そんなわけで

2016年6月に起きた事象の中で

私に最大の衝撃をもたらしたものは

英国民投票の結果でございました。

 

いや本当、すっかり結果は

『残留』になると思っていたんですよね。

 

現職の首相までもが

「離脱をしたら危険なんだ」的なことを

主張していらっしゃいましたし。

 

ただ、わが夫(英国人)に言わせると

「投票を実施すれば『離脱』という

結果が出る可能性は当然あったわけです。

そんな結果が出たら危険であると

英国首相として本当に彼が考えていたなら

そもそも国民投票をすべきではなかったのです。

しかし彼は国民投票を公約したからこそ

選挙に勝てて首相になれた。

ならば彼は英国を危機に瀕させる代わりに

首相の座を手に入れたことになりますよ」

 

ただ夫は国民投票を実施した点については

キャメロン首相を評価しているそうでございます。

 

 

ともあれ投票結果が出た日の英国は

もう文字通り大騒ぎだった気がします。

 

我が家にはテレビがないので

又聞きの情報になってしまうのですが

もう朝からというか前の晩からずっと

報道番組は大興奮であったという話で、

まあそれは日本の選挙のたびに流される

選挙特番もそんなものではないかとは思うものの、

とにかく結果が下馬評のでしたからね。

 

あれでしょ、賭け屋の事前予想でも

『残留派』が優位ということだったんでしょ?

 

開票作業の途中で残留派のファラージおじさんが

負けを認めるようなコメントを出したとも聞きますし、

そこらへんの大方の背景を理解したうえで

こちらの風刺一コマ『MATT』をご覧ください、

そう、一部の人にとって『離脱』選択は

『宇宙人襲来』や『エルヴィスは生きていた』と

同程度に『ありえないこと』だったんですよ・・・!

 

勿論私もあり得ないと思っており、

ゆえにかなりの衝撃を受けたわけですが、

その時点で私の驚きの大部分を占めていたのは

「えっ!英国はここで『自分たちはこれ以上

損をしたくありませんので』という態度を

世界に対して示しちゃうか!」で、

まあさらに踏み込んでいえば

「英国はこういう形で難民流入問題から

手を引いたか」みたいな・・・

 

いえ、去年の夏あたりから私は時々

難民受け入れ問題に対して

非常に感情的に拒否の姿勢を見せる

英国の方の姿を目にすることがあって、

ですがね、そういう方たちが皆

心の冷たい利己的な人間であったかといえば

それは絶対にそうじゃないんですよ。

 

たとえば2011年の東北大震災の時に

時間と労力を費やして寄付金集めをし

「日本のことを世界中が心配している」

と私に言ってくれたような心優しい方が

「英国は難民問題に対しすでにじゅうぶん

対処しているし経済的な支援もしている。

しかしそれは評価されず

『貢献が足りない』と非難ばかりされる。

これ以上の負担を強いられるのは無理だし、

もうこんな事態が嫌だ」と嘆いていて、

私が考えるにその嘆きの底にあるのは

『これからどうなるのか』という『恐怖』で、

しかしその恐怖は英国だけでなく

フランスやドイツの人々も抱いているもので、

で、私は英国の人の多くがその恐怖から

こういう形で逃避したか!という感じに

この投票結果を受け止めたのでございます。

 

投票結果を受け一部EU関係者は

かなり感情的に英国を非難しましたが

(その一方でメルケル独首相は

立派であった)、あれはつまり

「それってズルいだろ!」

ということだったのでございましょ?

 

そりゃある種の視点からすればこれはズルい。

 

でもこれは本当に、

すべての観点においてズルいのか?

 

というか、英国の過半数を占める人々は

そういうズルい気持ちだけに基づいて

今回『離脱』に票を投じたのか?

 

離脱派・残留派のそれぞれの

意思決定の源流にあるものを

理解したいと最近の私は願っております。

 

なお、世論が悲観的になる時こそ

人は自らを楽観的に律さねばならないと

信じているらしいわが夫は

「今回の投票が金融市場に与えた混乱

リーマンショックの時のそれに比べたら

軽いものだといえますよ。

投票結果が出た直後は株価も為替も

激しい値動きを見せましたが

あれは結果が『残留』でも

そうなった可能性はあるんじゃないですか」

 

EU設立の理念の貴さに対する

今回の英国の選択とはいったい、

などという私の疑念にも夫は辛抱強く

『絶望的ではない』説明をしてくれまして、

そこらへん私はたいへん

ありがたく思っております。

 

まさかのノロケオチですみません。

 

 

ところでボリス、

党首選に出馬しないってよ!

 

えーとこれは英国保守党の

党首選びの話でございます

 

ほら、キャメロン氏が

引責辞任する予定だから

 

ボリス・ジョンソン氏はここまで

有力候補とみなされていて

賭け屋もイチオシしていたのが

・・・英国のブックメーカーも

腕が落ちたな!とこれは

言ってしまっていいのかしら

 

しかしそうなるとこれは

英国に2番目の女性首相が

登場する可能性が高まったと

いうことになるのかしら

 

そうそう、英国にお住いの日本人の皆さん、

在外投票は今週日曜日が最終日ですよ

 

お忘れなきよう

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英国のEU離脱選択という結果に

正直私は非常にネガティブな衝撃を受け

それをなんとかこの週末で盛り返したところに

本日『離脱だけは選択して欲しくなかった』と

深く落胆している某友人

(EU地域出身英国在住)に会い、

なけなしの友情から

彼女の気持ちを盛り上げることに

全精力を使ってしまったため

現在ブログを書く気力がございません。

 

 

後程ちゃんとした記事を

あらためて更新したい所存ですが

とりあえず2点。

 

1.今回の国民投票に関し

私は自分が離脱派・残留派

どちらに感情移入することもなく

非常に淡々と事態を傍観していることに

ちょっと驚いています。

 

スコットランド独立投票の時は

もっと切羽詰まった気持ちで

『独立は止めておこう』派だった

記憶があるので。

 

これはいいことなのか悪いことなのか、

ではなく、なぜこのような心境の

差異が生まれたのかが不思議です。

 

2.私は勝者には品位を求めたい

人間であることを再確認しました。

 

離脱派が勝利の喜びを

示したい気持ちはわかる、

しかし、ファラージさん(英国独立党党首)、

28日の欧州議会でのあの態度、

あれはいかん、何を狙ったのか

よくわからんがあれは明らかにいかん!

 

議会におけるファラージ氏の発言の一部:

「17年前に私がここで英国をEUから

離脱させる運動を指揮したいと述べた時

皆様は私のことをお笑いになられました、

さて、今は笑えませんなあ」

「皆様の多くはちゃんとした仕事というものを

これまでなさったことがない方々でございます」

 

実るほど首を垂れる稲穂かな、

勝って兜の緒をしめよ、

昔の人はいいこと言った。

 

離脱派を標榜する人々、特に政治家は

今こそ己を律する力を世界に示すべきではないか。

 

わが夫(英国人)などは

「でもあれは最初にファラージ氏に対し

他の議員が失礼なことを言った

(例:ユンケル欧州委員長発言

貴方は離脱を目指し、そして投票で

英国民は離脱を選択した、何故

貴方はここにいるのかしら!』)からで」

などと申しておりますが、

そんなの勝手に言わせておけばいいの!

 

嫌な態度を取られたから

こっちも嫌な態度を取ってやれ、という

その気持ちはよくわかるけど、でも

仕事の場・公の場で

それはやらないのが大人なの!

 

そんなわけでではまたあとで。

 

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野菜畑区画で栽培していた

花鉢のユリが齧られるという

事件が発生、まずは被害者である

ユリを前庭に緊急避難させました。

 

 

そもそもなぜユリが今季

野菜畑区画で生活していたかと

申せばですね、いえ、

この子達、去年は前庭の

花用地で育っていたんです。

 

しかしそこで我が家の雄鶏閣下と

配下のメンドリどもが何故か

ユリの新芽をつつくことに

喜びを見出してしまってですね、

半数近くのユリがそれで

駄目になってしまったんですよ。

 

その経験を踏まえて今年は

ユリはすべて野菜畑区画に避難させ、

花が咲いたら前庭に持ってくる予定とし、

おかげさまでここまでユリたちは

無事にすくすく大きくなっていて

花のつぼみも膨らんできていたのが

ある日気がつけばそのつぼみ部分が

見事に食いちぎられていたではありませんか!

 

 

犯人は間違いなく父君ガチョウなのですが

「しかしどうして突然こんな凶行に!

この間まではユリのことなんか

頭から無視していたくせに!」

 

やり場のない怒りに身を震わせる私に対し

夫(英国人)はごく冷静に

「この間まではたまごを温める

自分の奥さんのことで

頭がいっぱいだったんでしょう。

特にたまごが孵化する少し前からは

ずっと小屋の横に座り込んで

散歩らしい散歩もしていませんでしたし」

 

ああ、確かに・・・

 

可愛いヒナ1羽をわが子とした父君は

朝夕の散歩を心の底から堪能している様子で、

ただ昨日も申しあげたようにこのヒナは

父母の愛にあぐらをかく性格

庭を歩く際も両親にそれほど注意は払わず

かなり好き勝手にそこここを走り回っている。

 

 

もっとヒナに相手にされたい父君としては

そこでユリのつぼみの1つや2つ

力強く引きむしり投げ捨て

己の首の長さと強さを

誇示したかったのであろう、と。

 

 

・・・ユリにはいい迷惑です!本当に!

 

カーネーションのつぼみも目立ってまいりました。

 

 

このカーネーションも去年はそれこそ

つぼみがつく前にニワトリたちに

これでもかと虐待された過去がございます。

 

 

・・・ニワトリ・ガチョウ飼育と園芸は

やはり両立が難しいものなのかしら。

 

共生共存をお願いしたい私です。

 

 

わが前庭で現在

いきいきと花を咲かせているのは主に

タマリーことマリーゴールドさんです

 

 

今季得た教訓:

早いうちに移植したタマリーは

あまり大きくならなかった

 

来年はね、大型タマリーを

量産する所存です!

 

うん、私はタマリーの魅力に目覚めた!

 

タマリーは大柄が良し!

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前庭の小皇帝

テーマ:

我が家の栄光のガチョウ夫妻

父君と母君の本年の家族構成は

ヒナ数1羽という結果に落ち着きました。

 

 

なんのかんので去年は5個のたまごが

彼女のお腹の下で孵化したので

今年はもう少し多めの数でも

大丈夫なのではないか、と

欲を出した私がこの結果の原因かと。

 

まあ兄君と里子姉妹が育てている

7羽のヒナの製造元は父君と母君なので

(里子姉妹が抱卵を開始した時に

彼女らの産んだたまごを

母君ガチョウのたまごと入れ替えてある)

(なんという鬼畜の所業)

(いや、兄君と里子姉妹が

近親である可能性があってですね)

結果的に彼らは8羽の次世代ガチョウを

今年も世に送り出したことにはなるのですが。

 

さて、そんなわけでこの

2016年の我が前庭8羽目のヒナは

大事な大事な一人っ子として

父君と母君に愛されております。

 

「まあしかし兄弟がいないせいですかね、

このヒナ、ゴハンを食べるのが遅いですよね」

とは夫(英国人)の感想。

 

 

ええ、ヒナ8号、割とおっとりした感じに

育っていっているというか・・・

 

親ガチョウの後を追う姿にも必死さはなく

(ヒナが複数いる場合、散歩時などは

ヒナのほうが『僕を迷子にしないで!』とばかりに

全力で親についていこうとすることが多い)、

むしろ親ガチョウに自分の後を追わせているというか

(『僕が迷子になったら困るでしょ?』という

傲慢なまでの親の愛への確信がある感じ)。

 

まあ楽しそうにやっております。

 

楽しいことが一番です。

 

 

畑の塀に隠れていた

シジュウカラのヒナもすべて無事

巣立ちを迎えたようでございます

 

塀の穴を今朝覗いたら

巣はもう空でした

 

・・・『空の巣症候群』という言葉の意味が

じわじわわかる今の私でございます

 

まあ皆元気に大きくなるがよい!

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正解発表の時間です

テーマ:

本日は昨日のクイズの答え合わせ回。

 

問題:これは何でしょう。

 

 

 

気になる答えは!

 

・・・その前に、皆様、

これ、何の写真かわかりますか。

 

 

えーと・・・植木鉢・・・?

というそこの貴方、惜しい、違います。

 

答えはね、これ、

『使われていない煙突』なんでございます。

 

 

不思議ね、煙突って本来筒状だから

中心部分は空洞であるはずなのにね、

なのに何をどうしたのかそこに土壌ができ

種が撒かれそしてこんな緑が出現する

・・・これが自然の神秘でなくて何なのか!

 

この奇跡のオブジェは

我が家の屋根に存在しまして、

そうですね、この煙突はたぶん

使われなくなってから20年ほどが

経過しているのではないかと。

 

時間をかけ熟成された

天空の観葉植物なわけです。

 

しかし根本問題としてこれは煙突、

そして我が家はスコットランドとしても

かなり雨がちな地域に立地しておりまして

ある日夫(英国人)が真面目な顔をして言うに

「我が家の湿気問題の原因の一つは

間違いなくあの放置された煙突ですね」

 

つまり雨は万物に平等に降りそそぎ

当然かの煙突にも大雨の際には

じゃぱじゃばと水気が供給され

しかし煙突の下に本来あるべき

暖炉やストーブはすでに撤去済み、

煙突の下にあるのは空洞だけ、

するとどうなるか、

煙突を伝って落ちてきた雨は

そのまま空洞部分に溜まり

これが屋内の湿気の大元と化すわけです。

 

なんという恐怖!

 

そこで登場するのがこの品です!

(深夜のテレビ通販の口調で)

 

 

名前はもうそのままの

煙突キャップ(Chimney Cap)』、

これを煙突の上にはめ込むことで

雨水の侵入を防ぎ、

しかしこの一見装飾の様な横穴から

屋内の湿気は外に逃がし

空気の循環を促進するという

これはまたなんという秀逸なデザイン!

 

問題はこちらの品、少々重めで

(まあ軽かったら風で飛んじゃうかもしれないし)

素人が気楽に設置するのは難しい点でしょうか。

 

というわけで近所の大工さんにお仕事を依頼。

 

 

キャップは無事に旧煙突にはめ込まれました。

 

これで我が家の屋内湿度が低減するのか、

今後の動向を見守りたい所存です。

 

 

おまけクイズ:

この煙突キャップの別名は何でしょう

 

答え:

『象の脚(Elephant Foot)』

 

・・・それはチェルノブイリにある

アレの別名でもあるのでは・・・

 

いやいやいや

 

庭にはバラが咲き始めました

 

 

世は事もなしであって欲しいものです

 

 

クイズ正解者の貴方も

そんなんわかるか、な貴方も

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