どうも、すこっちです。(^。^)
放送大学の図書館からこんな本を借りてみた。
以前、このブログにも書きましたが、2単位足りなくて、卒業を逃したすこっち。
結局、あと半年大学に在籍する事が決まったので、だったら読まずにいた本を借りて読んでみようという事になり、宮沢賢治の童話、新渡戸稲造の「武士道」、宮本武蔵の五輪書の3冊を借りてみた。
宮沢賢治の童話までは良かったのですが、「武士道」ははっきり言って何が言いたいのかよーわからんかった。あれって要は新渡戸稲造がイギリスの騎士道なら分かるという外国人向けに日本のもののふの考えを伝えるために書いたものなので、あくまで日本人向けではない。😣
いわば英語訳の本を日本語に訳した文章を読んでる感じだった。
そうして、宮本武蔵の「五輪書」にたどり着く。
有名な書物ですが、たぶん🤔読んだことある人は少ないんじゃないでしょうか?
でね、兵法書ですから、早い話が剣術で相手に勝つにはどうしたらいいかという事が事細かに書いてあるんです。
そんでもって、「地の巻」、「水の巻」、「火の巻」、「風の巻」、「空の巻」と分かれている。まるで、鬼滅の刃の「水の呼吸」みたいな感じかな。
昔の兵法の事を言われても、なかなかすこっちには理解しづらく、ちゃんと内容を理解するには至らなかったというのが本音かな。
ただ一つだけ、心に刺さった良いフレーズがあったので、それだけ皆さんにお裾分けタイムといたします。
宮本武蔵は五輪書の「地の巻」の中で、武士のことを「大工」に例えている。
大工の棟梁は寺社の形式を覚え、宮殿や楼閣の図面を知り、人々を使い、家を建てる。それには、節もなく見栄えの良いものを表の柱にしたり、節があっても強いものを裏の柱にしたりと家の要所と素材を見分けて使う。また、大工の熟練度に応じて、やらせる仕事も吟味する。
つまり、武士の棟梁が戦をするのも社長が会社を経営していくのも、家を建てるのと同じでしょと。
トップが経営の全体を俯瞰で把握し、人・モノ・金・情報・人材をうまく回してこそ、会社の経営も上手くいく。🟰良い家が建つ。
一方で、一般の兵卒の大工は自分で道具を磨き、大工の技を手に掛けてよく習い覚え、棟梁の言いつけに忠実に従い、手際良く仕事を納めるのがいい兵卒の大工である。
これも🟰部下は上司の業務命令を忠実に実行できるだけの実力をしっかり蓄えておいて、確実な仕事ができるように準備をしておかないと、良い家は建てられない。
建てた家🏠が中途半端だと、台風で吹き飛ばされたり、地震で倒壊するかもしれないし、人が死んでしまう事もある。
それだけ、家を建てる事も会社を経営、運営、維持していく事も同じくらいしっかりやらないと、とんでもない事になるよと
武蔵さんはおっしゃっているようです。
今や大工も分業制が進んで、組立式に近いタイパ重視の建築業界になっちゃってるけど、譲れない部分は軽くみて欲しくはないものです。
何事も常に大工マインドを忘れずに!