日経新聞が懸念する多賀城南門のウィークポイント | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
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どうも、すこっちです。(^_^)

 

アタシの住んでいる多賀城市。

 

今この街がにわかに沸き立っている!?

 

そう、このブログでも2回ほど取り上げて書きました。

 

 

 

その時2回とも、アタシは南門の弁慶の泣き所みたいな所を指摘していたのですが、果たして多賀城市長や市のお偉いさんの耳には届いたていたのかどうか?でも、アタシが気付くぐらいのことなんて、ちょっとは分析能力のある方だったら分かるようなことだと思っていたら、

 

なんと、天下の御意見番にして、うちら一般ピープルには敷居が高くてアレルギー反応を起こしかねない、あの「日経新聞」様が多賀城の南門のことを記事として取り上げているじゃあ、あーりませんか!それが、こちらね↓

ちょっと、見づらいかもしれませんが日本経済新聞のれっきとした記事です。

 

よく見ると、復元工事の費用は9億円と書かれている。文化庁の国庫補助金を活用してとのことですが、そうはいっても市民の血税はある程度投入されていることはまぎれもない事実。

 

そしてね、その後は歯の浮くような良いことばっかし書いてある。”多賀城には地の利がある”とか、#国府多賀城駅から歩いて10分”だとか、”仙台駅から東北本線で約15分”だとか、まあその辺のアクセスに関しては、確かといえば確かなんです。

 

が、ここから先が先の副将軍、日経新聞黄門様の印籠の出番なのである。

 

さんざん持ち上げておいてからの、トップロープからのツームストンパイルドライバー。

 

ひかえぃ、ひかえぃ、控えおろう。こちらの記事をとくと御覧あれ。

 

記事にはこう書かれている。

 

「ただ、多賀城周辺は消費の場が乏しい。城跡は国の特別史跡に指定されているため、新しい建物を建てることが原則出来ない。国府多賀城駅近くには東北歴史博物館があるものの、飲食やグッズ購入などの場が不足しており、波及効果を取りこぼす懸念がある。」

 

よくぞ言ってくれました!さすがは日本経済新聞さんだ。

 

そうそうそう、も一つおまけに宗猛&宗茂。

 

そこなんだよ、アタシが言いたいのは。

 

現時点で周りには何もない。そんでもって、これから建てることにも限りがある。

つーことはですよ、わざわざ南門目当てに観光で足を運んでいただいたお客様が、街歩きをしながら、買い食いをすることも、通りに立ち並ぶお店の商品に心が惹かれて衝動買いをすることも、土産物を買い求めることも(多賀城には土産物らしいもの無いけどね)無いということ=お金を落としていかない=多賀城市は何も潤わない。となったら、一体全体なんのための南門復元だったんでしょ、10億円もの大金を投じて、、、。(-_-;)

 

市民の血税を回収する気はあるんかい!

 

まあ、金儲けが全てじゃあないけどさ、そういうところまでちゃんと先を見通したうえで、おっ建てることを決めたんじゃないんですか?ひょっとして、想像力が足りなかった?だとしたら、なんとお粗末なオチなんでしょう。

 

間違いなく言えることは、記事にもあるけど最初のうちは物珍しさも手伝って、わんさか観光客やらバスツアーやらの人たちが押し寄せて写真を撮りまくることでしょう。でも、そんなの最初だけだって。周辺整備がなんちゃってだったら、結局は3年もしたら、閑古鳥が鳴き、いつの間にか南門がカラスの巣になっているかもしれないよ。

 

なんやかんや言っても住んでいる街なのでね、応援をしたいという気持ちはあるんだけど、なんか多賀城市の考える企画って、中途半端で行き当たりばったりで、ときめくものがない。

(まあ、成功例は多賀城駅隣のTSUTAYA図書館ぐらいか、、、。)

 

多賀城の南門の 「明日は どぉっちだぁ~♪」