた。

日本が恋しくなるのは食だけじゃない。

オレにとって、一日で唯一の哲学の時間とも言える
ウンコの時間だって、用を済ませた後、
タイの洋式便器に備え付けの水ジェットガンで
おしりをキレイに洗えるようになったが、
やっぱり日本のウォシュレットには勝らない。なれない頃は水の出加減がうまくできず、
何度お尻に穴をもう一つ作りそうになったことか。

ただ馴れてきてもなお新たな発見は毎日あるし、
タイ生活での楽しみ方も増えてきた。


http://youtu.be/byJNPPw5JUQ

「確か、(米女優の)シャーリー・マクレーンが何度もアカデミー賞にノミネートされた末にようやく取ったとき、『私がもらって当然だと思う』と言ってたらしいが、だいたいそういう感じです」


ヤフーニュースで芥川賞の記事を読んで、
受賞した二人がどんな人なのか気になったから
YOUTUBEで記者会見の映像を見たらなかなか
興味深い人だったので興味を抱き、
彼の作品なら面白いに違いないと、読んでみたくなった。



以下会見


 「4回も落とされたので、断るのが礼儀といえば礼儀。でも私は礼儀を知らないので、(芥川賞を)もらうことにした。断って、気の小さい選考委員-都知事が倒れて都政が混乱してはいけないので。都知事閣下と都民各位のために、もらっといてやる。もう、とっとと終わりましょうよ」



 --今回は東京ではなく地方在住の作家の受賞が目立つが

 「感想はありません」

 --他の受賞作については

 「読んでないのでわかりません」

 --5度目の候補で受賞したことについて

 「1回目で受賞するのが一番いいんで。5回目だとまぬけです。もうやめましょうよ」

 --田中さんは「自分は働いたことがない、働いたら負けだ」と以前話していましたが、いま仕事の見つからないニートの方に一言あれば

 「人によって状況が違うので他の人に言うことはありません。私は本を読んで小説を書いて、小説家になっただけです」

 --田中さんは携帯を持っていないが、今日はどのようなかたちで受賞の報を受けたのか

 「都内の飲み屋で待っていました。プリぺイド方式の携帯を編集者が持ってきて、(受賞の報を)受けました」

 --どなたかに知らせましたか

 「母に」

 --お母さまは何と?

 「『良かったね、おめでとう』だけです」

 --文学振興会から受賞の報を受けたとき、どう返事したのですか

 「ちょうだいします、と」

 --今回の受賞を受けて、心境の変化はありますか

 「気持ちの変化はありません。私には意欲がありません」

 --故郷・下関への思いを教えてください

 「非常に乾いた街です」

 --受賞によって下関を離れるとか、書くスタイルは変わりませんか

 「今までどおりです」

 --シャーリー・マクレーンと同じく受賞は「当然だ」ということですが、当然とは?

 「当然だから当然です」

 --選考委員の石原慎太郎氏に一言

 「おじいちゃん新党結成に向けていそしんでいただければ」

 --地元の恩師の方からもお祝いの声が寄せられています

 「それは嘘ですね、私は教師に嫌われていたわけですから」

 --不機嫌なのはなぜ?

 「とにかくやめましょうよ。私は円城さんのように丁寧にできないので」

 --今日はお酒は飲んできたんですか

 「ワイン2杯くらいです」

 --たくさんの人の前で話すのは嫌いなのですか

 「こんな場所で話すのが好きな人はいないでしょう。政治家じゃないんだから」

 --最近講演などもされているそうですが

 「それは、ギャラが出るんで」



アマゾンで買うか、日本の知り合いに頼むか。
とにかく読むのが楽しみだ。





共喰い/田中 慎弥

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