どうも、すこっちです。(^。^)
昇格人事や異動人事の時期である。
出世への鼻息が荒く、念願叶って望み通りのポジションに付けてニンマリの人がいる一方で、「えっ、なんで?」と面を喰らった昇格内示に戸惑う人もいる。
まあ、同じところにいる人はまだいい。
困ってしまうのが入社した頃の部門に舞い戻る人事である。気がつけば、旅立ってウン十年。人も仕組みもシステムも考え方もみーんな変わっているところに帰ってきても、浦島太郎状態である。
それを素直に飲み込めるか?消化不良を起こすかは、フラットな関係でコミュニケーションが取れるいい感じで付き合える仲間がいるかどうかで違ってくる。
今回、アタシの部門に入社した時に経理に配属されたヤツがそれこそウン十年ぶりに戻って来る事になった。
彼とは個人的に飲みに行ったりもした仲で、フラットな関係だと思っている。不安になっているだろうと思い、彼にショートメールをしたら、案の定ちょっとここには書けないような大胆な意思表現のメールが返ってきた。
やっぱりなと。感情をストレートに吐露するタイプである。彼もいい大人だし、いまさら上司に噛みつくような牙もアドレナリンも失っただろうと内心思ってはいるものの、時限爆弾を抱え込むような心持ちでもある。
ここはひとつ骨を折って、彼の考えを探ってみようかと思い、続けてショートメールに「サラッと飲み行きますか?」と送ったら、「了解です、都合のいい日をメールします。」と返ってきた。
その時アタシはふと頭に浮かんだことがある。
若い頃に一緒に馬鹿な飲み方をしたり、馬鹿な遊びをしたりした人との絆というのは意外と深いものである。
しばらく音信不通だったりしても、一瞬であの頃の関係に戻れたりする。
一方で、会社では杓子定規な付き合い方ばかりで、馬鹿っぽさは微塵も見せないターミネーターみたいな人は、どこか情に薄く、フラットな関係が築きにくい。
若い頃に遊んだ貯金が晩年に効いてくるのである。決して無駄な投資なんかではなく、そもそもその時は楽しかったわけなのだから。
要は世の中には「遊んでナンボ」という考え方もあるということ。「情」というのは楽しいとき、苦しい時間を一緒に過ごした間柄だけが積み上げられる貯金なのだから。
あなたの若い頃の「遊び貯金」はどれほどありますか?そろそろ利息がついて払い戻しがある頃かもよ。