本年のヒヨコ事情、

実は孵化を成功させたヒナは

3羽おりました。

 

でも・・・

 

2羽は母鳥のお腹の下で

圧死してしまっていて・・・

 

まあそんなわけで

鶏小屋の隅っこで

ピーヨピーヨと

鳴いていたのは1羽。

 

・・・夫(英国人)は

今年のヒヨコ数ゼロを

予測していたため

我が家にはヒヨコ用の餌の

準備はなく。

 

慌てて街に

ヒヨコ餌を買いに出て、

ついでにヒヨコとその母鳥

(通称『公爵夫人』)のために

個室というか別邸を用意し、

でもこのヒヨコ、どうも

弱々しいなあ、公爵夫人も

なんか今一つ育児に熱が

入っていない感じだしなあ、

もしかすると

育たないかもなあ、と

こういう時はあえて

悪い想像をたくましくして

ゲンをかつぐ

私なのでありました。

 

ただそれでも

この頃の公爵夫人は

私がちょっと近寄ると

迷惑そうな顔をして

その場に座りこみ

ヒヨコをお腹の下に

隠してしまう、サセックス種は

子育てが上手との噂です。

 

 

さてニワトリ社会には

『孵化後1週間はヒヨコと

その母鳥最優先』という

不文律があると私は思うのです。

 

今回このヒヨコと

公爵夫人の別邸には

常に新鮮な水と餌

(ヒナ用および大人用)を

置いておいたのですが、

他のニワトリたちは

雄鶏も雌鶏も

別邸の入り口までは近寄って

屋内にいるヒナと母鳥を

覗き込んだり

小さい声で

話しかけたりするものの

絶対に小屋の中に

入ろうとはしませんでした。

 

 

それでいて私の姿を見ると

「追加の餌を我々にも寄越せ」と

うるさく催促してくる。

 

すぐそこに餌はあるのに

「あれは産屋でございましょう、

母子以外は立ち入れませぬ」

みたいな顔をしている。

 

で、1週間ほどが過ぎ

ヒヨコが外に出て

そこらを走り回るようになると

 

 

この母子に対する

特別扱いは撤回され

他のニワトリたちも

別邸内の餌をついばむようになる。

 

・・・前回(2年前)

公爵夫人がヒヨコを孵した時も

当時彼女はニワトリ集団内で

序列最下位で餌の順番も

最後の最後だったのが

たまごからヒヨコが

出てきて1週間は

「餌はまずアナタと

アナタの子供たちが食べなさい」

みたいな扱いを受けていました。

 

不思議です。

 

ただですね、この

栄光の1週間の意味

はなから理解せず

ヒヨコ餌を盗み食いしようとする

悪者はおりました。

 

わが愛犬アーシーです。

 

 

・・・1週間で絶対に

1キロは太りました、こやつは。

 

ヒヨコは元気に育っております。

 

 

なんとなくですが私は

このヒヨコは

雄鶏になる気がします

 

よし、皆さん賭けてくれ

 

・・・え?不謹慎?

 

なあに与党関係者が

総選挙投票日の日時を

賭けていたことに比べたら

問題などないに等しい

 

ヒヨコの行く末が気になるあなたも

英国総選挙の行方から

目が離せないアナタも

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