そんなわけで

牡蠣に『当たった』

わが夫(英国人)。

 

 

わが背の君は以前

広島の宮島で牡蠣を

食べて呑み込んだ5分後に

お腹を壊した

驚異のスピード記録

持つ男なのですが、

今回は時間差で来ました。

 

なんという

多彩な攻撃戦略、

牡蠣、恐ろしい子・・・!

 

 

 

 

牡蠣を昼・夜と食べて外泊、

その翌日観光などをして帰宅、

家で一晩を無事に過ごし

その次の日も

昼までは問題なしで

それが午後から突然・・・

 

最初に来たのは

寒気と吐き気だそうで

「僕、横になります」

「夜ご飯は食べられません」から

「君の食べるゴハンの

ニオイがきついので

離れていいですか」になり

(私はお土産の

『ムール貝2キロ』を

酒蒸しにして食べていた)

お風呂に入る体力も

なさそうな感じだったので

そのまま布団に放りこみ早寝推奨。

 

 

何度か様子を見に行くと

夫は横向きに丸まっていて、

夜の10時を回った頃でしょうか

「今、僕の携帯に

テキストが送られてきて」

 

「うん」

 

「衝撃的な内容なんですけど

この衝撃を

僕と共有してもらえますか」

 

「・・・う、うん」

 

「僕の幼馴染(親友)が

離婚することになったそうです」

 

夫はこの幼馴染君のことを

兄弟同然に慕っていて、

結婚相手も非常に素敵な方で

ついこの間「次の結婚記念日に

何をしよう」みたいな相談を

受けたばかりで、本当に

人も羨む幸せぶりだったのが・・・

 

「僕がもう少し迷信深かったら

この体調不良は虫の知らせだ、と

納得するところですよ・・・」

 

「君、大丈夫か」

 

「この悲報を聞いてから

吐き気が本当にひどくなって・・・

『いざという時用バケツ』、

もう少しそばに

置いてもらえますか」

 

ええ、それは、と

バケツを準備し私も就寝。

 

 

その2時間後、

トイレに立った夫は

そこで猛烈な吐き気に

襲われると同時に

立ちくらみを起こし失神、

気が付いた時は

トイレの床に座り込んで

『吐しゃ物が喉に詰まって

呼吸が出来ない』

状態だったそうです。

 

私もその直後に

夫の様子を見に

駆け付けたんですが

・・・なんかもう気分は

『第一発見者』というか・・・

 

失神寸前、

最後の力を振り絞って

夫はトイレの壁に

背中でもたれかかることに

成功したらしいんですが、

全体としてはもう

『床に伸びている』有様で。

 

イーストウッド映画なら

これは素晴らしい

『浴室で銃撃を受けた人』の

体勢と構図だよな、的な・・・

 

額の真ん中から

血を流していたら

悪い意味で完璧、みたいな・・・

 

まあでも本当に夫が

窒息とかしなくてよかったです。

 

それなりに甲斐甲斐しく

夫を手助けしながら

私の頭の中は

「・・・これが

ノロウイルスだった場合

消毒手順は何だっけ」で

いっぱいだったことは

このブログをお読みの皆様と

私の間の秘密ということで。

 

夫はその後回復しております。

 

 

だって消毒手順は大事だ

 

内容を鑑み本日は

素敵な春の庭の写真を

同時に掲載してみました

 

皆様も食中毒には

お気をつけて

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