すこっち探検隊が行く「伊達稙宗の居城、桑折西山城跡を巡る」 | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^o^)

 

夏と言えば、旬の夏野菜だったり果物が美味しい季節。

 

この時期だけのキング・オブ・フルーツと言ったら、やっぱ「桃」ですよね~。(^^)

 

宮城県のお隣り福島県では、今桃が旬なのです。特に福島県の桑折町(こおりまち)はですね、桃の産地として有名でさまざまな品種の中でも桑折町産の「あかつき」は平成6年以降連続で皇室に献上されている高品質な桃なのです。

 

うちのカミさんが桃が大好きで、どうしても旬の時期の桑折町の桃が食べたいと言うものですから、早速今日行っていまいりました。

 

とは言え、ただわざわざ高速代を掛けて桑折町まで足を運んでおきながら、直売所で桃だけを買って帰ってくるとは、なんてもったいない。(。>﹏<。)

 

アタシとしては、せっかく行く伊達家ゆかりのある土地ですんで、どうせなら伊達家関係の史跡もついでに巡りたい分けです。

 

なので、すこっち探検隊の出動です!目的地はズバリ、伊達稙宗公の居城桑折西山城跡。

 

行き当たりばったりで西山城を目指してみたのですが、ここでアクシデント発生!

今や文明の利器であるスマホやインターネットの時代ですから、地図なんて見なくともGoogle Mapさえあれば「心・配・御・無・用」と思っていたら、Google Mapが示した「桑折西山城跡」に到着したにも関わらず、城跡っぽいものもなんにも無い。

 

実はGoogle Mapが示した場所は西山城跡の裏側で、そこから西山城には行けないということが、近くの人に聞いて判明したのです。( ゚д゚)

 

なるほどなぁ、ネットも万能ではないということか、、、。(-_-;)

 

気を取り直して、今度はアナログな聞き込み情報を元に再度桑折西山城を目指します。

 

そして、ついに桑折西山城に到着。

こちらが案内板、とにかく広いのです

いかにも堅牢な山城を匂わせる登城口

 

驚くなかれ、なんとすこっち探検隊2名のほかは、周りに人の気配は一切なし。いくら稙宗公の威光のある城跡とはいえ、地元の人も登山口の行き方をよく知らないという人里離れたジャングルと言っても過言ではないのであります、この場所。

 

そして、私達探検隊の目の前に、恐怖を煽る信じ難い看板が出現した!

WARNING!クマに注意!!しかも目撃情報付きと来たもんだ。親切に英語に中国語に韓国語もカバーしているという優れもの。って、洒落になってないぞー!この城巡り。

ええぇっ!更に追い打ちを掛けるように、入り口にはイノシシの防護柵って書かれてある。

ってぇことはですよ、ここまでのことをおさらいすると、人里離れた人の気配のない携帯電話の電波も怪しい山奥で、熊か猪に遭遇して、あなたの生命が危険にさらされるかもしれないけれど、行きたかったらあくまで自己責任でどうぞ!ってことなんだよね。

 

すこっち探検隊史上、最大のデンジェラスな探検となりました。

 

これ、登り始めのとこなんですが、傾斜がキツいし、何かが出てきそうな雰囲気がハンパない

いつ、脇道から熊さんや猪くんが突進してきてもおかしくないこの緊迫感、伝わりますか?

なんとか、ヒヤヒヤものの山道を抜け、大手門跡まで到着しました。

この石段を登ると、、、。

どうやら、ここが西山城の本丸のようです

眺めは最高なのですよ(獣害に怯えなければね)

ここに本丸主殿という建物があったようです

しばし、ここで一息ついて休息を取るものの、忘れてたぁ!

ここに熊や猪が出現しないという保証はどこにもないんだったということを、、、。(-_-;)

足早に今来た道を引き返すのですが、これがまたおどろおどろしいのです

 

ひょっとして、前方の斜面から熊がのそのそと下りてきて、目と目が合ったら?ひょっとして猪が猪突猛進の名目通りうちら2人に突進してきたら?いや、前だけを見ていたら後ろから襲ってくるかも?恐怖感が途切れることのない帰り道。

 

とてもじゃないけど、アタシは童謡の「森のくまさん」のお嬢さんのように、くまさんと一緒に歌を歌ってハッピーエンドを迎えられるような勇者ではない。出来たら「リレミト+ルーラ」でも唱えて、早くこの恐怖の帰り道から脱したい、そんな心境でしたわ。

 

おぉーこれが堀切、空堀かぁ~。なんて城巡りを楽しんでる余裕もあったような、無いような。

 

かくして我々すこっち探検隊は無事に、虎口を脱して桑折西山城を後にしたのであります。

(まあ、このブログを書いてるんだから、無事なんですけどね)

 

いやあ~恐れ入ったよ、桑折西山城跡。なんだろねぇ、この暑さから来る汗とは別の性質の汗が背中を流れてくるっていうね。下手をしたら、命の危険が伴うかもしれないスリル。

 

行ったことの無いという方は「桑折西山城跡」、今回ばかりは決してお薦めはいたしません。

 

ですが、もしもなんとも言えないこのスリル&恐怖&城巡りの充実感&運動不足解消を体感してみたいという命知らずな方は、必ず次のことを守ってチャレンジして頂きたい。

 

①熊鈴OR熊撃退スプレーを携帯

②猪に襲われたとき用に傘を持参(猪は傘を開閉されると混乱して逃げていく)

③藪蚊が凄いので虫除け対策を

④一人で行ってはダメ!必ず2人以上で

⑤長居は禁物写真を撮ったらさっさと退散すべし

 

あとは、自分の入っている保険が前もって熊や猪に襲われたときにお金がおりるかどうかを確認しておくといいかもしれません。(そーゆー保険に前もって入ってから行くとか)

 

ちなみに、桑折町の桃は最高に美味しかったですよ~。\(^o^)/