どうも、すこっちです。(^_^)
とうとう手にしました、そして読み終えました。
えっ、なにがって?
そりゃあ、題名にもあるように男性、特に妻帯者のみなさんだったら読んでおいて決して損はない必読の書、それがこちら↓
前々から気にはなっていたけど、図書館でもずーっと予約待ちで借りられる気がしなかった。
さすがに題名が題名だけに購入するのも気が引けるし、、、。
と思っていたら、たまたま図書館に立ち寄った際、なぜか思い出したかのように検索をしてみたら、「貸出可」の表示が!これは神が与えた奇跡!というか、この期を逃してはならない。
という分けで速攻で借りたんです。黒川伊保子さんの「妻のトリセツ」。
そしたら、まぁ~なんとも、なんとも、素晴らしい書なのであります。
いかに男どもが女心というより女性の脳の仕組みの何たるかを知らないまま、恋愛し、結婚し、夫婦生活を送っているかということが、事細かに書かれている。
読んでいるとですね、カミさんがどーして夫に小言の速射砲をぶち込み続けるのか?なんて疑問が次から次へと解決していく分けなんです。
この本が出たのが2018年ですから、今から4年前ですか。もっと早くにこのような本に出会えていれば、なんだったら独身時代に女性脳というものを解読出来ていて、対処法をマスターしていたとしたら、モテまくりのバラ色の20代だったかも?なぁんてな。(-_-;)
というわけで、すこっちの本の内容おすそ分けタイムとして今回は「妻のトリセツ」を紹介していきたいと思います。(ただし、あくまでアタシの共感したポイントだけね)
その1「女性脳は、他人の体験談を自分の知恵に変える」
よく、女性同士って見たまま、感じたままを言い合う状態で会話が始まって、そこに女性が途中参戦しても、何事もなかったかのように会話に同化して、いつの間にか一緒に盛り上がって、そしていつの間にかフェードアウトをするでもなく、一瞬にして会話が終わってるみたいな光景を目にしたことはありますか?
そうなんです、男性脳には「起承転結」、「序論・本論・結論」みたいなDNAが根底にありまして、順序立てて物事を理解し、考えていかないと気が済まない。しかも、自分の学びや過去の経験というデータベースからデータを引っ張ってきて、物事を解決しようとするんです。
ところが、女性脳の大きな特徴は、相手にわかってもらえる、共感してもらえることで、過剰なストレス信号が沈静化するという機能があるんです。なので、「うん、わかる、わかる」、「そうそう、そうだよね~」という共感がすべての機能を向上させ、ストレスを消滅させ、免疫力をアップさせ、スーパーサイヤ人へと昇華する。(男性は所詮ヤムチャ止まりってことね)
そして、共感してGETした他人の体験談や情報を片っ端から自分のデータベースに落とし込んでいくんですが、これがそう簡単には忘れない。んでもって、目の前でアクシデントや問題が生じるとその豊富なデータベースを総動員して物事を解決しようとするんですって。
これ、要は子供を産み育てていくために、組み込まれた母性の遺伝子の為せる技なんだそうですよ。オトクな情報もいつの間にかすぐに忘れちゃう男性脳とは偉い違いだねぇ~。
そう、お得が好き、甘いものが好き、イケメンが好きというのも、より優れた遺伝子と結ばれて子供を残したい、そのためには常に自分がより良い状態でありたい、糖分補給も子孫繁栄の特効薬ということなんですわな。
その2「男は外の愚痴を家庭に持ち込まないはダメダメ?」
これもね~、男性あるあるです。
まあ、志はご立派なんですが、女性脳からするとそれはNG!前述したとおり、女性脳は「共感」が最大の好物、なわけですから、あんまり深刻なネタや込み入った仕事の話は避けたほうがいいでしょうけど、当たり障りのない程度の話は逆にどんどん供給してあげたほうが、会話も増えるし、夫婦関係が上手くいく。会話に妻が参加して、そのスーパーサイヤ人脳をフル回転してもらって、とびきりの解決策にたどり着くこともあるかもしれないし。
その3「女性は支配し、結界を張る生き物」
女性脳は、半径3メートル以内を舐め尽くすように感じて、無意識のうちに支配している。その空間を自分の思い通りに制御できないと、「見落としている」感覚に陥り、不安と不快感が募り、ストレスが溜まるんだそうです。
だからなんだね、台所に普段置いてあるものが数ミリ定位置からズレていただけで、「動かしたでしょ?」と詰問されたり、ちょっと汚れているだけでスカウターの戦闘能力がみるみるアップする。とにかく、自分の動線をさえぎられることに多大なストレスを感じるというわけ。
なので、嫁姑バトルなんてのは、こうしたお互いの結界をバチバチ言わせるから生じる。
もちろん、男どもにはそんな結界の「け」の字も見えない。
その4「男性脳を弁護!だって、男はそう出来てるんだもの」
そもそも男性脳と女性脳では見えているものが違う。
女性脳は、右脳と左脳をつなぐ神経繊維の束である脳梁(のうりょう)が男性と比べて約20%太いので、生まれつき右脳と左脳の連携がいい。一方の男性脳はその連携が緩慢。分かりやすく言いますと、ハイスペックのパソコンとお求めやすい価格のパソコンの違いなんですね。
なので男性脳に、女性脳が求めるレベルの家事を要求すると、女性脳の約3倍のストレスが掛かるんだそうです。男性脳は、女性脳に比べて行動文脈が短い。要は単細胞なのね。だから、没頭すると2つや3つのことを同時進行でマルチに出来ない。(女性脳はこれが出来ちゃう)
それが災いして、「○○しっ放し病」という病に犯されている。
そのくせ、ちょっとやったことをアピールして褒めてもらいたいと思う、アシカショーのアシカかよ!というぐらい可愛い生き物だったりする。
そうなんです、女性陣の皆さん、可愛い生き物だと思って、大目に見てくださいませ。
その5「心は肯定、事実は肯定でも否定でもどっちでもいいのが女性脳」
女性が一番傷つくこと。それは、自分の「心」、「気持ち」、「思い」が共感されないこと、否定されること、無視されること。なので、仕事で疲れて帰ってきた時の妻の会話に生返事は強烈な着火剤になる可能性があるので、要注意なのですってよ。
「女性脳との会話の黄金ルール」は、「そうそう、そうだよね。」か「君の気持ちは分かるよ」
という共感が大事。女性脳は別に結論は求めていないんです。なのに、やたらと男性脳は結論を出したがるし、導き出したがる。そこがすれ違いの原因なのかもしれませんな。
その6「サプライズは逆効果!女性はカウントダウンで楽しみ、余韻で楽しめる生き物」
これも、よく見かける「亭主あるある」。
オッホン、男性としましては妻にサプライズを仕掛けるのが最高の演出だと思いこんでいる。
アタシも「やったはやった、懐かしいなぁ~」(熱中時代のオープニング曲かよ)
でも、実際の女性脳というのは事前に「何月何日に国際ホテルのレストランのディナーを予約したんで、よろしくね」と言ってもらったほうが、「何を着ていこうかな?靴はどれにしようかな?」と言った具合にカウントダウンの間もワクワク・ドキドキし、イベントに満足したとしたら、その後の余韻をまた楽しめるという、三段論法でエンジョイ出来るんだそうです。
なんの準備もしてないのに、突然言われて、突然連れて行かれて、突然参加させられる。
これは女性にとっては多大なストレス発生源だったという、男性陣の気付かぬ反省ポイント。
その7「いい夫とは、時に妻の雷に打たれてくれる夫なのである」
もうね、この本を読んでいると、目ウロコで素晴らしいアドバイスの宝石箱みたいなんですけど、最後の「おわりに」にいちばん大事なことが書かれてあった。
つまり、女性というのは自分の意志とは関係なく、女性脳に刷り込まれた母性のDNAが作用して
子供を生み育てるために、自分が最高の環境でいられるようにするために、常にセンサーを張り巡らし、脳をフル回転して生きている。なので、ストレスが男性の8倍も溜まる。そのまんまだと病気になってしまうので、たまに放電をしないと体を正常に維持出来ない。
そんなとき、安心して放電をさせてくれる夫という存在は実は大変ありがたい存在なのです。
これが、完璧な夫だったらイラッとしない分、安心して放電は出来ない。
放電をする=雷を落とすと同意義語だとすると、雷は一番高い木に落ちる。
そう、高い木ということは、妻の脳の中で一番高い場所に存在するのはあなた=亭主だということ。世界で一番腹が立つ存在であり(だから文句を言う)、一番期待している存在であり(だから注意する)、一番愛している存在なのである。
「つまり、理不尽な愛もまた、愛なのである」ということのようです。
以上、駆け足でかいつまんでの「おすそ分けタイム」でしたが、ご堪能頂けたでしょうか?
読んでいない男性陣は、明日にでも図書館へレッツゴーして頂きたい。(隠れて、読んでよ!)
お互いが分かりあえれば、「あ~今はそういうゾーンに入っているんだな」と思えれば、不機嫌にならずに済むでしょ!
今回のブログを御覧頂いた妻帯者のみなさんが、今後夫婦円満で過ごされることを祈念しましてすこっちの締めの言葉とさせていただきたいと思います。m(_ _)m