どうも、すこっちです。(^o^)
アタシが所属する仙台城ガイドボランティア会の昨今の切迫した課題といえば、「新規会員を募集しても会員が集まらない」これに尽きる。
新聞広告を出したり、いろいろな人の集まる場でPRなどをしてはいるものの、申し込みがあったという吉報は未だに流れてきた試しがない。
だが聞けば、仙台市内の他のボランティアガイドなどの団体でも同じように会員の高齢化、会員の離脱、会員が思うように集まらないという人手不足が深刻な問題なのだそうだ。
まあ確かに分からないでもない。
現役世代として会社勤めをしている身では、せっかくの週末の休日をあえてボランティア活動に身を捧げるような「奇特な人」(本来は言葉や行動などが優れていること、褒められるような素晴らしい行いをしている人などを意味する言葉なのだそうですが、平成14年度に文化庁が行った「国語に関する世論調査」では、奇特の意味を「優れている」といった正しい意味ではなく「奇妙で珍しいこと」だと答える人が25.2%いたそうです。)はそうそう現れるとは思えない。
(アタシはどっちの意味の奇特な人なんだろう、、、。)
そうなると、会員になってくれそうな可能性のある境遇の方といえば、定年退職をして年金生活をされている方か、週にいくらかでも働いている方ぐらいしかターゲットにならない。
以前であれば、定年後の余暇を目的意識を持って有意義に過ごす生活のモチベーション維持のためという志を持って、申し込もうという人は確かにいた。
がしかし、ここに2020年から始まったコロナ禍が水を差す。そうなのです、コロナ禍で集まりや外出、人とのコミュニケーションの機会が分断されて、そうしたいわゆるガイドボランティアのなり手に一番近かった会員予備軍のモチベーション相場が一気に急落したのである。
人様のため、社会のためは二の次で、自分の保身が第一という思考に変わり、およそ3年もの月日が流れた。そりゃあ、いくらあちらこちらでPRをしても、のれんに腕押し、糠に釘、笛吹けど踊らずなのは納得のいく話である。
これを昨今の世の中の雇用情勢と照らし合わせてみると、ほぼほぼ同じような状況が見て取れる。最低賃金は上がり続け、実際のところ求人は溢れかえっている。最近ではスマホで簡単に求人サイトにアクセスできる環境が増えて、探しやすい、申し込みやすい状況になっているはずである。
なのに、俗に3K職場と呼ばれる建設業、運送業、土木業、介護や飲食業、接客業などはいくら募集を掛けても人が集まらない、応募がない状況なのだそうだ。
今まで当たり前のことが当たり前に流れていた、平穏な時代の人々の思考回路にコロナ禍がまるで特別なチップでも埋め込んだように、人々の心は移ろい、アクセルよりもブレーキ優先思考に置き換わってしまったような気がしている。
話は突然変わりますが、アタシが楽天チェックインの公園スタンプをゲット(ポイ活)のために近所の公園周りをしているのですが、最近は雨が多くて公園の雑草が伸び放題なのです。
これ、こんな感じで
こうした町内の小さな公園の管理って一体どこの誰に委託されているんでしょうね。毎年梅雨があって、その頃には雑草が生い茂るのは分かっているはずなのに、誰もなにも対処しようとしないまま放ったらかしの状況。
これを見たときに、アタシはふと思ったんです。
結局ね、新人会員の募集を掛けても応募がないのも、求人を掛けても人が集まらないのも、この草ぼうぼうの公園と一緒じゃないかなって。
確かにコロナ禍で人々の思考は変わっただろうし、モチベーションも下がったのかもしれない。
でも、まずはモチベーションという名の庭に生えた草むしりをしなければ、なんにも始まらないのではないかと。やみくもに募集広告を乱発する。だけどそれは、雑草の生えた庭に種を巻いたり、苗を植えたりするのと一緒でね、雑草に栄養分を吸収されて、育つはずがない。
人々のモチベーションの庭に「やる木🌳」を育てるには、今までの当たり前の思考にプラスアルファの肥料や活力液を与えないことには、意味がない。
雑草を採り、肥料や活力液を与える。それが何なのかは状況によって違いますが、それを関係者が頭を捻って考え出すしかないのでは?もちろんすぐに結果が出るもんでもないので、焦らず、騒がず、一歩ずつ歩を進めるということを基本理念としてね。
アタシ的には人々の心の庭に生えた雑草が自然に枯れ果てるには、最低でも5年から10年は掛かるんではないかなぁと思うんですけどね。