今週は週中に

妙に暖かい日があり

これはもう本格的な

春の到来も近いな!

という感じでした。

 

・・・個人的には

もうすでに春だとは

思っているんですが、

ほら、私の中では

スノードロップが咲いたら

それで『春』なので。

 

 

妙に暖かい、というのは

日が暮れた後に

帽子をかぶらないで

外に出ても

風邪をひかない程度の

気温の下がり方を

意味しております。

 

さてその日、

私と夫(英国人)は

ちょっと遅くまで用事があって

夜に二人で仲良く車で

家に帰っていたんですけど

「道にさっきから白いものが

落ちているじゃないですか」

 

「うん」

 

「今日は風もないですから

落ち葉というのは

おかしいですよね」

 

「そうだな。そもそも

落ち葉の季節でもないしな」

 

「あの白いの、

たぶんカエルですよね」

 

 

 

 

「・・・ああ!

もうそんな季節か!」

 

山奥の我が家に向かう道は

湿地帯というか

水気の多い牧草地の間を縫うように

敷設されているんですけど、

恋の季節が来るとカエルたちは

わが身の危険も顧みず

約束の地というか池というか

とにかく異性との逢引および

産卵場所を求めて

夜にこの車道を横切るのです。

 

中にはもちろん横断中に

車に轢かれて命を落とす

カエルもいます、が、

そんなことで怯む

春のカエルたちではない。

 

まあ今年我々がこれらの

移動カエルに遭遇した時は

まだ数はそれほどでも

なかったのですが

・・・数年前は道がみっちりと

カエルで埋まって

車側ももう避けようがなく。

 

そう、今年はまだ

避けようがあったのです・・・

 

両生類および

爬虫類を愛するわが夫、

カエルを認識するなり

彼らの安全を第一として

蛇行運転を開始。

 

つまり右にカエルがいれば

左にハンドルを切り

左にカエルがいれば

右にハンドルを切り、

そもそもの道が

曲がりくねっているところに

これはもう超絶技巧に等しい

珠玉のドライビング技術、

しかし待って欲しい、

夜道のカエルも大事だが

助手席の私の三半規管にも

もう少し留意して

いただけないだろうか。

 

カエルもケロケロ

私もケロケロ、

まあ気合で

乗り切りましたけど。

 

 

そんなわけで

ここらへんのカエルたちは

今週情熱の一夜を過ごした模様です。

 

カエルたまごの登場が

待ち遠しい、と

夫は申しております。

 

 

私は別に・・・

 

カエルは嫌いじゃないですけど

水場にカエルたまごを見つけて

小躍りする趣味はなく・・・

 

風流を解さずすみません

 

カエルたまごを

春の季語にしたいアナタも

あれは苦手なあなたも

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