どうも、すこっちです。(^o^)
いやアタシの勤める会社でね、今までは自社でサーバーを用意して社内ネットワーク=WANを構築してやっていたのですが、親会社のネットワークに相乗りすることになりまして、そうするとメールアドレスのドメインも変わるんで、なにかと面倒で大変になる。
今そのネットワークを切り替える作業っていうのを担当セクションで進めているのですけど、次から次へと上がってくる稟議であったり、請求書だったりの金額がこれまたなかなかいい感じの金額(高いってことね)だったりするのです。(-_-;)
まあ、DXの世の中ですし、なんでもかんでもクラウドに切り替えろっていう風潮でもある。
ただこうしたデジタル絡みの投資って、業者の言い値みたいなところがあってけっこうな「金食い虫」なのです。相場というか値段の決め方に対して門外漢のこっちとしては、デジタル玄人に対していちゃもんの付けようがない。((+_+))
「これは、どうしてもこれぐらい掛かっちゃうんですよ」なんて言われて、「いや、ここはこうすれば削れるだろう」なんてツッコミを軽々しく入れて、もしそこんとこを値引かれてネットワークに支障を来したとしたら、それこそ責任を問われかねない。
なので、大抵の人たちは、「ああ、それで見積もりあげてください」と言って、上がってきた見積もりをそのままスルーで稟議に回してしまう。承認者も決裁者もカタカナと数字が並ぶ見積書の内容なんて、ほとんど理解不能で決裁ボタンを押してしまうという有り様。
でね、たまにアタシは冗談半分に言うんです。「こんな請求ばっかり来たら、うちの会社もそのうちデジタル倒産するかもよ~。」なんてね。
でもこれって、本当に冗談ワードで笑っていられるんだろうか?と思ってしまう。
例えば最近では、天下の日本通運が基幹システムの開発失敗でもって、業者に対して124億円の賠償請求をしたんだとかって言うし、、、。↓
他にも「デジタル金食い虫」にまつわる話は、あちらこちらで耳にする。
そういう業界の人達にしてみれば、千載一遇のチャンス到来!バリバリ確変だぜ!って思っているのかもしれませんが、必ずしも金を生み出すものではないこの「デジタル投資」って明らかに諸刃の剣。つーかヘタをしたら、自分が傷を負う可能性のほうが高いのかもしれない。
「失敗と書いて成長と読む」というのは、有名な野村克也さんの言葉ではありますが、失敗で会社の命を取られてしまっては、元も子もない。
本当であれば、トップが会社の状況を俯瞰で見てね、アナログなところはアナログのまんまにして身の丈にあったデジタル改革を進めていかないと、社内がしっちゃかめっちゃかになり、誰も責任を取らないまま、最後に残ったのはデジタル機器の残骸だけ、みたいなことになる。
最後に、すこっち心の狂歌で締めたいと思います。
上澄みは 誰もが うらやむ DX
濁りし底は 灰汁(あく)で いっぱい