夏、思い出の失神

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地元主催の礼拝集会の際に

近所の墓地で頭をぶつけて

出血するに至ったわが夫(英国人)。

 

詳しくは昨日の記事をお読みください。

 

 

額の傷口を抑えたティッシュペーパーには

面白いように血が滲んでいき、

まあ頭を切ると血が出やすいといいますし、

それでも念のため夫の背中に腕を回して

周囲を騒がせないようこっそりと

現場を離れようとしていたところに

ご近所に住むご夫婦が陽気に話しかけてきて

「やあ、君たちも来ていたの?

あ、あの古い石棺を見てきた?

あれには僕、面白い思い出があってね、

僕がまだ子供の頃に肝試しで・・・

ちょっと待って、旦那さん、

すごく血が出ているじゃない、どうしたの」

 

怪我をした経緯を説明すると

「僕の車を停めてあるところまで来たまえ、

トランクに救急キットを入れてあるから。

消毒をして絆創膏を貼るといいよ」

 

「いえ、大丈夫です、家に帰れば

そこで自分で治療も出来ますし・・・」

 

「家に帰るまでに車が血だらけになっちゃうよ。

いいからおいで、遠慮しちゃ駄目だよ!」

 

我々は素直にご親切を受けることにいたしました。

 

ご近所夫妻の車の後部ドアを開け、

そこに夫は浅く腰掛けさせてもらい、

額の傷口を消毒液で洗い絆創膏をつけ。

 

その頃には事態に気が付いた他の方たちも

何人か車も周辺に集まって来てくれていて

「誰か怪我をしたんですって?」

「あら、ひどい血ね、まだ出血しているの?」

「救急車を呼びましょうか?」

 

いえ、大丈夫です、もう大丈夫です、

お騒がせしました、救急車は必要ないです、

と夫はそうした声に気丈に対応しておりました。

 

私は昔習った救急法を思い出し

隣から夫の額を圧迫して止血することに専念。

 

騒ぎがひと段落したところで夫が

「ふう。ところで僕、自分では

傷口が見えないんですが、どのくらい

ひどい怪我なんでしょう?」

 

「絆創膏が貼ってあるから

直接は見えないけど、まあ血の勢いも

ある程度おさまったから一安心だな」

 

「でも何かさっき、ご近所さんが

絆創膏を貼る際に『もっと大きいやつ、

一番大きいサイズのじゃなくちゃ駄目だ』って

言っていましたよね、じゃあきっと

割と大きな切り口なんでしょうね」

言いながら夫は自分の周囲に散らばっていた

血のついたティッシュや絆創膏の包み紙を集め

ゴミ袋に入れようとしておりました。

 

こんな状態でそんな気配りができるなんて

わが夫は気丈な性質でございます・・・

と私が静かに感嘆していたところ

夫は血のついたティッシュを手にしたまま

「僕、ちょっと頭を下のほうに下げていいですか?」

そう言って私の手のひらに

額を押し付けるようにしてきました。

 

「止血を第一に考える場合

頭は心臓より上の位置にあった方が

よかったように思うのだが、何だ、

頭を下にした方が姿勢として楽なのか?」

 

「・・・」

 

私の問いかけに夫は返事をせず

そのまま私の手のひらにぐっと

体重を乗せるように前屈みになり、

あら、もしかして少し気弱になって

私に甘えていたりするのかしら、

でもさ、夫よ、一応ここ、人目もあるぜ!

というか君、割と重いんですけど、

君の脳みそが重めなのはもうわかったから

・・・あ!違う!この人、今、気を失っている

 

慌てて夫を抱え直そうとするも遅く、

夫はそのままずるずると

地面に向かって額から倒れ込み

「・・・すみません!どなたかお手を!」

 

私の叫びに慌てて周囲にいた人々が

正面から支えようとするも間に合わず、

夫はそのまま額を地面に軽く打つ形で

倒れ伏してしまったのでした。

 

続く。

 

 

後から夫が説明したところでは

血のついたティッシュを見て

「わあ、すごい血。すごい量。

こんな華々しい出血、久々に観ましたね。

さて、この大量の血がどこから出たか、

それはすなわち僕の額、これは僕の血」

と思いついた瞬間に

気が遠くなり始めたのだそうでございます

 

そしてぐんぐんと視界が狭まる中、

このまま前のめりに倒れるならば

せめて頭と地面の距離を縮めておかないと

もっと痛い目にあってしまう、ということに思い至り

そこでの「頭を下に」という発言であったとか

 

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別にただ見るぶんには

どうってことないです、な貴方も

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夏、風の日の流血

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夫(英国人)はこの夏、救急車と

救急病棟のお世話になりました。

 

・・・それはつまり実はカナダで

に齧られていたということですか?

それともシャチに?

 

あ、そっちじゃなくてキノコ毒のほう?

重い物を運んで腰に来たとか?

 

わかった、まさかのチェーンソー

 

羅列していて実感します、

わが夫の日常生活は

ちょっと危険度が高過ぎる・・・

 

ともあれ、違うんです、

きっかけはのどかな話だったんです。

 

 

現在我々が住んでいる村では

古(いにしえ)より(すみません、ちょっと誇張)

年に1度、有志によって礼拝というか

集会が開かれることになっておりまして、

私は結構そういう伝統的な式典に

敬意を払いたい性格で、

それに何しろ田舎生活において

ご近所付き合いは非常に大切、

これは出席するに間違いなし、と

我々は今年も車で会場となる

古い墓地に向かったのです。

 

式は時間通りに始まり、

しかしその日はあいにくの大風、

それでも儀式をつかさどる牧師様の声は

風にも負けず朗々と響きわたり、

我々もその指揮に合わせ声の限りに

讃美歌をうたったのでございました。

 

さて、無事に式典が終了したところで

とある牧場の持ち主夫妻が

「このあと、我が家でお食事を差し上げますので

お時間のある方は是非お寄りくださいね!」

 

私と夫はこのお食事会に混ぜてもらう気満々で、

ちゃんと車に手土産用の

お酒とお菓子を準備していたのでありました。

 

ただ時計を見るとお食事会が始まるまで

まだまだ時間があり、お客として

あまり早くあちらのお宅にお邪魔してしまうのも

礼儀的によろしくないだろう、と我々は

しばらく墓地を散策することにいたしました。

 

墓地と申しましても一部はすでに

『歴史的遺跡』のような

威厳ある風情になっておりまして

(実際色々歴史的価値のある場所らしい)、

そこを我々だけでなく他の人々も

同じく時間つぶしを目的に歩き回り、

見知った顔を見つけると話し込む、という

・・・私、こういうの昔のロシア文学で

読んだことがあるわ、日曜日は教会に、

平日は町の中心にある公園に人々は集まり

顔見知り同士で話をし友好を深める、みたいな。

 

風が強いとはいえ青い空の下

お墓を踏まないように気をつけながら

(一部は完全に苔むしちゃって

気をつけないと草地と間違えがち)

ぬかるんだ芝の上を歩きつつ、

ふと前を見ると夫がひとつの

墓石というかもう『廟』といった風情の

立派な石棺の横に立っており、

ふだんはこの棺の周囲は

鉄柵で囲んであるのですが

この日は折からの強風のためか

その柵が地面に倒れておりました。

 

周囲には何人か子供もいたため

私はまずその地面に伏した柵を見て

「子供が近寄ったら声をかけて

注意してあげないと危ない感じだな」

と考えたのでございます。

 

今思えば、あれは虫の知らせ

あったのかもしれません・・・

 

倒れた柵とその向こうにあるお墓を

じっと見ていた夫は突然ぱっと顔を輝かせ

「妻ちゃん!見てください、ここ、

いつもある柵が倒れています!

ということは、このお墓に近づいて

棺の上に書かれた文字や何かをもっと

近くで見ることができる、ということです!」

 

好奇心と向学心の旺盛なわが夫は

浮かれた足取りでのっしのっしとお墓に近づき、

そうしながらぐっと上半身を屈めたその瞬間。

 

お墓の周囲に張り巡らされた鉄柵の

格子状の部分は

風で吹き倒されていたものの、

その外枠はしっかり残っておりまして、

そしてその外枠は夫の

顔くらいの位置にありまして、

そんな状態でわが夫の視線は

完全に外枠のさらに向こう側の

石棺に焦点があっており、

つまり夫はその古く錆びつき

ところどころ腐食した危険な鉄棒の存在に

気が付いていなかったのでございます。

 

あ、危ない、と私が認識したのと

ほぼ同時に夫は正面からその鉄棒に

頭突きを入れる形になり・・・

 

私は案外子供好きなのですが

子供と遊んでいて一番苦手なのが

彼らが突然転んだり頭をぶつけたりした時に

それまでの大きな笑顔から一転し

一瞬真顔になるあの瞬間。

 

私の目の前で起きた夫の表情の変化は

まさにああいう感じでございました・・・

 

喜びに満ちた笑顔からの無表情

 

まあ夫は成人男性なので

そこから子供のように泣き出すことはなく、

真顔のまま上半身を伸ばすと

静かに左手を額にやり

その手を顔の前に戻し出血を確認、

速やかにズボンのポケットから

ティッシュペーパーを取り出し傷口を抑え、

じっと目の前の鉄棒を見てから

割と確かな足取りで

私のほうに向かってきました。

 

「・・・夫よ、大丈夫か」

 

「いや、あそこに鉄棒が存在することに

僕は全く気が付きませんでしたよ」

 

「それ、痛いか」

 

「痛みはそれほどでも、ただ・・・」

 

傷口を抑えていたティッシュを見ると

これがまたかなりサービス過剰な出血量。

 

「車にティッシュの箱がある、持ってこようか」

 

「いえ、それよりも一度家に帰りましょう。

家に絆創膏がありましたよね?

あれを貼ってからお食事会に行きましょう、

このままだと、僕、せっかくのご馳走が

全部自分の血の味になっちゃいます。

帰り道、運転してもらえますか?」

 

「もちろん!当然だよ!」

 

そして我々はよろよろと

墓地から立ち去ろうとしたのでございます、

続く。

 

夫曰く

「冒険旅行よりも重量挙げよりも

チェーンソー作業よりも

『昼日中の墓地散歩』が危険なものとは

僕はこれまで知りませんでした」

だそうでございます

 

私だって知らなかったわ、そんなこと

 

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マロウときたら詰め物だ

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夫(英国人)の家庭菜園、

今年はコジェット(Courgette、

日本ではたぶん『ズッキーニ』の名前で

売られていることが多いのかと)が

夏の後半から今にかけ豊作です。

 

 

去年も何株か育てたんですが

雨がちな夏であったためか

いまひとつうまく育たず。

 

今年は実りの良さに収穫が間に合わず

一部が巨大化、英国では大きくなった

コジェットのことを

『マロウ(Marrow)』と呼びます。

 

(肝心なその『巨大化したコジェット』の

写真がないというこの体たらく)

 

(BBCのHPが写真を載せています、

ご興味のある方はこちらをどうぞ)

 

「ここまで大きくなると

味が寝ぼけちゃうのかな」

 

「いえ、マロウはマロウでお店で

ちゃんと売られている素敵な野菜です。

美味しく食べましょう」

 

「調理法はどんなのがあるんだ?」

 

「・・・『スタッフト・マロウ

(Stuffed Marrow)』とか・・・ですかね・・・」

 

「『スタッフト』ということは

中に何かを詰める、ということだな。

何を詰めたらいいのかな、ひき肉とか?」

 

「・・・」

 

困った時のネット検索で

BBCのお料理指南HPを見つけ

『スタッフト・マロウ』に挑戦。

 

出来上がり、

こんな感じだったのですが、

どうでしょう。

 

 

私の料理写真には

見る者の心を震わせる何かがありますね・・・

 

 

つけあわせ(手前)は

ブルグル(Bulgur、引き割り小麦)のサラダ。

 

マロウに詰める(Stuffed)ソースが

予想以上に酸味が強く、大丈夫かいと

思いつつ仕上げたのですが、

その酸味がマロウの味を引き締めるというか、

案外癖のない出来上がりになりました。

 

夫曰く、これも『評価点:A』な

一品だそうでございます。

 

マロウが手元におありの皆様、

『スペイン風スタッフト・マロウ』、

どうかお試しくださいませ。

 

 

コジェットを放っておけば

基本的にマロウになるものなのですが

いい具合に晴れの日が続かないと

コジェットが腐りはじめちゃうのが難点です

 

私の今回食べたこれは

マロウとしては『小ぶり』なほうであったかも

 

気の滅入る話題が続いていたため

今回は無難に食べ物ネタにしてみました

 

私のこの気持ちをわかってくださる貴方も

駄目だ!守りに入るな!と思われた貴方も

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秋ということでただでさえ

気持ちが滅入りかけている私に

止めの一撃が入りました・・・

 

夫(英国人)が仕事に出かけた後

寝室に掃除機をかけていたら

床に奇妙な輝きがありました。

 

顔を近づけてよく見てみると

床に何か液体がこぼれたような跡があり

それが水玉状ではなく

カーペットの上に線が引かれたように、

あたかも何かの軌跡のように伸びている。

 

不思議曲線は床の途中で

ところどころ途絶えながらも

子供がチョークで遊んだあとのように

床のあちこちにきらめきを残している。

 

指でつつくとこれが高級化粧品のように

ジェル状というか粘液状で、無臭。

 

・・・何かしら、これ。

 

夜のうちに何かをこぼしたかしら。

 

それとも雨漏りの結果かしら。

 

しかし天井を見上げても

特に変わった様子はない。

 

最近夜の冷え込みが厳しいから

その影響でカーペットの裏に使われた

接着剤が浮き上がってきちゃったり

しているのかしら(こういう発想が

さらっと出てくる自分が不憫でならない)。

 

もしそうなら夫に伝えないと、と、

私はとりあえずその謎の液体を

紙でふき取り、掃除機をかけ続けました。

 

その夜。

 

「夫よ、今日の午前中に寝室を

掃除していたらな、床に変な

ジェル状の液体がついていたんだよ。

こう、線を引いたみたいに。

あれは何なのかな、同じようなことが

続くなら、カーペットを剥して

その裏を見てみるべきなのかな」

 

私の言葉に夫は動きを止めて

「・・・その液体、どこで見かけました?

僕はちゃんと拭いたつもりだったんですけど」

 

「寝室の戸棚の前だよ。

あれ、何、ちゃんと拭いたつもりって

じゃあやっぱり君が何かこぼしたの?

でもあれは何なんだ?するするして

すごく手触りというか滑りが良く無臭で、

何だろう、薬?それとも建築材の一種?」

 

笑顔で質問した私の顔をじっと見つめた後

夫は観念したように

「僕がこぼしたんじゃありません。

今朝・・・僕は君より先にベッドを出たでしょ、

その時にあの床の状態に気づいたんです」

 

「あら、じゃあ夜の間に何かあったのか。

何があったんだろう、

君に心当たりのようなものはあるか

・・・いや、何故そこで目を逸らすんだ?

別に私は君を責めてはいないぞ」

 

夫は私から目を逸らしたまま

「今朝僕が気づいたのは粘液ではなく

カーペットの中央で疲れ果て

縮こまっている灰色の軟体動物で・・・」

 

「おおい!それはつまりナメーか!

ナメーが・・・ナメーが家屋侵入・・・

そ、それも寝室に!というか待て、

我々の寝室は2階にあるんだぞ!

何故!どうやってそんなところに!

いやそれ以前にナメーがいた、ということは

つまりあの粘液は・・・あれは・・・」

 

「カーペットはあの闖入者にとって

過酷な環境だったんでしょうね。

断末魔の苦しみを示すかのように

彼の前後にはこれでもかと・・・」

 

「私はな!あの粘液な!触ってしまったんだぞ!

そして匂いまで嗅いでしまったんだぞ!」

 

「すみませんでした、ナメー周辺の

ぬめりは拭き取ったつもりだったんですが

・・・拭き残しがあったんですね」

 

「そ、それでそのナメーはどうした!

寝室のくずかごに捨てた、とかいうオチだったら

私はもう1オクターブ高い声を出し始めるぞ!」

 

「安心してください、無作法にも我々の

寝室に忍び込むようなナメーに情けは無用

ティッシュに包んで

ストーブの中に入れておきました」

 

「・・・そういえば朝、ストーブの戸を開けたら

中央にティッシュが丸めて置いてあったような・・・

おい、あのな、火をつけるために私が

そのティッシュを触ってしまう可能性については

考えなかったのか、君は、夫として」

 

「ティッシュくらいいいでしょ、

君は粘液に直触りしたんですから」

 

「まあそれもそうか・・・と私がそこで

納得すると思っているのか!

2オクターブ高い声を出してやる!

というか何故君はそこで、朝の時点で

私にその悲劇の惨状を報告しなかった!」

 

「だって僕が真実を告げたら、君は今みたいに

叫び始めて収拾がしばらくつかなくなったでしょ?

僕は仕事に遅れるわけにはいきませんでしたし」

 

・・・夫の判断はある意味正しかったと

私も同意しないではないのですが、

しかし、しかしだ・・・!

 

本日の豆知識:

ナメーの粘液は無臭

 

ここに『無味』とか書くことに

ならなくて本当によかった、と

自分を慰めたいと思います。

 

 

侵入経路なのですが、

これは窓なのではないかと

 

「寝室はちょっと涼しいくらいがいい」と

主張する夫のため、部屋の窓を1つだけ

細めに開けて就寝していた我々

 

この事件以来すべての寝室の窓は

天岩戸のごくきっちりと閉められております

 

しかしナメーめ、やつら

垂直方向への移動も可能なのか

 

・・・ベッドに登ってこなくてよかった、と

物事の素敵な側面を

無理やりにでも眺めようとする私に

ポジティブ・シンキングは大事ですよね、

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秋、憂鬱の菌類

テーマ:

私の心を暗くする

秋の悲しい事象の数々。

 

先日、いつものように部屋に

掃除機をかけておりましたら

ふと何か目のはしに奇妙なものが映り

掃除の手を止めて屈みこんでみたところ。

 

 

部屋の隅に、キノコが生えておりました・・・

 

待って!そこ、屋内!

 

我が家がキノコ屋敷なのは仕方ない、

だって低温多湿だし、木陰も多いし、

しかし住居に侵入するのはいかんだろ!

 

これはあれなのかしら、某ユパ様に

「ここもじき腐海に沈む」

とか言われる日も近い有様なのかしら。

 

 

 

 

まあ一応こういうのは除去前に

夫(英国人)に確認を取ろうと思い

「夫よ、あの部屋の隅に今

キノコが生えているんだが、

あれ、もしかして

君の新しいペットか何か?」

 

キノコと夫は無関係であったそうです。

 

さて、キノコが生えた原因ですが

床用特別洗浄剤を片手に夫が

「これねえ、床板がもうかなり

危険な状態なんですよね」

 

 

「危険とはつまり?」

 

「腐りかけ、みたいな・・・」

 

ユパ様!

 

村ならぬ家が

死んでしまいそうでございます!

 

夫曰く、一応この部屋の床の修繕は

『近いうちに手を付けるべきお仕事一覧』に

含まれているそうなのですが、

優先度というか緊急度はそれほど高くはないらしく

「それより今は雨漏りのほうが気になりますし」

 

私はこの冬を、いえ、その前に秋を

無事に乗り越えられるのかしら。

 

曇り空を見上げて不安になる私です。

 

 

なおこのキノコは

食べてはいけない種類だそうです

 

うん、見てわかる

 

キノコは見た目じゃないけれど、

でも見るからにあまり食欲を

そそらない外見の持ち主であることよ

 

問題のキノコはすべて

家のストーブで焼き尽くしました

 

もう気分はお腹の底から声を出して

「焼き払え―!」でございます

 

キノコよ、森にお帰り

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