夫(英国人)が出張などで

家を空ける時は

当然のことながら

家禽の世話は

私の役目になります。

 

 

ただ今年は

ガチョウたちは抱卵をせず、

ニワトリに関しては

サセックス種の

通称『公爵夫人』と

クリームレグバー種の

『青たまご姉』が

一時期たまごに執着を

見せていたそうなのですが

(私は日本にいたので

すべて夫からの伝聞)、

「青たまご姉は

ガチョウの巣の間に

たまごを産んで

座り込んでは

ガチョウたちに

つまみ出されています、

あれは見込みなしです」

 

 

「公爵夫人は真面目に

たまごを温めている風情では

あるんですが、

方向音痴というかなんというか

2か所に巣を作って

それを交互に温めているんです」

 

「しかもどうやっているのか

よくわからないんですが、

他の雌鶏が産んだたまごを

盗んで自分の巣に移動させて

温めているみたいなんですよ」

 

 

「それでその移動の際に

たまごを割っちゃうんです」

 

「公爵夫人はもう数週間

巣の上で頑張ってますけど、

あれは孵化しないでしょう。

たぶん今年はニワトリも

ヒナはゼロの見通しですね」

 

まあそういう年も

あるだろう、と夫から

ニワトリ小屋の管理を

引き継いだ翌日。

 

餌を求めて私の足元に集まる

他のニワトリを横目に

巣の上に座り込む公爵夫人。

 

夫が出張から帰って来たら

たまごを撤去しないとな、

と思いつつ挨拶がてら

公爵夫人の背中を撫でると

・・・あれ?どこかから

かすかな、しかし力強い

ピーヨピーヨという

鳴き声が聞こえる・・・!

 

あれかな?

 

鶏小屋の外に

野鳥が巣をかけて

そこで何かが

鳴いているのかな?

 

うんうん、きっとそうだ!

 

・・・なんか公爵夫人の

お腹の下のほうから

声が響いている気もするけど

きっとそれは私の勘違い!

 

そう自分を納得させた翌日。

 

鶏小屋を覗くと

床にピヨピヨと

鳴く元気な生き物が・・・

 

 

2024年6月の

わが前庭には

ヒヨコが登場する模様です。

 

 

 

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