"角を矯めて牛を殺す"という言葉をご存知ですか? | 仙台城 謎の覆面ガイド「すこっち」のブログ

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平日はフツーの会社員、しかし週末は伊達政宗の居城「仙台城」にてボランティアガイドを務める謎の男、「すこっち」。
ウィスキー好きで名付けたハンドルネームで、ジャンルを問わず、縦横無尽にブログで語り尽くします。

あなたも「すこっち」に酔いしれてみませんか?

どうも、すこっちです。(^_^)

 

アタシは昔からことわざだったり、故事成語だったり、名言などが好きな方なんです。

本を読んでいて、響きのいいそれっぽい言葉に巡り合うと、意味を調べずにはいられない。

 

先日も図書館から借りてきたアタシの敬愛する内館牧子先生の「横審の魔女」と呼ばれてという本を読んでおりましたら(これ、面白いですよー)飛び出してきたのが、この言葉。

 

「角を矯(た)めて牛を殺す」

分かりますか?意味もさることながら、この矯(た)めてという言葉が正直読めなかったし、意味も当然分からなかったです。

 

意味はですね、牛の曲がった角を直そうと手を加えているうちに牛を殺してしまうことから転じて、少々の欠点を直そうとして、かえって全体をダメにしてしまう例えなんだそうです。

 

内館先生は横綱審議委員を10年務めていたのですが、その時の"問題児”!?だった横綱朝青龍のことを評するときに、この言葉を持ち出したという分けなのです。

 

なるほど、そう言えば無断で帰国したり、弟弟子に暴力を振るったり、モンゴルで中田英寿とサッカーに興じたり、ガッツポーズをやったりと問題行動が目立った朝青龍。でも、成績は至って優秀だったんですよね。一人横綱の地位をずっと守ってきたのはあっぱれです。

 

だから、悩んだんでしょうね。内館さんを始めとした横審委員の皆さんは。

 

こいつの角(やんちゃなところ)を直そうとして、逆に相撲に影響を及ぼしたんでは、困る。

かと言って、横綱としてはあまりな立ち居振る舞い。

 

みなさんの会社や周りにも同じようなことがないですか?

 

いいところがあるんだけど、ちょっと荒が目につく後輩社員。

 

我が道を行く息子OR娘。果たして角の曲がりを直すべきか、そのままにすべきか、、、。

 

悩みは尽きないものですな、(-_-;)