どうも、すこっちです。(^^)
みなさんはご覧になっていましたか?夏の高校野球。
なんと、東北6県のうちの3校がベスト8に残っている!
鍵っ子だったアタシにとって、夏休みの過ごし方のルーティーンでもあった高校野球観戦。東北勢がここまで来たかというだけで、感無量なのであります。
アタシの住む宮城県の仙台育英に至っては、今回の天王山と思われた大阪桐蔭を破って大阪代表を射止めた履正社との「大阪夏の陣」をがっぷり四つの展開から、しびれるようなスクイズで劇勝した試合はあっぱれと言うしかない。
そして、東北のもう一方の雄、花巻東は対奈良の智弁学園との試合を猛打で勝ち切って準々決勝に駒を進めた。
「ここまで来ると、たぶんあるだろうな」と思っていたら、やっぱりな。準々決勝の対戦カードは仙台育英対花巻東と来たもんだ。まあ、8校しかないんで確率的にはあるんでしょうけど、東北勢同士の潰し合いは、準決勝までお預けってことにしときたかったと思う分けです。
さて、巷でもアタシの会社でも話題になっているのが、この東北勢対決が決まった準々決勝のカードに対して、「仙台育英の二連覇」を願うよりも、「花巻東、勝つかなぁ」とか、「麟太郎のバットが火を吹くのかなぁ」、「大谷も母校だから注目してんだろうなあ」といった花巻東びいきの発言がやたらめったら目白押しなのである。
まあ、世の中には「判官びいき」という言葉があるし、その出処も源義経だから岩手県とも繋がりが深い。大谷翔平と菊池雄星というメジャーリーガーの母校で話題性にも事欠かない。そして、佐々木麟太郎の存在。あまり高校野球に詳しくない人からしたら、なんとなく報道がそっちよりなので、吸い寄せられてしまうのも分からない分けではない。
しかしですよ、別に地元だからひいきをするというつもりでもなんでもありませんが、ここはすこっちの独断と偏見で河北新報の記事から2チームの実力を分析してみたいと思います。
まずは、仙台育英のこちらの記事を御覧いただきたい。
両チーム点を取り合い、3対3の同点で迎えた8回に尾形選手が決勝スクイズを決めた分けなのですが、ここにたどり着くまでの持って行き方が凄いのです。
先頭バッターの湯浅くんがライト線にヒットを放ったんだけど、ライトの緩慢な守備を見て迷うこと無く果敢に2塁を陥れている。これね、監督からチームの方針として「ワンナウト3塁」の形を作るようにということを普段から指導されているそうです。なので、あの走塁は一か八かの走塁ではなく、仙台育英の選手なら誰でもあの走塁を常に頭に描いているってことなんですわな。
そして、4番バッターの斎藤陽に躊躇なく犠打でワンナウト3塁。そして、試合をご覧になっていた方はご存知でしょうけど、かなり高めの投球を見事に転がしてスクイズ成功!
でね、ここの記事を読むとですよ、「ベンチもスタンドのメンバーも、全員がここはスクイズと考えていたと思う。打ちに行く気はなかったとコメントしている。
強打の履正社とタイマンで空中戦をやっても対抗は出来る。でも、ここ一番という大事な場面では監督も選手も積み重ねてきた確実な一手で勝負を決める意思統一。監督と選手だけが試合をしてるんじゃない「元気玉」のような強さが、仙台育英にはあるような気がする。
では、花巻東の次の記事を御覧いただきたい。
花巻東の中軸トリオで10安打。豪打爆発で華々しい勝利を勝ち取った印象を受けるが、取った得点は5点のみ。しかも、先発の葛西はもともと上手投げだったのを甲子園に来てからサイドスローで投げ始めたという即席投手だというから驚きだ。まあ、それが智弁打線のツボにはまって結果的に抑えられたから勝てたということになるんでしょうけど、智弁の投手陣にもう少し厚みがあったら、果たしてこういう展開になっていたかどうか、、、。
そして、みなさんが注目している佐々木麟太郎選手ですけど、彼の体型をご覧になった方は分かるでしょうけど、早い話がウェイトオーバーなんですよ。なんでも食べることに対しては制御が効かないんだそうで、そのために怪我も多い選手なんだとか。
方や空中戦でも接戦でも柔軟に対応が出来て、監督も選手も同じベクトルで考えて、打って、犠打って、走って、投げて、守れる選手ばっかりの仙台育英と、爆発的な打撃と肥満を制御できないスラッガーに注目が集まる花巻東。
まあ勝負はやってみないと分からないものですが、アタシ的には仙台育英の方が1枚も2枚も役者が上のような気がするのですが、みなさんの見立てというか予想はどうでしょうか?
ただ、仙台育英の目の上のたんこぶはもう一つの雄の「八戸学院光星高等学校」なのである。
仙台育英は東北大会で黒星を喫している。リベンジはなるのか?
こりゃあ、明日は朝からテレビの前から動けませんな。
第12日目 8月19日(土)
08:00 準々決勝 第1試合 沖縄尚学(沖縄)対 慶応(神奈川)
10:35 準々決勝 第2試合 土浦日大(茨城)対 八戸学院光星(青森)
13:10 準々決勝 第3試合 神村学園(鹿児島)対 おかやま山陽(岡山)
15:45 準々決勝 第4試合 仙台育英(宮城)対 花巻東(岩手)