巣立つ我が子に掛ける言葉とは? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^^)


ここ数日のブログには何度か書いておりましたが、我が息子の就職先の3ヶ月に渡る研修が終わり、配属先も決まり、横浜に旅立つ時が来た。


会社がお膳立てをしてくれるとはいえ、結局はカミさん頼みでなんとか終えた身支度と荷造り。


かくして、日曜日にアタシの親と弟を招いての「最後の晩餐」的な壮行式的な会食の場を設けました。


別に今生の別れでもなく、まぁ帰ってこようと思えば帰れる距離なので別にしんみりムードではなかったのですが、アタシ的にはせめて出席者の一人一人からエールというか、一言ずつメッセージを求めたかった。


なので、会食の始まる少し前にダイソーに行って、ホワイトボード(消せるペンが付いたもの)を購入し、これにメッセージを書いてもらったうえで、一言ずつ頂戴することにした。


まずは、お手本としてアタシからスタート!


一発目にはこんなことを書いた。


「身体は普段の食事から作られる、食生活には注意すること」


まぁ、一人暮らしとだとね、カップラとかジャンクフードとかに走りがちだけれども、そんな食生活の積み重ねだと、決して身体にいいはずがない。なので、質素に謙虚にご飯とみそ汁ぐらいはちゃんと摂りなさいよ!という思いである。


続いて、家のカミさんからは、


「水回りはキレイにしておきなさい」


これも確かに重要である。湿気をそのままにしておくとすぐにカビが生えるし、生えたら生えたで後処理が厄介。洗面所の排水口も詰まったら大変だし、ポットだって水アカが溜まる。


今までそんな事、微塵も感じたことない人が果たして、ちゃんとやれるんでしょうか?


しばらくして料理が提供され、場が和みだして間が空いたので、アタシから2発目である。


「謙虚さが味方を作る、素直さは最大の武器」


シンプルながら、我ながらなかなかの出来栄えかと。


いくら時代が変わっても、謙虚な人は好感を持たれる。親しき仲にも礼儀ありである。当然つながる人も増えるし、縁も途切れないものである。


そして、もう一つ!素直な人は、やっぱり好かれる特に年上や上司に。何かと言うと、知ったかぶりとか意見を返す人とは、距離を置きたくなるのが人間の性である。


もはや場がエンディングに差し掛かった頃、アタシから最後の一撃である。


「デジタルで何でも解決できると思うなよ!肝心なとき、最後に頼りになるのはアナログだ!」


もうね、ある意味昭和世代の遠吠えである。


スーパードライな世代が我が者顔で跋扈(ばっこ)する世の中だけど、いざとなったら役に立つのは「手を動かせ!」、「足で探せ!」、「頭を使え」のアナログパワーなんだと、すこっちは伝えたかったのであります。


この金言(!?)が彼にどれだけ届いたのかは定かではありませんが、まあつつがなく過ごしてもらえれば、両親にはそれが何よりの「イイね!」なのだから。


翌日の朝に、しばらく顔を合わせないので最後に言いました。「石の上にも3年だぞ」とね。


くじけずに、引き返す事なく、頑張ってや。