一部の皆様に根強い人気を誇る

わが夫(英国人)の末の弟


「2009年5月に

魅惑の健康美人との出会いを果たす」

と去年の年末に新聞の占い欄で

予言されていた(前述 )彼です。


人の恋路にクチバシを突っ込みまくるのは

淑女としていかがなものかとは思うんですが

人間、好奇心には勝てないもので。


「というわけで率直にお尋ねしますが、

あの占いは当たったんですか外れたんですか」


「・・・」


ごめーん!

まあほら占いってのは

当たるも八卦当たらぬも八卦でね!


「ところで義姉さん」

「はい、何でしょう」

「義姉さんはこの僕の恋路の現状を

ご自分のブログに書くつもりですか」

「君が嫌なら書きませんけど、

個人的には書く気満々です、駄目ですか」

「いや・・・もうそこは

どうぞご自由にって気持ちなんですけど、

なんでまたこんな話を書きたいんですか」

「ああ、それは何度も言うように

君は私のブログを読んでくれる人たちの間で

結構な人気なんですよ」


義弟は何故あんな

微妙な笑顔を見せたんでしょう・・・


見るに見かねたのか

義父が会話に混じってきまして。


「わが義理の娘よ。その話は本当なのか?」

「どの話ですか?」

「私の末の息子が

君のブログの読者に人気があるという話だ」

「本当です。人気です。一部のお嬢さんは

『一度その義弟君と

お付き合いをしたいくらいだ』とか

コメント欄に書いてくださっています」

「ふむ。そういう娘さん達に

履歴書を送ってもらうことは可能か?


はい?


「履歴書ですか?」

「そう。出来れば英文がいいな。

それであれか、こういう場合、

相手のおうちが資産家かどうか

直接尋ねるのは失礼に当たるのかな?

どのくらいの土地を所有していますか、

とかなんとか、そういうことを」


お義父様・・・

それはまた新しい切り口のジョークですな・・・!


義父の陰謀を耳にした義弟は

「父さん。父さんが僕の結婚相手に

金だの土地だのを求めているとは

僕はこれまで知らなかったよ!」

「息子よ、

お見合い結婚とは、そういうものだ」

「僕はお見合いなんてしませんから!」

「まあそう結論を急ぐな。

私はすべてお前のためを思ってだな・・・」


お義父様、私の義弟をいじめるのは

大概にしてやってください。


うかうかしていたら

実の父と義理の姉によって

政略結婚を仕組まれてしまうと

不安に思ったわけでもないでしょうが、

この夜、義弟は突如

パブに遊びに出かけることを決定


あれです、6月ってのは

旧暦の6月って可能性もありますからね!


いざ家を出ようとする彼の背中に

運命の出会いを祈って

両手を合わせた私のことを

義弟はまた

微妙な眼差しで眺めていたのでした。



旧暦だったら8月のなかばまでは

6月という計算です、

これはなかなか

希望の持てる話じゃないですか?

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