シンプルな味とクオリティこそ、ラーメンの真髄なのでは? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^^)

 

昨日のブログに書いた通り、楽天対オリックス戦を観戦しに行ったのはいいのですが、点差が2点ということもあり、楽天もそこそこチャンスは作っていたので、「点が入るのでは?」とか「ひょっとしてサヨナラあるかも?」みたいな期待感からお酒が進み、気が付けば試合終了まで観戦し、1杯800円のビールを2杯と角ハイボールを1杯飲んでいた。

 

その日は別になんということもなく寝ましたが、「飲酒の副作用で眠りが浅くなる」という定説の通り、暑さもあってか、今日になったら極度の疲れが取れない睡眠不足&二日酔いで、気分がモヤッとしたままの午前中だった、すこっちでした。(-_-;)

 

昼頃に小腹がすいたので、朝食を兼ねた昼食を摂るべく、塩釜市内の老舗(明治時代創業)のお蕎麦屋さんである「日之出庵」に久々に足を運んでみました。

 

でね、ここってお蕎麦屋さんなんですが、そばとうどんはもちろんのこと丼物も美味しいのですが、何と言っても「お蕎麦屋さん」なのに、ラーメンが結構イケるんです。

 

という理由で、二日酔いの胃には優しいシンプルなラーメンを注文しました。

 

このラーメンが昔ながらの懐かしく、シンプルで、この1杯がひじょうに昭和世代の琴線に触れるノスタルジックな味なんです。ネギもいっぱい入っていて、スープの塩加減もちょうどいい(何だったら全部飲みたくなる)しかもメンマにはしっかり味がしみている。麺の太さも喉越しもちょうどいい感じ。

 

実はこのシンプルなラーメン。アタシの記憶ではついコロナ禍前までは500円を切る値段だったと記憶していたのですが、今ではこの味も680円の値がついていた。世の中の物価高の煽りを受けて、あれよあれよという間に200円近くも値上がりしたんかいなぁ、残念。

 

でね、しばらくぶりにこの日乃出庵さんのラーメンを食してアタシは思ったんです。

 

今じゃあラーメンもダイバーシティ化っていうの?「多様化」してさ、やれニンニクをふんだんに使ったやつとか、こってりとか背脂とか、太麺とか細麺とか、煮干しとか魚介系とか、個性派重視になっちゃってる。しかも値段は一律に750円~1,000円が相場といったところかな。

物価高で材料費高騰の世の中ですから、お店を経営していくのに背に腹は変えられないということもあるでしょう。

 

人の好みも価値観も多様化し、ニッチな市場が活性化する世の中ですから、一杯のラーメンに求める欲求も多様化してきているってことも分からないではない。

 

でもさ、ラーメンはどこまで行っても「庶民の食べ物」だという領域を逸脱して欲しくはないんです。気軽にフラッと入ったラーメン屋で、行列に並ぶこともせず、順番待ちもすることなく

注文したら、そんなに待たされること無く出来立てのラーメンが到着して、サッと食べてさっと帰る。そのお代はと言ったら、小中学生のお小遣いでも出せる範囲の財布に優しい金額。

家族で来たって、せいぜい3,000円以内が妥当でしょう。それが今だと下手をすると5,000円超えですからねぇ。

 

昨今、庶民の味の立ち位置からメジャーリーグに昇格した感のあるラーメンに、ふとそんなことを感じた今日このごろです。

 

あー、そうそう宮城県にお越しの際は、塩釜の「日乃出庵」ぜひともブックマークしといてくださいね。おさんこ茶屋の向かい側あたりですから。(^^)