新人ガイド研修の講師役が無事に終了しました。 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^o^)

 

仙台城ガイドボランティア会では毎年新しくガイドとして一緒に活動をして頂ける方を募集しております。

 

ここ数年はコロナ禍もあり、募集を掛けてもなかなか人が集まらないという状況が続いていたのですが、この度新人募集を行ったところ4名の方がガイドに応募して頂きました。

 

そんな新人ガイドの講習を何回かに分けて実施しているのですが、今日3月29日はなんと、不肖の身である私すこっちが講師約として新人ガイドさんの講義をするという日なのです。

 

アタシなんかがね、そんなさ講師をするなんて大変恐れ多い。人生の諸先輩方がたくさんいる中で、なぜだか講師という大役というか火中の栗を拾う役目を仰せつかるようになった。

 

まあでも、やると決まってエンジンが掛かると意外と面白いもので、実は今回で3度目の講師役だったりするのです。

 

資料も「どんなの作ったらいいんだろうなぁ」なんて悩んでいましたけど、ある講習会に行ったときにある講師がすんごいシンプルな講習資料を作っていて、「これは使える!」と思って、パクらせていただきました。

 

その資料というのが、講習者に配るのはA4用紙に左半分には伝えたい内容がところどころ括弧書きの空欄で虫食い状態になっており、右側にはメモ欄がとってある。たった、これだけ。

 

わかりやすく言うと、こんな感じ

 

質問① すこっちのブログは大変(      )。 | メモ欄

 

でね、講習者にはこの(   )に入るワードを考えさせる。答えが出ないようなら講師が答えを伝えて、自らの手で(   )にワードを書かせる。

 

こうするとね、受講者はただ受け身で講師の話を聴くだけじゃなくて、(  )の中に何が入るんだろう?と考えるわけなんです。眠気覚ましに頭を働かせるにもいいし、そもそも自分で答えを書き入れなければ資料が完成しないわけですから、講師の発する答えを聞いてないといけない。そして、付け加える講師の話で気になることがあれば、メモ欄にメモる。

 

ちなみに、質問①の答えは、(面白い)とか(ためになる)とか(つまんない)でもみなさんが思いつく答えで結構です。(笑)

 

という試行錯誤の末に作成した資料を元に、今日おおよそ休憩を挟んで90分ほど講師役を務めて参りまして、無事に終了しました。

 

いやぁ、なんかあっという間でした。でも、1回だけ自主練習というかリハーサルをやったので、結構スムーズに行きました。

 

実はこの講師役、1回目は念入りに資料を作り、自主練習というかリハーサルを確か2回ほどやったんです。でその結果は、自分なりに満足の行くものでした。

 

ところが、余裕をかましたわけではないんですが、2回目はリハーサルもせずにぶっつけ本番で、資料も紙で用意しないでパソコンを持っていて、表示しながらやったら、これがどうも進行があっぺとっぺ(ちぐはくという意味)で、なんだか消化不良だった。

 

このときに痛感したんです、やっぱ練習は嘘をつかないんだなぁと。前回上手く行ったからと安易に考えたら、痛い目に合うんだなぁと。

 

なので、仕事が忙しくて時間は取れなかった中、夜遅くにネットカフェの鍵付き個室を借りて、リハーサルを敢行しました。気になるとこには赤線を引いたり、丸で囲んだり、付け加えたい説明を書き込んだり、質問の内容を読み返したりと、意外とやることってあるもんなのです。

 

結局今回は女性3名が受講していただいて、アタシの講義がハートを射止めたのか(?)どうかは定かではありませんが、3名とも当会へ入会していただくことと相成りました。

 

3名の新人さん、まずは入会おめでとうございます。そして、ありがとうございます。

 

アタシなんかに比べれば、皆さんのほうがよっぽど知識をお持ちのようで、もうこれは楽天イーグルスのゴールデンルーキー宗山以上の活躍を期待しちゃいます。(アタシは今年から日本ハムファイターズファンですけどね)

 

デビューをすると言っても、最初は先輩ガイドさんの背中を見ながら覚えていって、騎馬像前の写真撮影を手伝ったり、些細な会話から進めていってということになるかとは思います。

 

初対面のお客様と会話しながらガイドをするということは、初めはなかなかの緊張感が体の自由を奪い、思考回路も思うように回らないこともしばしばかと思います。

 

でも、大事なことは、饒舌なトークでもなければ、有り余るような知識量でもありません。

最も大事なことは「ハート」、「情熱」、英語で言えば「Passion」です。

 

熱量があれば、必ず相手に伝わりますし、熱量があれば面倒だと思うことでも、なんとなく辛抱できるものです。

 

ガイドを続けることで、享受できるメリットとは、会社と家の往復&週末のダラダラ休日を過ごしている人には絶対に得られない、お金に変えられない貴重な宝物だとアタシは思っています。

 

ぜひとも、自分なりの感性を大事にして、自分なりの人間味を出して、お客様の気持に寄り添うことのできるガイドを目指していって頂きたいと心から願っております。

 

もし、困ったことがあったら、そうですねぇ~スコッチの美味しいBARで相談に乗りましょうかね。(^^)