くくどうも、すこっちです。(^o^)
香川旅から1日が経過しました。未だに体のあちらこちらに疲れは残ったまんまで、寄る年波には勝てないところを感じる今日このごろです。(朝起きるのも辛かったぁ~)
さて、ここで大事なテーマがあります。
私すこっちが、今回の香川旅を通して、何を感じ、どう自分の中に感じたものを落とし込んだのか?それって、すごく大事だとは思いませんか?人間振り返りと咀嚼反芻が大事です。
なので、今日はすこっちなりの香川県と宮城県を比較した私感を気ままに述べたいと思います。
その1 「名物をどの程度までPRするのか?」
別にね、アタシはどっちの県がどうとかそういうことを言うつもりはありませんが、感じたままを書きますね。
正直、香川県は宮城県に比べれば田舎かもしんない。うどん県と銘打っていて、車を走らせたらどこにでも、いくらでもうどん屋はある。じゃあ、宮城県でどこにでも牛タン屋や、ずんだ餅屋があるのかと言えば、決してそんなことはない。せいぜいあっても松島ぐらいまででしょう。
ここで二通りの見方が出来る。
なるほど、県を挙げてのうどんPR。どこに行っても美味しいうどんが食べれて、食べ比べをしてみたくなる興味がそそられる。一方で牛タンと言えば仙台だよね!やっぱずんだ餅だよね!とはいうものの、しょせんは仙台圏止まりである。商魂たくましい仙台人があれよあれよと金になる牛タン店を増やしていったに過ぎない。
果たしてどっちが正解なのか?ピンポイントに「全集中」でうどんをターゲットに絞った香川県が成功例なのか?それとも、多種多様なニーズに応えるべくして、柔軟にストライクゾーンを広げた宮城県に軍配が上がるのか?
考え方は人それぞれなのかもしれませんが、アタシは思った。
なるほど、香川県のように1点集中であっても、言い続ければ、それが道となる。
宮城県のように振り幅を広げても、それはそれでニーズの多様化にマッチすることもある。
う~ん、片方に軍配は上げづらいですな。(-_-;)
その2 「便利な県と不便な県どっちがベター?」
アタシの住んでいる多賀城市の某地区はすんごい便利である。
車で10分県内にコンビニは10店舗ぐらいあるし、イオンもBIGもある。ガソリンスタンドは競争が激しくて、たぶん県内最安値のガソリン価格である。温泉保養施設も3店舗あり、ドラッグストアも乱立している。
一方の香川県は決してそんなに恵まれてはいなかったように思われるし、ガソリンも高かった。
しかし、ものは考えようなのである。
以前、仕事の出張で福岡県に行ったことがあります。凄いコンパクトな街で空港も地下鉄もバス交通も揃っていて、飲み屋街も賑わっていて申し分のない街でした。
でもさ、なんでも揃ってはいるけれど、なんとなく特徴は埋没している。言うたら、日本の他の県にもありそう。そう言えば、仙台という街もなんでもそろっている便利な街だけど、意外と他県のフル装備の街とあんまし変わらないといえば、言えないこともない。
ここでも2つの見方がある。
便利な街に住んでいるからこそ、不便な街に行ったときに新鮮さを感じるし、不便なところに違った魅力を感じる。
不便なところに住んでいるからこそ、なんでも揃っている便利な街に憧れを感じる。
これぞまさに童話にある「都会のネズミと田舎のネズミ」シンドロームなんだわね。
どっちがいいとか、これまた軍配は上げられないです。
その3 「文化的な趣味・趣向は無いところだからこそ、引き出される」
世の中ね、目に見えるものだけが決して一人勝ちでは無い。
昔ここにこういうものがあったとか、昔こんな人がいて、こんな偉大な功績を残したんだとか、今となっては目に見えないけれど、人間特有の想像力だからこそ無いものが見えたりする。
そう考えると、そこにお城があるとか無いとか、そういう次元の低い問題で片付けてもらいたくはない。現実に丸亀城は現存十二天守として形はあるが、仙台城本丸には何もない。
じゃあ、丸亀城を造った人、建てた人、歴代藩主を答えなさいという問いにどれだけの人が答えれるだろうか?
では、仙台城を造った人という問いにはほとんどの人が「伊達政宗」様と答えられるだろうし、歴代藩主は明治維新までずっと伊達家の人だった。
便利なこと、形があることが正義ではない。不便なこと、形が無いことが逆境な分けでもない。
つーことで今回は引き分けかな。
まあ、アタシ的には自分の感性を鍛えるいいトレーニングにはなりました。
旅行に無駄なことはないんだね。
ここで一句。
「楽しいと 感じたことは またつながる つながる未来 明日への活力」
今日はここまで。