あけましておめでとうございます。


英国では新年を迎えますと

多くの人々が

「New Year Resolution(新年の決意)」

といって一年の抱負を決定します。


今年はお酒を飲む量を控えるとか

毎日ジムに通ってみせるとか

・・・で、まあたいていのばあい

三日坊主的な結果となるのがお約束。


しかし郷に入っては郷に従え。

私も周囲の人々にならい

2009年の

生活目標を立てたいと思いました。


1) ニートからの脱出


仕事を・・・仕事をしたいんです・・・!


この望みを口にすると

祖父(東京在住94歳)は

「お前、貧乏なのか?」

とストレートに心配してくださっちゃうんですが

いや、夫(英国人)はそれなりに

夫婦二人ぶんの生活資金は

稼いでくれているのです、

問題はそれに安住できない

私の生来の貧乏性・・・


まあ、とりあえず、

家の外で合法的な方法で

小金を手に入れられたら嬉しいです。


2) 身なりにもう少し気を遣う


やはりね、ふと気づくと

口髭が濃くなっている生活は

女として間違っていると思うんですよ。


わが夫にとって

「もっとも可愛い妻の外見」は

ノーメイク・オーバーオールで

焚き火仕事に従事している姿らしいんですが

(やはり彼はマニアックですね)、

「お化粧をしたツルツル顔の君も

それはそれで好きです」

とか言ってくれておりますので・・・


ただ夫は

寝起きで顔も洗っていない私の顔と

コンシーラーとファンデーションを

塗りたくった私の顔の区別が

時々ついていない、という・・・

世の殿方ってそういうものなんですか。


3) 英語で本を読む

2008年にちゃんと読んだ英語の本が

マルコム・グラドウェル(Malcolm Gladwel)の

『Blink』だけってのはやはりよろしくないかと。


英字新聞も

もう少し真面目に読みたい・・・と思います。


4) 毎日とはいわない、せめて3日に一度は

バグパイプの練習をしよう


どうですか、この

自分の限界をよく理解した目標設定。


いや・・・そりゃ楽器は

毎日練習するのが理想的なわけですが・・・


5) 乗馬を習う


驚いたことにこれは夫が

私に望む本年の抱負です。


夫はどんな妻像を私に望んでいるのか。


6) 社交ダンスを習う


恐ろしいことにこれも夫の希望です。

一緒に教室に通うつもりらしいですよ。


・・・私はいいんですけど

夫は踊りとか苦手としていたような・・・

「好き嫌いを克服する」決意なのかしら?


こんな感じでしょうか。


スコットランドひきこもり日記-目標は掲げることに意義がある


ちなみにわが夫に

「で、君の新年の抱負は何か」

と尋ねたら、割と真剣な顔で

「僕にこれ以上

改善すべき箇所ってあると思う?

もう今の時点で完璧じゃない?」


・・・いや、冗談とはわかっておりますが。


なお義弟その2の抱負は

「もっと寝る。

もっとコーヒーを飲む。

もっと走る」

だそうで・・・彼は何を目指しているのか。


義弟その3にいたっては

「僕、新聞の特別付録についていた

2009年の星座占いによると

5月にすごい健康美人と出会うらしいんです。

だから彼女に会ったときに恥をかかないよう

今から体を鍛えようと思うんです」

と昨年12月28日の段階で宣言し

その日の昼食後2マイルを走り

・・・で、以降はまったく

占いのことを忘れた様子である、という・・・


とりあえず私は

夏頃に本物のバグパイプで

『蛍の光』が演奏できたら

勝ったも同然です。



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あ、文中で触れました『Blink』は

けっこう面白い本でした

ベストセラーになったのも頷けるね、という


また夫はその後思案の挙句

「毎週土曜日に

トイレの大掃除を手伝う」

との抱負を宣言してくれました