どうも、すこっちです。(^^)
先週は新人ガイドの講師役を務めたという話を書きましたが、今度はなんと、会社の新入社員向けの講師役を務めることになりまして、今日無事に大役を務め終わりました。
会社の人にはアタシの仮の姿はわからんけど、まあ一応仙台城ガイドとして初対面のお客様へガイド活動をさんざんしてきて、なんだったら先週も新人ガイドさん向けの講師役も務めあげた身としては、それほどプレッシャーも緊張も感じない。
むしろ、「何を話したろか」という構成のほうが先に立ってしまっていました。
講義自体は経理の基礎知識という資料を事前に作って、それをもとに進めたわけなんですけど、アタシの中にはある思いがあった。
正直、入社したばかりで右も左も分からない中、専門用語中心の講義を聞かされたところでちんぷんかんぷんでゲシュタルト崩壊が起きて、睡魔が襲ってくるだけだろうと。
講習は講習でやらなければならないけれど、アタシは会社勤めをして、サラリーマン人生をスタートするうえでは、もっと大事なことがある。だったら、それを教えてあげたい!そう思ったのです。
なので、講習を始める前にその事を受講者に伝えました。講習はやるけど、もっと大事なことを3つほど君たちに教えます。(だから寝ないでね!という意味も含まれている)
でね、これはガイドの習性なんだろうけど、自分が話しながら、受講者の目線がどこに集中してるかって、よくわかるのよね。でさ、間違いなく、あぁ、アタシの話(講義ではなく雑談の方)に注目が集まってるなっていうのが明らかに感じた気がしました。
やっぱりガイトで培った度胸とノウハウは伊達じゃないなって思いましたわ。
アタシが新入社員に伝えたかったこと、3つほどありましたが最後に伝えた「馬のことわざ」
の話を紹介しましょう。
これね、英語のことわざで「孤独のグルメ」で出てきた言葉なんですけど、「馬を水辺に連れて行くことは出来ても、馬に水を飲ませることはできない」というもの。
新人さんに先輩や上司は仕事を教えてくれる=馬を水辺に連れて行くなんですが、馬が自分の意志で水を飲む=自分が主体的に仕事に取り組む、ということが大事なんだよという話をしました。
ちょっとは退屈な講習に花を添えることができたでしょうか?
ほら、学生時代に話が脱線する先生っていたでしょう。実は脱線した方の話が面白くって、引き込まれていったっていう経験ありませんか?
すこっちが目指したのは、そのポジションです。寄り道、脇道にこそ、発見あり!