自分の会社を揶揄するということも程度問題なのでは? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^^)

 

会社でときたまこんな光景を目にすることがある。

 

例えば、自分宛てに他の会社の方が訪ねて来たとする。その方とはある程度付き合いが長くて、何でも言い合える間柄だったとする。そうしたときに、会話の中で自分の会社を貶(おとし)めるような発言をする場合がある。そりゃね、自分の会社の自慢話ばかりするなんて人はそうそういないので、多少遠慮がちに謙遜というかへりくだる意味で自分の会社を揶揄(やゆ)するような表現を会話の中に散りばめるということは誰しもあるでしょう。

 

ただね、まあその人の人柄というか人間性にもよるかとは思いますが、中には普段溜まっていたうっぷんを晴らすかのように親しい間柄とはいえ、他社の人間に自分の会社の至らない点を次から次へと並べ立てたりする不届きな者がいたりする。

 

あれってどうなんだろうなぁ?と思うことがあるんです。だって、仮にもさ自分を雇ってもらって、お給料を頂いている会社じゃん。不満はあれど、身内の恥をわざわざ第三者に暴露しなきゃならない必然性はどこにもないはず。

 

「貧すれば鈍する」という言葉がある。これは貧しくなると心まで鈍感になるって意味だけど、

お金が無い貧乏だけが貧乏じゃあない。考え方がマンネリ化して、発想や相手の気持ちや空気感、自分の口から発した言葉の後先なんかも全く考えようとしない心の貧しさから来るのも立派な鈍感である。

 

アタシも今まで多くの会社の方とお付き合いをして来ましたが、得てしてそれなりにしっかりした会社の方というのは、総じて自社の悪口を言わない。少しぐらいは言ったとしても、せいぜい刺身のツマ程度のボリュームに抑えているような感じがするのです。

 

あれはおそらく次のいずれかではないかとアタシは思っている。

 

①本人が社会人として熟成しており、自重するところは自重する心構えが備わっている

②常日頃から、上司だったり、会社の育成方針として、自虐ネタは抑えるように教育されている

③そもそも自分の会社に自身と誇りがあり、制度的にも充足していて不満がない

 

①はご自身の成長度次第ということになりますが、②は社内教育というか周知が徹底されているということでいい会社なんでしょう。③は文句のつけようがありませんよね。必ずしも会社の規模が大きいから社員に不満がない、会社の規模が小さいから不満があると断定できる分けでもない。経営者が社員の気持ちに寄り添う運営が出来ていれば、社員は不安も不満も感じることなく目の前の仕事に邁進できるということなんでしょうから。

 

働き方改革、モラハラ、パワハラなど心のケアが叫ばれる昨今ですから、なおさらそういうことには神経を配る必要があるのかもしれません。

 

「人を呪わば穴二つ」、「因果応報」という言葉もあります。その発言がブーメランのように自分に返ってくることだって考えられます。

 

くれぐれも言動には注意したいものです。