そんなわけで

年明けからこっち

我が家の前庭を

すっかり牛耳っていた

コッパーマラン雄鶏兄弟。

 

 

ウェルサマー派としては

悔しいところではあるのですが

コッパーマラン種雄鶏の

濡れたような漆黒の胸毛と

毛の生えた黒色の脚の

色気の前には若手雌鶏たちも

調停者の立場に立つ人間(私)も

実際お手上げ状態というか・・・

 

怖いですねルッキズム!

 

ニワトリ集団に

雄鶏が3羽、というのは

どうしても騒乱の原因に

なりがちなものですが、

その点コッパーマラン2羽は

非常に兄弟仲が良く

まず喧嘩というものをしない。

 

2羽の間に雌鶏が絡んでも

・・・たとえばサセックス種の

『9号』ちゃんが

2羽の前を通りかかり

雄鶏ふたりがその気になると

この兄弟雄鶏は仲良く一緒に

1羽の雌鶏を追いかけまわし

まず身丈の大きい兄貴分が

よいしょっと雌鶏の背中に乗ると

その間弟分は隣で応援。

 

「イエーイ、兄貴、強ーい」

みたいな軽薄な感じで。

 

そして兄貴分が雌鶏ちゃんの

背中から降りると今度は弟分が

雌鶏ちゃんの背中によじ登る。

 

そして兄貴分雄鶏は

そんな弟分を

「よしよし、うまいもんだ」と

妙に楽しげに眺めている。

 

・・・昭和の時代の

エロ任侠映画の

プロットか、これは。

 

ちなみに事が終わった後

9号ちゃんは9号ちゃんで

「やれやれ、あいつら

重かったー、

さ、おやつ探そ」的態度。

 

 

彼女にとっては明らかに

『大した事』ではない様子。

 

 

・・・9号も強い子だよなあ・・・

 

まあ鶏社会のあれこれを

人間基準で判断するのも

間違っているのでしょうけど。

 

ともあれ雄鶏同士が

喧嘩をしない、というのは

飼い主である人間にとっては僥倖で、

いや本当に雄同士の反目って

場合によっては

仲裁不可能になりますからね。

 

雄鶏内順位3番目の

ウェルサマー雄鶏君も

・・・ある意味この子は

諦めがものすごくいいのか

兄弟雄鶏連合に

対抗しようという

そぶりは見せず。

 

コッパー兄弟が

サセックス雌鶏母子を

はべらせて

野菜畑で遊んでいても

ウェルサマー君はそれを

垣根越しに眺めて

右往左往している、みたいな。

 

 

野菜畑集団に

ウェルサマー雌鶏ちゃんが

混ざろうとしても別に

止めようとはしない。

 

そしてこのコッパー兄弟は

他のニワトリに対して

これだけ強権的でありながら

我々人間に対しては

非常に態度が穏やか。

 

某サセックス雄鶏

こういう性格をしていたら

奴は今でも

わが前庭にいましたよ。

 

つまりコッパー兄弟が

このまま兄弟仲良く

前庭を統治して

ウェルサマー君が

それを受け入れるなら、

これはこれで安定した

ニワトリ社会のありようなのでは?

 

鶏小屋にひきこもったままの

青たまご姉妹だって

そのうち新たな権力者を

受け入れるようになるだろうし

・・・そう思っていた我々は

本当に考えが甘かったのです。

 

続く。

 

 

この時点でニワトリ集団の

誰かを外に里子に出すなら

それは残念だけれども

ウェルサマー雄鶏かな、と・・・

 

鶏社会のこととはいえ

前庭で『いじめの構図』を

展開されるのも

気分が悪いですし

 

まあでも

ここから話は変わるのです

 

明日、ちょっと内容が

洒落抜きに辛くなります

 

どうかよろしく

 

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