我が家の上空には

まだ燕(つばめ)がおります。

 

主流部隊というか大本隊は

9月のあたまに編成をくんで

南アフリカ目指して

飛んで行ったのですが、

当時まだたまごやヒナを

抱えていた支隊の皆さんは

そのまま当地に残り

後続部隊として出発の予定。

 

そろそろ寒さも

本格的になりそうだし

近いうちに彼らも出陣かな、と

考えていた矢先、

庭先にこんなものが。

 

 

こちらの存在に

私より先に気が付いたのは

われらが愛犬アーシー(黄色大犬)。

 

どういうものかアーシーは

「動かなくなった鳥は

おやつにしてもいいが

動いている鳥は

口で咥えちゃいけない」と

考えているようで

今回もこのヒナがモゾモゾと

地面を這いずっているのを見て

興味は示したものの

鼻を近づけるだけで口を

開けようとはしませんでした。

 

田舎住まいの身、

現在流行はしておりませんが

鳥インフルエンザも怖いので

私は夫(英国人)を呼び

「この子、どうしたんだろう。

怪我はしていないみたいだけど」

 

「ツバメのヒナは地上から

飛び上がるのが苦手と

言われています。

高いところから

放してみましょう」

 

それはちょっと

乱暴じゃないか?と

ツバメの顔を覗き込んだら

・・・あ、これは

飛ぶ気満々の

目をしていますわ。

 

 

夫が肩の高さから

送り出したところ、

ツバメは見事に空を切って

空に帰って行きました。

 

あの調子で南アフリカまで

無事にたどり着いて欲しいものです。

 

夫は即座に石鹸で

手を洗っておりました。

 

 

なお確認ですが基本的に

アーシーは

動かなくなったとはいえ

そこらへんの鳥とか

おやつにしてはいけないことに

なっております

 

・・・でもたぶん時々・・・

 

大食いな犬がお好きなあなたも

勝気なツバメを応援したいアナタも

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