書かないと言っておきながら、ユミットの双子宇宙の理論が面白かったので紹介したくなりました(笑)。

 

前回のシリーズ。

 

 

 

 

 

前回の記事で、反重力による航法について書いたのですが、昨日CERNが「反重力はない」ことを証明してしまいましたね。。。

つまり記事の中での、地球人側の理論が間違っていたということ。

反物質の理解が足りないのが、地球人の課題なのでしょうね。

 

 

 

今回もこの書から。

 

 

まずはクラインの壺について。

メビウスの輪の立体バージョンとでも申しましょうか。

ひねりがあるので、表を辿っていると思いきや、いつの間にか裏をたどっている。

外をたどっていると思えば、いつの間にか内側をたどっているという。

私では理解していない部分が大きいので、今回は引用を多用します。

自分で分解と組み立てを駆使してご理解くださいw

 

 

 

 

ユークリッド空間埋め込むには4次元曲率0とすると5次元が必要である。3次元空間には通常の方法では埋め込み不可能だが、射影して強引に埋め込むと、自己交差する3次元空間内の曲面になる。その形を壺になぞらえたものである。

 

(中略)

 

前述のように3次元空間内に実現するためには自己交差が必要であるが、クラインの壺そのものに交差はない。そのことを強調するために自己交差の部分をぼかして図示されることがある。

 

複雑な構造ですが、交差はしていないので、表面に面は1つしかない。

 

 

 

プチ氏はユミットの説明する双子宇宙を、二つの輪にしたメビウスの輪で表現します。

ここからは、最新の宇宙構造理論と違っている可能性が大きいことを、はじめにお断りしておきます。

 

 

(2)の輪ですね。

 

 

この捩れの効いた両面の片側が物質世界、もう片側が反物質世界と見立ててください。

物質世界の私が実態がある場合、反物質世界には私の形をした穴が空いている。

白いラインが物質世界、黒いラインが反物質世界と想像してください。

 

 

 

 

ペアになった宇宙のどちら側にも粒子があり、原子がある。

どちらの宇宙にも重力が働いており、粒子は引き合って物質の塊を作ることが多い。

だがわれわれの宇宙で重力が不安定になり、いわゆる星雲が形成され始めると、隣接した宇宙の層ではその逆の現象が起きる。

だからこそ宇宙の表面化に潜り込むと、双子の宇宙はあれほど希薄化した状態になっているのである。

 

 

実際は、絵のように綺麗に物質世界と反物質世界では分かれていないようです。

絵では真っ黒に塗りつぶしましたが、粒子は密ではなく希薄化して存在していると。

反物質側で物質世界の粒子を締め付けて、それで物質世界の粒子が凝縮して飛散するのを防いで物質化すると。

なので、物理宇宙は泡のような真空空間が大きな割合を占め、その泡の外の膜のような部分に、星雲が作られていると論じています。

 

すごく雑に描くとこんな感じ。
 
この反物質宇宙を移動する時の困難はないのか?
前回も書きましたが電磁波は使えない空間です。
 
 
宇宙船が双子の宇宙に飛び込んでしまうと、いつもの目印に従って飛ぶことは出来なくなる。
宇宙は非常に茫洋としており、標識になるような規則的なものは、手近には見当たらない。
しかも宇宙はとどまることを知らず動き続けているのだ。
その地図と言っても、明確には定まらない。
だから解決の道は、現在位置を確認するために時々「浮上」することである。
ユミットはそのために安定していると同時にしっかりと位置の固定された、少数の電波発信源を、灯台のようにして用いる。
 
 
双子宇宙に関してはここまで。
 
次回はユミットの形而上学的世界論を。
惑星を失ってしまうと、その惑星に紐づく人間の心的集合魂はどうなるか?について書きます。