台湾縦断自転車旅行

満喫してきた

わが夫(英国人)ですが、

奴めは実はこの春、

北欧フィンランドでも

銀輪の旅を経験していました。

 

今回と同じパターンで

仕事でフィンランドに行って

現地で数日休暇をとって

自転車を借りて旅をする。

 

フィンランドは平坦な国で

山があまりなく、かわりに

森と湖がたんとあり、

これは自転車乗りにとって

夢の国なのではないか!と

勇んで出かけて行った夫は

旅行から帰って来て

「僕はフィンランドの

自然を甘く見ていました」

 

「・・・自転車路が

整備されていなかった、

とかそういう話か?」

 

「いえ、道は見事でした、

走りやすいし

車通りもそれほどないし、

ただ・・・ただですね、

ずっとずっと高低差がなく

同じような道が続くんです」

 

「・・・それは自転車乗りには

嬉しい話なんじゃないか?」

 

「今回再確認したんですけど

僕はどうやら自転車で

坂道や山道を走るのが

好きみたいなんですよ。

フィンランドは

そういうのがなくて

ただひたすら同じような道を

漕いで移動するだけで・・・

それが僕にはちょっと・・・」

 

「まあそれは個人の

好みの問題だしな。

風景はきれいだったんだろ?」

 

「きれいでした。大きな湖と森、

ただそれがやっぱりずっとずっと

続くんです、スコットランドって

森の植生が豊じゃないですか、

色々な木が生えていて

楽しいじゃないですか、

自転車で走っていると

どんどん風景が

変わるじゃないですか。

フィンランドはなんか

行けども行けども

同じような木、

同じような森ばかりなんです。

なんか途中から僕は

『自転車に乗る意味とは・・・

人間が移動する意味とは・・・』

みたいな哲学的命題に

向き合うことになりましたよ」

 

なお、自転車で道を

走っている分には

風景が単調で

少々退屈なこと以外に

特に問題は

なかったらしいのですが

「一歩森に入ると

物凄く獰猛な蚊が集団で

襲い掛かって来るんです!

あれ、スコットランドの

ミッジ(Midge、

ハイランドヌカカ)より

始末が悪いですよ!」

 

ミッジより始末が悪い

虫など存在するものか?」

 

「それがするんです!

自転車で移動していて

僕はあんまり他の観光客と

すれ違わなかったんですけど、

あれはたぶん蚊の季節だから

皆、森に来るのを

避けていたんだと思います!」

 

というわけでわが夫は

フィンランドの

人気(ひとけ)のない田舎道を

ひたすら自転車で移動し、

他に観光客もいないものだから

沿道のカフェやレストランは

開いているんだか

開いていないんだか

よくわからない状態なものも多く

・・・運というか間が悪いことが

続いた旅行であった模様です。

 

 

まあでも終わってしまえば

それはそれでいい思い出ですよね?

 

ただフィンランドでの夫は

食事運にも見放されていた様子で

その話は明日に続く。

 

 

フィンランドがお好きなあなたも

いまひとつ明確な

イメージがわかないアナタも

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※誤字訂正しました、

コメント欄カプチーノ様

ありがとうございました

本当物騒だよ※