どうも、すこっちです。(^。^)
終わったよ、普段の日本では冬の入口のなんの変哲もない寒い師走の始まりだけど、日本国中が熱く感動したワールドカップサッカー日本代表の冬が終わった。😩
まあ大変残念な結果で1-1の延長戦の末のPK戦で敗退となったワケですが、選手の皆さんには心からお疲れ様とありがとうと言いたいですし、アタシもだけど睡眠時間を削って生観戦していた皆さんには、今日はグッスリと寝てくださいね。
さて、この決勝トーナメント1回戦を日本は突破出来なかった分けですが、ズバリすこっちの独特の視点で今回の戦いを語ってみたいと思います。
その1「クロアチアにボールを持たされ過ぎだったかもね」
リーグ戦で勝利したドイツ戦とスペイン戦。いずれにも共通しているのが、相手の方が格上だと捉え、前半はガチガチに守って、後半勝負!みたいな戦略で勝利を引き寄せましたが、それと比較するとですね、クロアチアは最初っからある意味オールフリーってな感じだった。「日本さん、攻めたかったらどうぞ攻めてください。」みたいな懐の深さを出し惜しみすることなく、出し尽くして来た。だから、日本も好きなようにボールを回して、好きなように攻めていた感があった。「ひょっとして、これイケんじゃね」と正直、選手は感じていたかもしんない」だけど、その余裕が危ない。結局点に結びついたのは前半終了間際の前田大然の1点だけに終わってしまった。
果たしてこれが、クロアチアが作戦として日本を「ご自由にどうぞ!」にさせていたのか?それとも、自分たちのサッカースタイルとしてこういう形しかとれなかったのか?は分かりませんが、見事に日本チームがクロアチアののらりくらり戦法にハメられてしまったと見ているのはあアタシだけでしょうか?
勝機があったとすれば、「好きにしていいよ」の前半に2点~3点取っておけば展開は全然違っていたはず。確かに精度を高めて、ペナルティエリアの付近で確率の高い選手にパスを出すのは悪いことではなんだろうけど、もう少しシュートを打ってリバウンドに反応する展開に持っていったほうがチャンスはあったんじゃないだろうか?
その2「PK戦が雑!っていうか、運に任せ過ぎじゃないの?」
確かにね、90分も戦ったあとに30分の延長線ですよ。合計120分。選手も変わっているし、続けて出場している選手はへばっている。でもそれは、相手のクロアチアも同じこと。
そこで問題となってくるのがサッカー日本代表のことPKに対する姿勢なのである。
アタシはね、サッカー経験者でも無ければ、サッカーのうんちくを語れる立場の人間でも有りません。でもね、あの延長線が終わったあと、PK戦に望む姿勢がね、なんか今ひとつ気に食わなかった。「全員で是が非でも勝ち星を勝ち取るんだ!」という意気込みというか執念みたいなものが全然伝わって来なかった。「もう、延長線も戦って十分にやりきった」みたいな安堵感や満足感のほうが強かったような気がした。
そうして始まったPK戦。結果は御存知の通り、1-3のボロ負け。
あのさー、どんだけ公式試合でPK戦に弱いのよ?つーか、PK戦に向けた対策ってしてんの?
何度も言うけど、アタシはサッカーの専門家でもなんでも無いけどさ、おそらく他の国は間違いなくPK戦に勝つための研究や作戦はゴリゴリやっているんだと思いますよ。
それに引き換え、なんですか?延長戦まで戦ったんだから、もう十分。PK戦なんて運次第だと思っていませんか?(解説の本田圭佑もそんな事を言っていたような)
ふざけんじゃないよ!正直、勝利への執念が準備がクロアチアよりも足りなかった、ただそれだけのことだとアタシは思うよ。
じゃあさ、例えばPK職人こと現在はジュビロ磐田に所属している遠藤保仁選手にPKの心構えとか、コツとかレクチャーを受けたりしましたか?ちなみに遠藤選手は御年42歳ではあるけれど、リーグ戦でのPKの成功確率は9割以上で、J1での通算PK得点30得点は現時点で最高記録なのですよ。「コロコロPK」は彼の代名詞にもなっている。↓
例えば日本代表のキーパーとフィールドプレーヤーの選手がガチでPKについてディスカッションをして、キーパーがどういうことを考えて蹴る寸前に動いているとか、選手のどんな動きに注目してるとか、キーパーはどういうコースに蹴られるのが一番嫌なのか?とかそういう議論をとことんまでする時間を設けたのですか?
間違いなくPKは「運試し」などではない。だって、試合中の1点は素晴らしいシュートだろうが、PKだろうが同じ1点なんですよ、その1点を取れる大事なアクションを疎かにするなんて、おかしいではないですか?
周到な準備をすれば、PKの得意な選手にきちんとご指導を受ければ、間違いなくPKは上達するはずだし、決められる確率も確実に上がるはず。
それをしないんでは、90分+延長戦で決めきれなかった時は神に祈るしかないということ。
その辺をもっと考えてほしいなぁ。
その3「キャプテン翼がいなかった」
すみません、世代なんで「キャプテン翼」を知らない人はググってみてください。
う~ん、ウチら世代はどうしてもサッカーというと、「キャプテン翼」のサッカーをイメージしてしまう。なので、必ずしも現代サッカーに当てはまっているとは言えないのかもしれないけれど、あえて言う。
やっぱね、試合が膠着受胎に陥ったとき、ピンチになったとき、PK戦になったとき、頼りになる精神的支柱は「エース」である。たしかに吉田麻也は立派なキャプテンだよ。でもさ、エースではない。困ったとき、逆境に陥ったとき、窮地を救ってくれて、イレブンの気持ちを奮い立たせてくれるのは誰がなんと言おうと、「エース」なのである。
そういう意味でいうと、今回はタレント揃いではあったけど、みんなを鼓舞して、相手に決定的なダメージを与えるキャプテン翼のような存在がいなかったとアタシは言いたい。だけど、誰もが認めるエースはそう簡単に作れるもんじゃない。そう、94年アメリカ大会のロベルト・バッジョのような存在。それが、残念だった。
以上、さんざん好き勝手なことを書いてしまいましたが、まあアタシもそれだけ今回のワールドカップ日本代表の試合観戦に夢中になっていたということですんで、ご勘弁頂きたい。
次のワールドカップはちゃんとPKの対策も練ったうえで、戦いに望んでくださいね。(^^)
最後はやっぱり、これで締めってことで。