そのうち「こりゃあ、明日は雨だな」が言えなくなる日がくるかも | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
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どうも、すこっちです。(^o^)

 

昨日の朝のことである。

 

大学生の次男の部屋から目覚ましのアラームの音が聞こえた。

 

長い長い春休みで昼間で寝ているお気楽者が、いったいどうしたのだろう?

 

学校が始まる時期とは言え、仮に学校が始まってもカミさんが部屋でアラーム代わりの雷を落としてようやく起きるような始末。(いったい、誰に似たんだろうか、、、。)

 

でね、カミさんが次男の部屋を開けたらなんと!すでに着替えて学校に行く準備が出来ている。

 

思わずアタシは、こうつぶやいた。

 

「こりゃあ、雨降るな、ひょっとして雪かも」

 

「明日は雨が降る」普段絶対にやらないようなことを、やった場合などに使う表現である。

 

この場合は家族同士のたわいもない会話の一コマであり、アタシがつぶやいただけで、本人には面と向かって言ってはいないので、耳に届いたかどうかも定かではない。

 

この「雨が降る」発言をしたあとに、アタシはふと思った。

 

今やなんでもパワハラ、モラハラにカウントされてしまう時代。

 

よーく考えてみると、この普段やらないようなことをやったことに対して昭和世代なら当たり前のように使っていた「明日は雨が降る」発言というものも、今の時代に照らし合わせると立派なパワハラに当たるという解釈が成立するのだろうか?

 

例えば会社で後輩が、普段はまずやるはずもないデスク周りの掃除をしていたとしましょう。

それを見た先輩社員が思わず、「えー珍しいなぁ、こりゃ明日は大雨だな」なんて無意識に発言をしたとします。

 

これに対してその後輩が、「先輩、それって失礼じゃないですか!問題発言ですよ!間違いなくハラスメントです!」なんて申し立てようものなら、確かにそういう受け取り方が出来ないわけではない。本人にすれば、ただ単に勤務時間中に身の回りの整理をしていただけのことであり、その行為を茶化したような発言をした先輩は、モラルに反していると言われれば、そういうジャッジをされてしまうのかもしれない。

 

こうした昭和世代の常識のようなディスり、茶化し、いじりが時代とともに問題視され、いずれは発言を控えざるを得ない時代もそう遠くはないかもしれないのである。

 

思い起こせば、アタシが入社したての頃はそんな発言のオンパレードだった。

デリカシーのかけらもないような、どぎつい内角をえぐるような発言は日常茶飯事。

これが飲み会ともなると、さらに拍車が掛かる。かといって誰求める者などいない無法地帯。

 

でも、それで鍛えられたって気もしてる。そんなことをいちいち気にしてたら、身が持たない。

気持ちを切り替えて、「あぁ、世の中ってこういうもんなんだな」という割り切りがまた明日を迎えられるというエネルギーにもなっていたような気がする。

 

そう考えると、今どきの人たちのメンタルの耐久性ってどうなんだろう?

 

優しい時代はいいことではあるけれど、罵詈雑言によって鍛えられるメンタルもあったように思うのは、アタシだけでしょうか?

 

今じゃあ、「彼氏いるの?」、「彼女いるの?」も立派なセクハラだと聞く。

 

はてさて、令和の「♪明日はどぉっちだぁ~♪」(ー_ー;)