ラトリンログをチューンしたきっかけ
前々から梅雨時期に使うトップとしてDUELのハードコアNOI-Z Jrを相模湖などで使い結構釣れていたのですがこのルアーの特徴として喫水が深すぎて首を振らせて
ジョボッ!という音が出しずらいということがありました。
そこで何かこのルアーの代用になるものを探していたのですが市販されているルアーではダートさせられないとかもうちょっと潜って欲しいとか音の出せる幅が少ないとかワガママな私の要求を満たすものがありませんでした。
そんな時にギル神田店や五反田店で見たラトリンログARB1200にペラをつけたスピンテールログなるものを思い出しました。
当時からARBじゃなくてADRB1200にペラ付きがあったらなーと思って店員さんにも聞いたのですが作る予定はないとの事だったので自分で作ることを決意しました!
ちなみになぜラトリンログのARB1200ではなくADRB1200なのかというと
リップが大きく硬いので左右に首を振らせやすく移動距離の調節がしやすい(ARBだとノーマルの状態だと左右にダートするがペラを背負った時に直線的に前に来てしまい移動距離が出てしまう)
ヒートンを差すとどうしても尻下りになってしまって大きいリップでないとワンアクション目から綺麗に動かせない。(尻下りの姿勢は音を出すために必要です)
トップにできらないような時もリップが大きい分ロッドワークで潜らせられる。
あとはADRBの方が使い込んでいて相模湖、長良川、木曽川と様々なフィールドで大きいバスを釣っていてコンフィデンスがあり動かし方を熟知している。
っていう感じです!
テールフックのエイト環を熱して抜いて、ヒートンを差し込みます。ルアーを分解したりしなかったのでここまで大きな手を加えるのは初めてなのでドキドキです笑
ましてやあまり売ってないラトリンログのADRB1200なので勇気がいりました笑
早速長門川でテストに!
師匠とその友達と毎月長門川に来ているのですが今回は2日間です!
初日は梅雨らしく弱い雨が降ったりやんだりという感じ
でまずはチューンしたログよりも同じくスミスウィックのデビルズホースで割と広範囲に探っていきました。
しかし午前中までやり切りましたが反応ナシ…
もっとネチネチした方がいいかなと思いやっとログの出番です。
雨でローライトではありますが基本的にはオーバーハングの奥に入れてジュボッと鳴らした後に水中で2,3回ダートさせて浮かせる➝繰り返しって感じです。
使っていてこれはやばいと思ったのはルアーを止めて浮上中にもペラだけは回転し続けている所です。
1号機からこの動きはヤバいですね笑
あっという間に夕まずめになりもう2回は通したオーバーハングの奥に入れてジョバァ!ジョバァ!と大きな音をたてているとそれ以上の音量でのビックバイト!
しかも食いミスったあともすぐに同じ音量で食いして来ました。
バスが完全に狂ってます笑怒ってるとしか考えられないようなバイトでした笑
1日目はそれ以上何も起こらず終了。
しかしこのバイトをきっかけに釣れる事を確信し、2日目はこのペラログオンリーでひたすらオーバーハングを撃っていきますが
昨日も今日も小雨なので長門川の水位は上がるばかりでオーバーハングがどんどん狭くなっていきます笑
午後になり、下流の水門が開いたのかやっと流れが出はじめました。
これはチャンス!
と思い2日間で5回は流したオーバーハングの奥に入ったログをジョボッ!と鳴らして水中でダートを何回か繰り返しログが浮ききった瞬間
ジワーッとログが水中に引き込まれました!
引きからしてなかなかのサイズだと感じたので慎重にやり取りします。先日相模湖で50クラスを2本バラしたばかりなので無駄にドキドキしてます笑
ジャークベイトは必ずラインアイを調整しながら使ってますがペラをつけるチューンをしたのは初めてだったので痺れました笑
このペラログは本当にズルいです。
ペラの音で寄せて水中でフラッシングしながらダートして浮上中はペラが回って誘い続けるって考えるだけで釣れそうじゃないですか?笑
ペラをつけることでログの良さを引き出せているなと感じました。
長門川は水深が浅く遠浅なのでバスとルアーの距離が近く着水音がかなり重要であると感じました。
2日間でバイトがあったのは全てすごい静かに着水した時だけでした。
これは想像ですがバスが着水音で振り向くのではなく最初のジュボッ!っていう音でルアーに気付くとバイトに持ち込みやすいのかなと感じました。
トッパーの方なにか知っていたら教えて欲しいです🙇♂️
ラトリンログのすゝめ
みなさんもぜひラトリンログ投げてみてください!
ラトリンログが動かないと言っている人はまず間違いなく太いナイロンラインを使っていないと思います。
私もアメリカンルアーにハマってから使い始めて最初は全然動かないと誤解していましたが太いナイロンライン20lbか細くても低伸度ナイロンの16lbを使い、ML〜Mのファストテーパー過ぎないロッドなどのセッティングを組み合わせラトリンログをダートさせられるようになりました。
綺麗にログをダートさせるコツは
ラインスラックの調節。これに尽きます。
ARB1200はラインスラック多め、ADRB1200はラインスラックは出すけど少なめといったような感じで、ラインスラックを沢山出せばいいというものでも無いのですがクリアなフィールドで見ながら練習すると動かせるようになるかもしれません!
ラトリンログは日本の水を切るようなジャークベイトに比べると動かしずらいのは事実ですが動きずらい物体が水中でダートした時の水押しは計り知れないものがあります。
ラトリンログについて書き始めるとちょっとこの記事では書ききれないので次の機会に書こうと思います!