夫(英国人)を迎えに行こうと

車を出した時にラジオをつけたら

耳に飛び込んできたのがメイ首相の

EU(ヨーロッパ連合)

離脱交渉方針演説のニュース

 

EU離脱後に英国は単一市場への

アクセス維持を目指すソフト路線で行くのか

それとも離脱するからには単一市場からも

身を引きます、のハード路線で行くのか

メイ首相の決断が注目されていたわけですが

発表されたのは堂々の

ハード・ブレクジット(Hard Brexit)、

「(英国は)単一市場に留まることはできない

この宰相はハード・コアなお人やでえ!

 

私の聴いたラジオ番組では

この演説について『識者に聞く』

みたいなことをやっていてまして、

アナウンサーの質問に答えるその

『識者』の声が完全に上ずって動揺しており、

うん、これが生放送の醍醐味ですね。

 

とにかくこの『識者』は

メイ首相の今回の方針に大反対らしく

「財政的にも大間違いです、大打撃です、

英国経済はこのままでは潰れてしまいます!」

 

そこにアナウンサーが冷静な声で

「ではメイ首相は今回どのような方針を

発表すべきであったとお考えですか?」

 

「とにかく単一市場へのアクセスを

維持する姿勢を示すべきでした!」

 

「ですが移民数制限と

単一市場へのアクセス維持の2つを

同時に望むことは

出来なかったわけですよね」

 

「いいえ!出来ました!

・・・頑張れば出来たはずです!」

 

ちょうど車を右折させるところだったので

細かい点は間違って

記憶しているかもしれないのですが

・・・紳士よ、お待ちくだされ、メイ首相は

ずっと『移民流入規制』と同時に

『単一市場アクセス維持』をEU側に求めていて、

しかしEU側はそれを受け入れない姿勢を

明確に示していて、そうした流れを踏まえた上での

今回の方針演説ではございませんか。

 

ここでメイ首相が二兎を追おうとしたら

EU側の反応としては

1.英国は我々の意見を

理解する努力さえしないのか

2.時間稼ぎか、その手は食わん

3.ヘーイヘーイ、英国ビビッてるう、

よーしじゃあここが攻めどころだぜー!

みたいなことになる展開しか

予想できないんですけどこれは

私の想像力が貧困なせいでしょうか。

 

しかし私が思っていた以上に

今回のメイ首相の

ハード・ブリクジット決断は

英国の皆様に衝撃を与えているようなので

ここはわが家庭における

英国人代表・夫にも

少しは優しく接しなくては、と

私は車を下りつつ決断しました。

 

職場の前に立つわが背の君に近づくと

気持ち軽く膝を曲げ両手を腰に、

次に片手を高く宙にあげつつ膝を伸ばしながら

(つまり『エイエイオー』のポーズ)

「(『ジーク・ジオン!』の掛け声と

同じトーンで)ハード・ブリクジット!」

 

夫はしばらく私を見詰めた後に

「何ですか、それ」

 

「おや、ニュースを聞いていないのか。

メイ首相、ハード路線をご選択だぞ」

 

「いえ、それは聞いていますけど。

君はハード・ブリクジット派なんですか?」

 

「ううん、別に。ただラジオを聴いていたら

一部の人はずいぶん悲観的に

なっているみたいだからさ、

せめて君の気持ちだけでも

上向かせてあげようと思って」

 

「・・・そうですか、ありがとうございます。

でもね、それね、他の場所で、

他の人の前では

絶対にやらないでくださいね?

誤解されますからね?僕の職場でもすでに

何人かの同僚がこの方針表明に

深刻な懸念を示しているんですからね?」

 

「そうか。わかった。しかしだな、これ、

やってみて思ったが結構気持ちいいぞ。

全身を使うし背中も伸びるし、懸念を抱いて

暗い気持ちになっている人にこそ

お薦めしたい全身運動というか・・・」

 

本当に誤解されますからね?」

 

わが健康体操はこうして封印されました。

 

春の訪れを前に気分が沈み込みがちな貴方、

騙されたと思ってやってみてください、

「ハード・ブリクジット」掛け声体操。

 

そんなわけでメイ首相、

彼女の政策に対する

世論の好き嫌いはともかく

政治家としてはかなり胆の据わった

御仁であられる模様です。

 

 

掛け声体操に興味はあれど

私はそもそも

英国のEU離脱に反対の立場なので

「ハード・ブリクジット!」とか

元気に口に出したくないんです!

というそこの貴方、お任せください、

その場合、片腕を宙にあげると同時に

片足も上げるようにし、そこから

大きく足踏みをしつつ腕を胸の前で

クロス、広げて、クロス、広げて

「ノー・サンキュー!」、これです

 

まあでもお試しの際は

周囲に人がいないことを確認してくださいませ

 

猫の前でこれをやるとかなり

軽蔑されることがわかっております(当社調べ)

 

 

ともあれメイ首相の今回の演説は

あくまでも「方針」の表明、

EU側との折衝を経て

最終的にどこが落としどころになるのか

非常に興味深いところです

 

メイ首相の方針演説に納得した貴方も

度肝を抜かれた貴方も

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小豆を探して三千里

テーマ:

先日、悪天候(雪)のため

外に出るのが億劫だった私は

夫(英国人)に買い物をお願いしました。

 

「牛乳と野菜と・・・購入して欲しい品の数は

そんなに多くないからよろしく。

唯一お店で見つけるのが難しそうなのが

小豆(レッドビーンズ、Red Beans)だな。

乾燥している状態でも煮てある状態でも

どちらでもいいから、とにかく

『レッドビーンズ』と

書かれてある商品を買ってくれ」

 

 

その日の夫は可哀そうなことに

諸般の事情で残業をせざるを得ず

普段の帰宅時間を大幅に過ぎた頃に

弱々しい疲れ切った声で電話をかけてきて

「・・・今からスーパーに寄って帰ります」

 

「・・・あのな、買い物な、無理して

くれなくてもいいぞ。今日明日は

冷蔵庫の中のもので乗り切れるし」

 

「いえ、いずれにせよ僕は牛乳が欲しいですし、

大丈夫ですよ、買う物の数も限られていますし」

 

30分後、夫は再び電話をかけてきて

「あの、『レッドビーンズ』ってスーパーの

どの棚にあるものですか?さっきから

探しているんですが手がかりがありません」

 

「乾物か缶詰のコーナーだと思う」

 

「乾物コーナーって何が売られているんですか?」

 

「乾いた豆とかドライフルーツとかだ」

 

「このスーパー、『インターナショナル食品』という

コーナーもありますけど、そこにある可能性は?」

 

「もしかしたらあり得るかもしれない」

 

「じゃあそこも探してみます」

 

10分後の次の電話で夫は悲しそうに

「妻ちゃん、ありません、乾物コーナーにも

缶詰コーナーにもアジア食品コーナーにも。

乾物コーナーって『クスクス』とかが

売られている棚のことですよね?」

 

「うん、そう。あのね、考えたんだけどね、

小豆は買わないで帰って来てくれていいから」

 

「いえ、もうこうなったら

買わないでは済ませられませんよ。

ところで本当にこの品の英名は

『レッドビーンズ』であっているんですね?」

 

「あっている。さっき辞書でも調べた。

それでな、これはお店の人に

尋ねてみるのが一番早いんじゃないかな」

 

「・・・」

 

(夫は何故かスーパーの店員さんに

物を尋ねることを好まない時があるのです)

 

「もしかしたら在庫切れかもしれないし。

時間の節約にもなるからさ、頼むよ」

 

再び電話を切って待つこと5分、

夫は泣き出しそうな声で電話をかけてきて

「妻ちゃん、『レッドビーンズ』は

『レッドキドニービーンズ』とは違いますよね?」

 

「違う。『レッドキドニービーンズ』は

赤インゲンマメのことだ。

私がよくメキシコ料理に使うやつだ」

 

 

 

 

「でもお店の人は皆が皆、

『レッドビーンズといえば

キドニービーンズだ』って言うんです。

『赤い豆といえばこの豆のことだ』って。

でも君が欲しい豆は

キドニービーンズじゃないんですよね?」

 

「じゃない・・・けど・・・いや、もういい、

ごめんな、そのキドニービーンズの缶を

買ってくれ。それで代用してみよう。

難しいことを頼んじゃって本当にごめんな」

 

疲弊しきった顔で帰宅した夫を

その日は心からねぎらって翌日。

 

作ってみました、赤インゲンマメでお汁粉。

 

キドニービーンズ缶400グラムに

お砂糖150グラムと水300ミリリットルで

煮るべし煮るべし、しかるのちに焼き餅投入。

 

 

「夫よ、君、お餅が苦手だったな。

嫌いだったら残していいぞ、

私はこれ、好きだから」

 

「妻ちゃん、安心してください、

僕もこれ、好きみたいですから」

 

「そんな気を使わなくていいぞ」

 

「気なんて使っていませんよ。

ところで僕がまたあの赤豆の缶詰を買ってきたら

君はこれを作ってくれたりするんですか」

 

災い転じて福となす、

人生すべて塞翁が馬、

キドニービーンズのお汁粉は

大正解の結果となりました。

 

 

なおWHOは成人の砂糖摂取量として

1人「1日25グラムまで」を

目途として発表しておりますが

・・・甘味は罪の味だなあ美味しいなあ

 

まあ滅多に食べないものですしね、

たまのご馳走、羽目外しも認めて欲しい

 

お汁粉はあの

砂糖ー!豆―!お餅―!の

ジェットストリームアタック、

黒い三連星の三本の矢こそが正道

 

砂糖が脳に回って

わけがわからなくなっているNorizoさんに

まあ何事も節度を保ってね、

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そんなわけ

米国次期大統領のトランプ氏にとって

『脅迫材料となる不名誉な映像が

存在する』という疑惑のことをを

英語圏の一部メディア

『ゴールデン・シャワー・ゲート

(Golden Shower Gate)』と

呼んでいるわけですが、これはやはり

『ウォーターゲート』とかけてあるのか、

なら何故素直に

『ゴールデン・ウォーターゲート』くらいで

お茶を濁さなかったのか、

ここにあるのはトランプ氏に対する悪意か

それとも暴走する茶化し心か、

それにしてもNorizoさん、どうしてまた

こんな単語にそこまでこだわるんですか、

というそこの貴方、

あのね、人間40を過ぎるとね、

己の脳の反応速度というか

脳細胞活用状況が気になるものなの、

余計なことに大事なシノプスを使う余地はないの、

それが何、英単語の『L』と『R』の混乱は

年を経るにつれてますますひどくなる現状で

どうしてこんなくだらない単語を

私の脳はきっちりと記憶してしまったの?

 

「しかしこれ、もしも事実無根な話なら

こんな妄想をここまで微に入り細に入り

誰がいつ作ったのかってことになるよな。

『売春婦を買った』だけで済ませてもいいところを

『その売春婦にベッドの上で(以下略)』とかいう

この病んだディテール、これを思いついた人間は

ある意味歪んだ才能があると思う」

 

思わず感心していた私に夫(英国人)が

「ところで妻ちゃん、この『シャワー』という

言葉なんですが、やはりこれはその、

トランプ氏がベッドの上で(略)させたという

その行為を想起させる単語なんですよね」

 

「・・・うん、まあそうだろうな」

 

「話はちょっと変わりますけど、

『ベイビーシャワー(Baby Shower)』って

言葉があるでしょ。あれって

どういう意味か、君、わかります?」

 

「あれだろ、出産前に妊婦を囲んで

お祝いをする風習、みたいなものだろ?

赤ちゃん用のおむつを贈ったりするんだよな」

 

 

 

 

「あれって発祥はアメリカですよね?

最近は英国でも行われているみたいですけど、

何でもいいから理由をつけて消費者の

財布のひもを緩めよう、という露骨な

小売業者側の計算と戦略が見てとれますよね」

 

「まあそう言うな。慶事なんだから。

で、何故突然ベイビーシャワーなんだ?」

 

「僕はこの言葉を初めて聞いた瞬間に

とても驚いたんですけど、そうしたお祝いが

存在することを知らない前提で

『ベイビーシャワー』って言葉を

初めて聞いたら君は何を連想しますか?

つまりほら、赤ちゃんのシャワーですよ」

 

「・・・またずいぶんと挑戦的なことを・・・」

 

「いや、純粋に疑問なんですよ、だって

トランプ氏の醜聞でも使われる言葉でしょ、

ということは人はそこからある物を想像するのが

自然というか道理なわけですよ、

僕が不思議なのはですね、ならば何故

わざわざ妊婦さんのお祝いに

そうした名前を付けたのか、なんですよ」

 

ダブルミーニング・・・なのかしら・・・?

 

話をトランプ氏の

『(前略)シャワー・ゲート』に戻しますと

ツヴァイクの『マリー・アントワネット』では

某首飾り事件の総括として詐欺行為に

一切かかわっていなかったマリーの罪は

「王妃でありながら枢機卿と逢引するような

女であると社会的に信じられてしまったこと」にある、

何故ならたとえばマリーの実母である

マリア・テレジアが「宝石欲しさに男と会う」ことなど

誰も信じないばかりか想像もできない、

偉大なるテレジアはそのような女性ではないと

すべての人が確信できていたのに対し

アントワネットの宝石好き、浪費好きは

あまりにも有名で、だからこそ人々は

「あの女ならやりかねない」と思ってしまった、

それこそが彼女の致命的な隙、

わきの甘さ、つまりは罪であったのだ、

といったことが書かれていたように私は

記憶するのですが(正しい脳細胞の使い方)

(記述の詳細はちょっと異なるかも)(頑張れ脳)、

どうですか、そうした考え方を踏まえたうえで

トランプ氏のこの荒唐無稽なまでに恥ずかしい噂、

貴方には信憑性があるように感じられますか、

それとも「ドナルドはそんな男じゃない」と

心の底から断言する自信がありますか。

 

 

 

 

推定無罪の原則は大事ですが

一国の宰相には

『敵につけこまれない隙のなさ』も

絶対的に必要だったりする気もします。

 

 

トランプ氏は本気で今後も

納税申告書

公表しないつもりなんでしょうか

 

ある日のわが夫の私への質問

「トランプ氏がアメリカ大統領になるのと、

アメリカの国民の半数以上が

トランプ氏が大統領になることを望んだのと、

君にとってどっちがより衝撃的ですか」

 

・・・皆様にとってはどっちですか

 

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英国の大衆(タブロイド)紙が

近頃お好きなネタの一つは間違いなく

米国新大統領トランプ氏の醜聞。

 

先日目にした大衆紙

『ザ・スコティッシュ・サン

(The Scottish Sun)』の一面、

トランプ氏の顔写真の下に大きく

URINE TROUBLE』の大見出し。

 

『TROUBLE』はわかる、『トラブル』、

つまり『問題』とか『疾患』とか、

そしてその前の『URINE』・・・『ユーリン』・・・

これってあれでしょ、『尿』でしょ?

 

何、トランプ氏は排尿障害を抱えているの?

 

でもそれってこういう風に軽々しく

ゴシップ記事的に

報じていいことではないんじゃない?

 

そりゃ一国の首相の健康問題は

重要な政治案件かもしれないけど物には

言いよう・伝えようってものがあるでしょ!と

ほとんど義憤に近い感情を抱きつつ

隣で同じ見出しを見詰めていたわが夫(英国人)に

「何だよ、この見出し。こんな話

(トランプ氏が排尿障害を抱えていること)、

君、聞いたことあるか?それともこれは

『サン』の面白飛ばし記事か?」

 

私の言葉に夫は真面目な表情を崩さず

「えーと、これはあれでしょう?

トランプ氏の不名誉な個人情報

ロシアの情報機関がつかんでいる、という

あの報道に関連した記事でしょう?」

 

ああ、あのトランプ氏の大統領就任

約1週間前記者会見でトランプ氏が

「黙れ小僧、お前の会社が流しているのは

フェイク(fake)ニュースだ(意訳)」と

CNNの記者を怒鳴りつけたアレね、

となるとそれはつまり『排尿障害』が

『不名誉な個人情報』ってこと?

 

「これ、倫理的な問題に抵触しないか?」

 

「だからニュースになっているんですよ」

 

「いや、そういう話じゃないだろう、

だってこの見出しはトランプ氏の排尿

明らかにネタにしているじゃないか!」

 

「・・・排尿をしたのはトランプ氏ではなく

お相手の売春婦だったと僕は理解していますが」

 

「そうした健康問題を

抱えているのが誰であろうと・・・

失敬、今、何とおっしゃいました?」

 

「だからこれは売春婦が排尿するのを

トランプ氏が横で見ている映像を

ロシアの情報機関が握っている、

という説に基づいた記事でしょう?」

 

・・・そんな説がいつ存在していたんですか?

 

いや、この『トランプ氏の不名誉な

個人情報』に関する報道では

私は色々驚くことが多く、たとえば日本では

この情報の提供元が『元・英国情報部員』

というふうに報じられていますでしょ?

 

英国ではこの情報部員の名前と写真が

普通に一般新聞に載っているんですよ。

 

クリストファー・スティールさんといって

ケンブリッジ大学の卒業生で

現在彼は行方をくらましているんですけど

マンションから姿を消す前隣人に

「僕の猫の面倒を見ておいてください」と

お願いをしていたという、この最後の

猫ネタは『ザ・サン』からでございます。

 

で、問題の『トランプ氏の不名誉な個人情報』、

一応『大衆紙を自称しないメディア』

BBCとか高級紙とか)はその内容を

『脅迫に使えるような厄介な映像』みたいに

描写していて、私はこれまでその詳細を

深く追求しようとはしてこなかったのですが、

『胸を張って断言します、ウチは大衆紙、

主食はスキャンダル』みたいなところはかなり

事細かにその内容に触れてきていたらしく、

まあそうした報道によればトランプ氏ったら

以前ロシアの高級ホテルに泊まった際に

売春婦を部屋に呼んで

オバマ夫妻も使用したとされるベッドに

放尿させそれを見て喜んでいた、とのことで

・・・そりゃトランプ氏だって

「そんな話は事実無根だ」と言うしかない。

 

まあ調べてみたら日本でも

スポーツ紙なんかはこのネタを

割と丁寧(?)に報道している様子。

 

しかし就任前からこういう方向

大衆にネタにされる大統領は

米国史上初なのではないか。

 

「それにしてもそんな映像が

本当に存在していたらどうなるんだろうな。

英国政治界には『嘘をつくなかれ』の

鉄の不文律があるから

発言が嘘と分かった瞬間に

辞職間違いなしだろうけど、米国政治界は

そこらへんどのくらい厳しいのかな」

 

私の質問にわが夫は少し考えた後で

「トランプ氏だけではなく、たとえば

英国のファラージ氏など新世代の政治家は

ある種の嘘が暴かれてもそれほどの傷を負わず

政治家として生き延びる気もしますね。

新世代の有権者の価値観と倫理観は

旧世代のそれとは異なる様子ですから」

 

トランプ新政権の船出はもうすぐです。

 

 

久々に大衆紙記事を読んだ私が思うこと:

大衆紙の英語って難しい

 

「英語が母国語の人にとっては

非常に読みやすい」文体らしいんですけど

他で滅多に目にしない形容詞や

駄洒落満載でもう目が滑る滑る

 

形容詞はともかく駄洒落を理解するには

私は夫の助けを借りるしかなく

「この『I.O.LOO』って見出し、どういう意味だ。

サッカーのセルティックと

レンジャーズの試合の際

レンジャース・サポーターが

セルティック所有の競技場のトイレを

破壊したって記事の続報なんだが」

 

「見出しを口に出して読んでみてください」

 

「・・・『アイ・オー・ルー』・・・か?

この『ルー』が『トイレ』という

意味なのは分かるんだが」

 

「『アイ・オー・ルー』、そこから

『アイ・オウ・ユー(I owe you)』、

『私は君に借りが出来た』ですよ、

つまりトイレの修理代を・・・」

 

「もういい、もうたくさんだ」

 

知るだけ無駄とはまさにこのこと

 

それでも負けずに

英語を学んでいきたいと思います

 

高級紙を愛読する貴方も

真に愉快なのは大衆紙ですよ、な貴方も

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いわゆる『少女像設置問題』、

年末から私もそれなりに

ニュースを追っています。

 

当ブログをお読みの方で

このニュースについて

何も知らない、という方は

まずいらっしゃらないと思うのですが

念のため経緯をまとめますと

 

1.昨年(2016年)末に

韓国釜山(プサン)の日本総領事館の前に

『慰安婦問題を象徴する少女像』が設置された

 

2.設置は「日韓合意に反している」として

政府は(とりあえずの)対抗措置として

駐韓大使を帰国させ、

今後の対応は現在協議中

 

3.安倍総理は少女像の

撤去を求める考えを示している

 

この話のキーワードは『日韓合意』と

私は考えておりまして、これは2015年に

日韓外相会談で結ばれたもので

「慰安婦問題を最終的かつ

不可逆的に決着させる」という文言は

当時もニュースで繰り返されたものでした。

 

この合意を踏まえ安倍総理はその後

「おわびの気持ち」を表明、

元慰安婦を支援する財団に10億円を拠出。

 

こうした実績を背景に現在日本側は

「我々は合意を尊重し約束を履行してきた。

対して韓国側は『(ソウル日本大使館前の)

少女像の移転』という約束を履行しないばかりか

新たな少女像が合意後も複数設置されている。

約束違反ではないか」と不満を示しているわけです。

 

(ソウル大使館前の少女像移転は

明確な『約束事項』ではなかった、

という指摘も一部ではなされている模様)

 

正直に申し上げますと、

2015年の日韓合意の際に私は夫(英国人)に

「この問題で『最終的かつ不可逆的に』は

絶対に無理だぞ。そんなことあり得ないぞ。

安倍さんは合意を歓迎しているけど

こんなもの火種以外の何物でもない、

絶対にすぐに相手国側に反故にされるぞ。

その場合うちの首相はどう事態を

収拾するつもりなんだ。下手したら

政権支持層に完全にそっぽを

向かれる状態になるぞ」と懸念を

表明していたのですが・・・そうか、

総理はこういう方向を狙っていたわけか・・・

 

こりゃ安倍支持者は離れないわな・・・

 

しかも今回、日本政府は

手順を着実に守っているものだから

反安倍系の報道機関も声高に

非難の声はあげていない様子だし

(基本的にこの件に関しては

日本国民の間に『理は我々にあり』という

意識が確立している現状に思えます)、

しかしこれはどこが着地点になるのかしら。

 

それも気になる点ではあるのですが

現時点で私がもっと気にしているのは

この『日本政府の対応』の意味を

当事国である日本と韓国以外の国、

諸外国はちゃんと理解してくれているのか、

理解しようとしてくれているのか、でございまして。

 

日本政府が駐韓大使を引き上げさせた時点で

問題を報じた英国紙『ガーディアン』の記事では

2015年の日韓合意について本文中では

全く触れられておらず、これだけ読むとまるで

日本政府が大戦犠牲者の像の設置に

逆切れして大使引き上げという対抗措置に

踏み切った、オーウ、日本人は被害者に

全然優しくありまセーン、みたいな印象を読者に

与えかねないと思っちゃうのは私の心配し過ぎ?

 

「せめて日韓合意とその後の日本側の

『誠意ある履行ぶり』について

触れて欲しいと思うのは我が儘か。

英国の一般大衆にとっては特に

重要じゃないニュースではあろうが

しかし国に対するイメージというのは

こういうところで作られるものだし」

 

「どうして日本の報道機関はこういう時

英語で自らニュースを発信しないんですか?

他国の有力メディアの発言を待つのではなく。

英国のBBCもかなり左寄りだと批判は

されていますけど、でも積極的に世界に

自らの言葉でニュースを

配信しようとする姿勢はありますよ」

 

うーん、確かに日本のメディアがもう少し

国際的に発言力を持っていたら

こういう時に迅速に『日本政府の

行動の背景にあるもの』を世界に伝え

他国の理解を得やすくもなっていたのかしら。

 

実際とても大事ですよ、

他国における自国のイメージ

正確に理解、演出するというのは。

 

そういうところのズレが最終的には

国家的な孤立ですとか

紛争ですとかにつながるんですから。

 

日本に都合のいい

嘘を書け、ということではなく。

 

とりあえずまずは朝日新聞に

慰安婦強制連行の一連の誤報の経緯

もっと大きな声で世界に向けて発信して欲しい

・・・これは元読者の切実なる希望です。

 

私は別にネット界に跋扈する

反朝日な人間ではありませんで、

朝日新聞の業績、これまでに何度も

社会的に重要なスクープを出してきた事実には

素直に敬意を払っているのでございます、

ただそれだけに、日本のメディアとして

それなりの信頼と実績を構築して

対外的にも名を売っている

朝日であっただけに、あの誤報は痛かった

 

世界にはまだまだ朝日の誤報を事実であると

誤解している人々が多いのです、お願い、

何とかして彼らに真実を届けてください。

 

話を少女像問題に戻しますと

その後英国の報道を見ていると

一応BBCは8日付の関連記事内で

日韓合意について言及していて

14日付の『エコノミスト』記事はさらに詳しく

問題の経緯について述べています。

 

まあしかしあれね、結局は

『他所の国の小さなニュース』扱いね、

しかもどちらかといえば日本ではなく

韓国に主眼が置かれているというか

・・・韓国大統領選のゴタゴタ関連の

ニュースの一つ、みたいな位置づけというか。

 

そりゃこれが世界的大ネタになる時は

それは緊急事態間違いなしでしょうから

こんな状態に不満はない私ですが

万が一将来この問題がなんらかの大ネタの

根源とされるような事態になった場合に

世界の人が過去の記事を読もうとして

「日本、恥知らずにも逆切れ」

という話を目にするのと

「日本、誠意ある対応の末、やむを得ず

対抗措置」という記事に行き当たるのとでは

印象が絶対的に異なりますので、本当に。

 

NHKあたり、そろそろ「世界配信局」に

本腰を入れてみたらいかがでしょう。

 

 

まあでも所詮英国では小ネタ扱いです

 

日本の皆さんだって

本日の英国のトップニュースが何か

ご存知ありませんでしょ

 

日本関連の記事でこちらで

結構な大ネタ扱いなのは

対韓国問題ではなく

対イスラエル問題だと思う私

 

日本は米オバマ政権と

「歩調を合わせた」ってことなんでしょうけど

トランプ次期大統領は

イスラエル支持派との話だし

そこで米国が姿勢を変えたら

日本はそれに追随するの?

 

それとも毅然と

イスラエルへの姿勢を変えないの?

 

いや本当、トランプ政権、どうなるんでしょうね

 

ニュースから目が離せない貴方も

時事ネタに興味は薄い貴方も

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